田舎者には眩しすぎたドルチェ&ガッバーナの世界、後半でございます。
今回も、例によって、私の感想は控えめに、写真メインでお送りします。(作品の美しさに依存する作戦😅)
こちらの展示室は、モザイクがテーマ。
かつての東ローマ帝国時代の大聖堂のモザイク画を彷彿とさせます。
そして、目玉の展示は、「伝統のシチリア」と題した、こちらの空間。
とにかく部屋全体が色の洪水!
創業者の1人、ドメニコ・ドルチェがシチリア出身ということで、ブランドのアイデンティティを体現したようなクリエーションでした。
こちらは打って変わって、純白のバロックの世界。
まるで、建物をそのまま身に纏っているよう!
この男性の服も奇抜ながら美しいデザイン。
バレエの衣装にも使えそうとか考えてしまうオタク😅
黒地にゴールドが組み合わさって、荘厳さが漂います。
こちらは、ヴィスコンティの名作「山猫」の世界観へのオマージュ。
展示室には、映画のワンシーンが映し出されていました。
生地の色合い、そしてたっぷりと引きずる裾が美しいです。
今回の展覧会のメインビジュアルでも使用されているドレス。
職人技により、アイデアが形になるアトリエを再現したブース。
こちらは、舞台芸術ファンにはたまらない、オペラの世界へのオマージュ。
ヘッドドレスがまさかのスカラ座⁉︎
フランス革命オタクの私、頭に軍艦を乗せているくらいなら、マリー・アントワネットで耐性ができていますが、頭上に劇場はびっくり!😅
ヴェルディの名作「椿姫」へのオマージュ。
こちらは、プッチーニの「蝶々夫人」。
まさかの劇場のポスターまでもが服に!
同じくプッチーニの「トスカ」。
黒地に赤やピンクが映えて華やか!
一歩間違えたら、ド派手なお色直しのドレスみたいになりそうですが、飾りのつけ方が絶妙。
こちらは、クリスタル・グラスへのオマージュで、シャンデリアが輝く空間に、それらからインスピレーションを受けたであろう服たちが。
本当にどの角度から見ても美しいデザインばかりで、まさに芸術品。
細部までこだわり抜かれた、デザイナーと職人たちの誇りが伝わってくる展示でした。
来場者を含めた会場全体の雰囲気もとにかくゴージャスで、まるで「プラダを着た悪魔」で、ランウェイに就職したてのアンディみたいに、オドオドしていた田舎者でした😂