無題ドキュメント

無題ドキュメント

驚くべき説明を思いついたが、これを記すには余白が狭すぎる。

Amebaでブログを始めよう!

両神山八丁尾根に続く岩稜帯トレーニングで、今回は奥秩父・乾徳山へ。核心部は扇平の先に5箇所(うち2箇所は連続)ある鎖場で、特に山頂直下の鳳岩の長い鎖場。ほぼ20mある垂直壁を鎖を使って登っていきます。


当日は九州付近の高気圧に緩やかに覆われ、朝から快晴とあって人出も多く、鳳岩やカミナリ岩の鎖場では渋滞も発生するほど賑わっていました。道満尾根も月見岩から乾徳山にかけても開けている場所はいずれも南に開けており、南アルプスから富士山、その前衛の御坂山地にかけてが一望できました。


鎖場の難易度(個人の主観)では、小鹿野の四阿屋山のつつじ新道と同じくらいかなというところ。両神山八丁尾根ほど連続するわけでも長いわけでもないので手ごろな感じでした。ただ、通行者が多い分岩がツルツルしており、フットホールドを探すのが難儀な場所もありました。


復路では、バスを途中下車して「はやぶさ温泉」に訪問。こちらも噂に聞くなかなか良い温泉でした。


それではいつもの山行概要から。


  山行概要

 山行日程

2022年5月28日土曜日


 天気

快晴 後 晴


アメダス 山梨県勝沼地域気象観測所

朝から快晴でしたが、道満尾根コースも1,300m以上の稜線に出るとそれなりに風が強いイメージがありました。山の上がほどほどに心地良い気温だっただけあって、14時過ぎに下山した時のバス停は非常に暑かったです。


 アクセス

往路:JR中央東線塩山駅/塩山駅南口バス停→山梨交通バス→乾徳山登山口バス停


復路:乾徳山登山口バス停→山梨交通バス→放光寺入口バス停→徒歩→はやぶさ温泉→徒歩→隼上バス停→山梨市営バス→JR中央東線山梨市駅


※今回は復路の乾徳山登山口バス停からも問題なく乗車できましたが、ゴールデンウィークの時は西沢渓谷からの乗客が多過ぎて積み残しが発生したそうです。


 今回のコース

乾徳山登山口BS→徳和峠→道満尾根コース(道満山)→月見岩→扇平→乾徳山→扇平→月見岩(昼食休憩)→国師ヶ原(乾徳山高原ヒュッテ)→オソバ沢コース(錦晶水、駒止)→乾徳山登山口BS


乾徳山登山口バス停を起終点とする周回コース。山と高原地図のモデルコースの逆回りです。

 参考コースタイム

ヤマレコ8:12、山と高原地図6:35

実測4:58(休憩0:44と渋滞0:16による停滞込み)

