2020年夏から別居を始めたけれど、

なぜか、直後からお金を借りに来られたり探し物を手伝いに行ったり…。

高次脳機能障害ゆえの自己制御不能ぶり、

暴言・暴力に愛想をつかして出て行ってもらったはずなのに

気が付けば、

やはり高次脳機能障害で自己管理能力がないための

トラブルの尻ぬぐいをさせられているのだった💦

 

 

そんな中でも私は離婚に向けて動き出した。

別居に先立つ私たちの家出中、先に弁護士をつけたのは夫の方だった。

当初は離婚に応じないためのサポートを受けていた。

法律や交渉戦術に関する難しい話など理解できない夫は、

弁護士に会う時には毎回、友人に同席してもらっていた。

 

この友人というのががまた何とも…

倒れる前の夫から聞かされていたバックグラウンドもふまえて推測するに、

自分の前妻との離婚で身ぐるみ剝がされた恨みつらみを

夫による代理戦争で晴らさんとばかりに、

「女ってのはそういうしたたかな生き物だ。

お前が馬鹿を見ないよう俺がサポートする」的なスタンスで、

異様に張り切って夫の頭越しに

弁護士に助言やら意見やらしていたわけです、とほほ。

弁護士も夫じゃ話にならんと思ったのか、

その友人に対して戦略を提案しているような構図で。

 

私がなぜ、夫側のそういう構図まで知っていたかと言うと・・・。

夫、弁護士、友人のやり取りは、

私が家出から戻り別居するまでの間、

夫のスマホをモニタリングする中でほぼ全容を把握していた。

家出中に不審な挙動とお金の引き出しがあったため

スマホをチェックしたら、デリヘルとの一件が発覚。

 

 

それ以来、夫の常軌を逸した行動が

私達に被害をもたらすレベルにエスカレートしないよう

そして、離婚に有利となる証拠を集めるため、

別居中も含めて

夫のすきを狙っては(何しろザルだし)スマホをモニタリングし、

スクショを撮った。

 

一方、私は別居が決まる少し前に

若い女性弁護士の共同事務所の門をたたいた。

障害が原因であっても、暴力が繰り返されて反省もしない以上

離婚はできるとのこと。

弁護士費用は思ったよりずっと高くてショックだったけど、

家と預貯金の財産分与をしっかりやって

その後は息子とつましく暮らしていこうと思った。

 

別居後も夫が家に来るたびに私との衝突は繰り返され、

そのうち夫がキレて

弁護士に「方針転換でこちらから離婚を請求する。

こんな女とはさっさと別れて新しい人生を始める」と言い出した。

デリヘルのお姉ちゃんと盛り上がってたんだね、多分。

 

それを私の弁護士に伝えると

「それは良かった。

相手方から離婚条件を提示させ、

交渉する方針でいきましょう」と提案された。

 

それから、夫の弁護士から私の弁護士に、

次々といろんな要求が出てきた。

夫のクレジットカードの家族会員カードを返せ、

生活費として私が管理していた夫の口座のキャッシュカードを返せ、

私と息子の名義の口座の通帳を開示せよ・・・。

夫にそんな発想があるとは到底思えず、

「代理戦争している友人」の影がちらついてむかついたけど、

全て速攻で対応した。

 

でも、私が管理していた

マンションの権利書と夫の実印を返せという要求は、

弁護士にも相談したうえで拒んだ。

夫の認知状態だと勝手に家を売ってしまうなど、

常軌を逸した行動に出かねないから、と理由を伝えた。

 

今のマンションを買う時には

私も4分の1の資金を出しているのだけど、

当時はまさかこんなことになるとは思っていないから

証拠を残していないし、

その後の20年近く、資金のことを話題にしたこともなく

もはや夫は絶対に覚えていないはず。

マンションは夫の単独名義になっている…といったことが

私の最大の不安材料だった。

 

私と息子に理不尽に捨てられると受け止めていた夫は

マンションは自分のものだし、預貯金も法律上の義務以上の額は

絶対に渡さない、養育費だって払うもんかと言い放っていた。

あ~あ、と頭を悩ませる私。

 

夫側からの矢継ぎ早の請求事項がやんだところで、

私の弁護士から

「こちらの財産は全て開示したので、

そちらの求める離婚条件を出してください」と求めた。

でも、その後、こちらから何度それを繰り返しても

「検討中」と返ってくるばかりで全く進展はなかった。

 

つづく。

 

夫が出て行った後、占拠されていた部屋を掃除をして

自分の部屋にした。

(ベッド手前に積んであるのは後で引き取りに来てもらった夫の洗濯物💦)

 

 

夫が使ってた頃の同じ部屋(笑)