コースタイム比 ヤマレコ0.606、山と高原地図0.754


 GPS記録

ヤマレコ

岩稜帯トレーニング・乾徳山[山行記録] - ヤマレコ


YAMAP

岩稜帯トレーニング・乾徳山  #YAMAP



  山行記録

 乾徳山登山口へ


高尾からJR中央東線で塩山駅へ


塩山駅南口のバスターミナルは移転しています。

乾徳山へは、1番乗り場から西沢渓谷行きのバスに乗ります。




最初はこのくらいの行列でしたが、





バス出発前には角を曲がってさらに先まで


バスが来ましたが、この後ろにさらに2台の3台体制で運行です


定刻より4分遅れて乾徳山登山口バス停到着


 ​道満尾根コースで扇平へ


バス停の正面にこの看板。


山梨交通バスの乾徳山登山口バス停より少し上に、山梨市営バスの乾徳山登山口バス停があります


橋を渡ってすぐの二股。左に行くとオソバ沢コース、右に行くと道満尾根コース


徳和峠に向けて、徳和集落の中を登っていきます


県指定有形文化財旧坂本家住宅の前を右折



さらに斜面を登っていくと


獣害防止用ゲート


ゲートの先へ進むと道満尾根コースの取付


最初は奥多摩のような道が続きます


振り返るとこんな感じ。


まずは道満山を目指します


道標も所々ありますが、目印はピンクテープ


基本はよく踏まれた道ですが、ガレが目立つ区間や落ち葉でふかふかになっている区間なども


道満山まではひたすら登りが続きます


空が今までより明るく見えてくると


道満山到着。四等三角点・道満


尾根筋でなくトラバースで進みます。なかなか高度が上がらない


車道が見えてきましたが、


車道には出ずに右手の斜面に登っていきます


新緑の美しい尾根筋


トラバースにもガレが目立ちます


車道出合。ここからは尾根を登りながら何度か車道と交差します


ピンクテープを目印に取付を確認


国師ヶ原へ向かうルートと月見岩へ直行するルートの分岐


月見岩へ直接向かうルートが道満尾根コース


先ほどの分岐から少し登って振り返ると、甲府盆地越しの富士山がバッチリ


そして、南アルプスの山々もバッチリです


トウゴクミツバツツジ?の鮮やかな色が元気をくれます


新緑とトウゴクミツバツツジと


露岩を乗り越えると


ガレの道の先に広がる草原


こちらが月見岩


国師ヶ原からのルートと合流


乾徳山山頂を目指しますが、昼休憩はここに戻ってからにしたくなる絶景


道標に従って


手洗石



 乾徳山核心部へ


なだらかだった登山道が岩稜帯の急登に変わるポイントが扇平です


岩に記された矢印を見落とさないように


この先に


鎖場その1登場


鎖場その2。こちらはぬかるんでいるのが厄介。

ここを詰めると目の前に桃太郎岩のような真ん中がパックリ割れた巨岩が現れます。そこを右手に進み、別の巨岩を巻くように進むと梯子が現れるので、それを降ります


鎖場その3はカミナリ岩。その4がこの上に控えており、その4は2本ルートがあります。フットホールドが豊富なのは登りで右手(下りで左手)のもの。ここで1度目の渋滞で3分ほど停滞


こちらはロープ


胎内


こちらにもロープ


詰めていった先で大渋滞



山頂直下の岸壁、鳳岩です


せっかくなので、南アルプス方面の眺望を


順に登り詰めていきます


登り切ってこの道標


乾徳山登頂です。山梨百名山19座目&日本二百名山6座目


反対側にも小さな山名票


鳳岩側からの甲府盆地と富士山も絶景です


 ​月見岩でランチタイム

山頂は狭く岩稜帯で落ち着かないので、そそくさと下山開始


下りは鳳岩ではなく、迂回路の梯子や鎖を利用します。


途中見えた雨乞岩。


サクサク下山して、月見岩へ戻ります。


月見岩の上にあるちょうど良い岩で休憩


カップラーメンを持ってくるのが久しぶりすぎて、この蓋の膨らみがむしろ新鮮


富士見チキンラーメン


裏には二等三角点・乾徳山もありますが、道がはっきりしていなさそうなので行くのは止め、コーヒーを飲んでのんびりしました


 下山はオソバ沢コース


昼食後は国師ヶ原方面へ下山


広いハイキングコースで、核心部とのギャップがすごい


空に映える新緑


国師ヶ原十字路


一旦寄り道します


乾徳山高原ヒュッテ。避難小屋で、冬期を除いてトイレ利用も可能です


トイレ休憩後、改めて国師ヶ原十字路へ


極楽平という別名もある国師ヶ原。ここからは錦晶水や駒止を経由するオソバ沢コースで下山します


ここからも楽な道


錦晶水。ここの水場は使いやすいですね


少しガレも目立つ山道へ。ジグザグに斜面を下っていきます


駒止


下に林道のようなものが見えます


林道は通行止め


正面には山の親切。ここはピンクテープに従って右奥の方へ進みます。(うっかりしてると林道の方へ入ってしまいそう)


三富村の看板


下山道標識


ちょっと広いところに出たと思ったら


高度を下げるほど、道のガレ具合が荒れてくる


熊注意の看板が見えたらすぐそこが


乾徳山登山口(オソバ沢コース)


ここガ登山口


ここからは林道?のはずですが、舗装されていません。


ちょっと気になる休み処ですが、今回はパス


ゴールまで1km弱


ところどころに古い看板も


6時間はどちらまで…(;´'-'`)


舗装路に変わりました


乾徳神社(乾徳山前宮神社)へ立ち寄ります


無事下山できたお礼です


乾徳山大権現


一級河川徳和川(富士川水系)を跨ぐとすぐ


ゴールの乾徳山登山口バス停(山梨交通バス)です


近くの自販機で購入した復刻堂のクリームソーダで下山の儀

 下山後ははやぶさ温泉へ


続々とバス停に集まってきます。西沢渓谷から乗ってきている方で座る席が無くなっていないか不安がよぎりましたが、土曜日の早い時間ということでその心配もありませんでした。


途中の放光寺入口で下車


R140雁坂みちを左手に富士山を見ながら


笛吹川を渡って向かったのは


はやぶさ温泉です


旅館を思わせる店構え


2時間なら¥700-で、食事利用であれば大広間での休憩も可能です


泉質はアルカリ性単純温泉で、入り心地の良い滑らかな源泉かけ流しの温泉で、42℃のお湯が毎分500L湧き出しているそうです。


こちらが大広間。

食事やドリンクのメニューはこちら


富士山ビールで乾杯!


はやぶさ温泉のすぐ裏手に、山梨市営バスの隼上バス停があるので、こちらを利用して帰ります


バス停からは富士山も


乾徳山もバッチリ


山梨市営バスは山梨市駅に出ます


改札横のKIOSKは無人のセルフレジ方式


東には大菩薩連嶺


南には御坂山地


特急かいじで帰ります。今回もお疲れ山でした!

山を始めたばかりの頃、それも高尾山しか登っていなかった頃にYAMAPとヤマレコの両方を使い始めたのですが、当時はYAMAPのすれ違い通信機能で記録が残った方で活動日記をしっかり残されている方を様々フォローしていました。どこかでまたお会いするかもしれないのと、同じ日に同じ山にいた方がどんな山を登っているのか登っていくのかに興味があったからです。

そんな頃から相互だったもこもぐさんとついに念願のコラボハイキングが実現しました。場所は小仏城山、メインは山歩きではなく山メシを本気で楽しむという山遊び山行。1年前に檜洞丸に一緒に行ったメンバーも含めての5人でのグループ登山です。

山頂滞在時間が3時間オーバーというかつて見ない山遊びスタイルで、存分に山メシを楽しむまさにパーティ登山。山行中の写真よりも山メシの写真の方が多いという珍しい記録になっています。何を作ってきたのかは本編にて。

では、いつもの山行概要から。

  山行概要

 山行日程

2022年5月22日(日曜日)


 天気

曇 後 晴


アメダス 東京都八王子地域気象観測所

もとの予報よりも晴れ間が広がった1日でしたが、風も弱く晴れ渡った分暑かったです。小仏城山名物のかき氷の売れ行きも好調でした。日陰や沢沿いはさすがの涼しさで、この季節はそういうコースを選ぶに限りますね。


 アクセス

往路:京王高尾線&JR中央線 高尾駅

復路:京王高尾線 高尾山口駅

※登山口まではバス利用も可能ですが、今回は腹ごなし?も兼ねて歩きました。


 今回のコース

高尾駅北口→摺指(摺指のおとうふ)→林道日影沢線起点→日影沢キャンプ場→小仏城山北東尾根取付→日影乗鞍→小仏城山→一丁平→6叉路→5号路→富士道→薬王院→霞台園地→琵琶滝→清滝駅→京王高尾山温泉極楽湯


往路はバリエーションの小仏城山北東尾根、復路は奥高尾縦走路から薬王院&琵琶滝経由で高尾山口駅横の極楽湯へ。


 ​参考コースタイム

コースタイム ヤマレコ5:56

※今回は「山歩き」でなく「山遊び」の山行のため、寄り道&休憩多めの行程です。小仏城山での休憩時間、実に3:20!


 GPS記録

ヤマレコ

LET'S PARTY HIKE!(小仏城山北東尾根)[山行記録] - ヤマレコ


YAMAP

LET'S PARTY HIKE!(小仏城山北東尾根) #YAMAP



  ​山行記録

 腹ごなしのアプローチ

山メシで有名なもこもぐさん、YAMAPでは長らく相互なのですが、お目にかかるのはこの日が初めて。期待に胸を膨らませて降り立ったのは


毎度お馴染み、高尾駅。北口で他のメンバー含めて5人全員集合です


さぁ、本日のメインは山の上。アプローチがんばっていきまっしょい。くらいむオン\(o▽n)/


駒木野付近のバス通り。思ったよりも晴れ間が広がっています


まだ現役の電話ボックス!


蛇滝口の圏央道。高尾山トンネルの坑口がここから眺められることに今更気付きました。


こうしてバスに乗ってもいい行程を歩いてたどり着いたのは、


裏高尾名物、するさしの豆腐


おぼろ豆腐も美味しいですし、おからドーナツも絶品なのですが、ここは訳あって木綿豆腐だけを購入。


振り返ると、八王子の小堀納豆も取り扱っていました。


買い物を済ませたら、山行を再開です。


日影バス停の少し先で左に折れると


林道日影沢線の起点。日影沢沿いに登っていくと


この虎ロープの向こうが小仏城山北東尾根の取り付きなのですが、


ちょっとトイレ休憩のためにキャンプ場まで。

いつのまにか営業再開していたようで、いつかここでキャンプもしてみたい


さて、キャンプ場からまた下って先ほどの渡渉箇所へ


小仏城山北東尾根経験者で詳しいもこもぐさんを先頭に渡渉開始


高尾名物、取り付きがめっちゃ悪路


振り返って撮影した登山道の様子。新緑よりも緑が濃くなってきた


最初は急登をグッと登ります


御料?三角点


ちょっと平坦になる




なんか分岐がありますが、


日影沢キャンプ場へ下りられるルートですね


446m圏峰の少し先、送電線「八王子大月線高尾分岐」の10号鉄塔からの風景。正面に高尾山


600m付近からはなだらかな尾根道


この辺が日影乗鞍


日影乗鞍からいったん下りて、


登り返した先に東京農工大学記念林標識


左手に林道が見えてきてしばらく並走すると、合流します


その合流点


合流点から都心方面の眺望


舗装路を登ると、小仏城山の電波塔(NTTの無線塔)


新しくなった天狗像が迎えてくれました。小仏城山到着です!


 レッツパーリタイム!

今回の山遊びの目的は「山の上でみんなで美味いもんを食べる!」ということで、春美茶屋側のテーブルを確保して持ち寄ったギアと材料を出していきます。


情報量が!!!多い!!!!!


春美茶屋でビールを買ってきて


カンパーイ!!!


動いた後のビール最高ですね!!!そんなに運動してないけど


メインの調理の前におつまみを、ということで


餃子で一杯


途中で買ったばかりのするさしのおとうふ(木綿豆腐)は


こうして


こうなりました!


もこもぐさんお手製のお味噌汁。優しい味でとても美味しかったです。


メインはこちらの焼鳥


ガスストーブ3機体制でモモ、ねぎま、鶏皮の3種類を同時に焼きます


香ばしい匂いが漂います(めっちゃ視線を集めた気もする)


このまま食べても美味しいのですが、隣にあるこのお味噌をつけます。これは



先月初めて食べてからどハマりしている東松山名物の味噌だれ焼鳥の味噌。ひびきの秘伝みそだれです。


やきとりひびき みそだれ



メインが過ぎてもまだ終わりません。

今度はホットサンド祭りヾ(*´∀`*)ノキャッキャ


自分が持ってきたのはつぶあんチューブとバターで、あんバターホットサンド


使ったのは井村屋のこちら。間違いなく美味しい

つぶあんトッピング(井村屋)



もうちょいきれいに切れんかったんか(;´'-'`)


さて、隣では鯖が焼かれ始め


その隣ではそばが焼かれ始めました


ご注文は焼きそばですか?焼き鯖ですか?


鯖は焼いた後にレタスと玉ねぎと一緒になって


こうして


サバサンド・ホット


焼きそば(富士宮焼きそば)のホットサンドも完成。魚粉が効いていてこれも良き


デザート部門には

チョコバナナホットサンドと


フレンチトースト


そして豆から挽いて淹れる珈琲がエントリー


〆にコーヒー、最高ですね


とても満腹でした(ここまで所用約3時間)


 ​小仏城山茶屋事情


さて、小仏城山には茶屋が2つあります。


お世話になったのは春美茶屋。ビールは500ml缶(キリン、アサヒ、サッポロ)で¥550-、おつまみの豆菓子もついてきました。


小仏城山といえばかき氷。シロップ色々。他の方のを見ていると、シロップは自分でかける形のようです。


春美茶屋が東京都側なのに対し、城山茶屋は神奈川県側。こちらでもかき氷あり。有名な城山盛りはこちらで取り扱い


値段を見ると、春美茶屋の大サイズと同じですね


城山茶屋の近くに京王の高尾・陣馬スタンプハイクのスタンプがあります。


小仏城山の山名標のあたりは水たまり。雨上がりできれいに反射していました。


 のんびり下山


山頂滞在3時間の長丁場を存分に楽しんだので、のんびり下山です




一丁平を経由して、各ルートのピークは全部巻いて


高尾山の6叉路へ


ここからは5号路→3号路→富士道で薬王院へ


稲荷山コースから高尾山への階段。めちゃくちゃきれいになりました


薬王院もそこそこの人出で賑わっています



三密の道をスルーして


男坂を下り


霞台園地から琵琶滝経由で


6号路起点へ


清滝駅


最後は京王高尾山温泉極楽湯で〆です


今回もお疲れ山でした!



その2は、前掛山から黒斑山経由で下山、そして下山後のお楽しみまで


 ​補給と立ち寄りと


避難シェルターまで戻ってきました。



この時の気温が7.5℃。加えて後からウィンドプロファイラで確認すると、高度2.5km近くでは10m/s以上の西よりの風が吹いていたわけですから寒いはずです。


風の弱い場所を選んで、休憩して補給します


朝、東京駅で買ってきたおにぎり弁当。あとは行動食で補給。


少し休んだ後、下山開始。遠くから見ると焦茶色の浅間山ですが、近くで見ると土は赤い。


サクサク下りて賽の河原分岐。Jバンド経由の第二外輪山縦走は別の機会に。


途中ガサッと音がしたと思ったら


シカでした


湯ノ平口まで戻ってきたので、一旦火山館に立ち寄ります。


湯ノ平口から少し下ったところにあります


火山情報やトイレ(有料で¥200-)もあります


全景。一階部分が避難シェルター


水場もあるので、いざとなれば補給も可能


湯ノ平口からは250mですので、立ち寄りも気軽にできます。火山館コースはここからもっと麓側、チェリーパークラインにある浅間登山口バス停から始まります。


 登り返して黒斑山


湯ノ平口に戻り、いよいよ草すべり登り返しです


これ、登り返すのか…


圧巻の斜面


ジグザグ登っていくと目の前に現れる壁。岩登りまがいのことを求められる場所


振り返ると浅間山の絶景。もうガトーショコラ(残雪を被った浅間山)の季節は過ぎました


草すべりで一番ヒヤッとする場所。正面の岩が張り出しており、足下の道がかなり細くなっています。


分岐まで到達。ここから黒斑山へさらに登ります。


人工物が見えてきました


長野県の黒斑山観測所


火山活動の監視設備です。そしてその少し先に


黒斑山!浅間山の絶景とともに。浅間山、雪を被ってないとクグロフショコラに見えてきました


Jバンド経由の第二外輪山縦走でもここに到達できます


トーミの頭から黒斑山までは痩せ尾根が続きますが、その分道は明瞭


トーミの頭を巻いて


正面に見える槍ヶ鞘方面へ


下りは迷いましたが中コースへ進みます。


 中コースは樹林帯の中でした


中コースは樹林帯だけあって残雪たくさん。足下に注意して下山します。アイゼンはなくても大丈夫でした


途中、足を取られる泥濘もありましたが、ここまで下りてくると一安心


道標


左手には切れ落ちた谷のあるトラバース


階段ですが、サイドの斜面を歩いた方が安定します


道標がないとピンクテープに連れていかれそうになる分岐


左手に行くのが正解です


駐車場が右手に見えてくると、もうゴールは間近


カラマツをもっと観賞しておけば良かったなぁ


帰ってきました、車坂峠!


高峰高原ホテルBS


高峰高原ホテルでゴールです!


 天空のパノラマ温泉で打ち上げ


下山したらお楽しみの温泉へ。高峰高原ホテルのこまくさの湯に立ち寄ります。


天空の絶景宿 高峰高原ホテル



ビジターセンターやアサマ2000パークを含めた営業時間の一覧。


こまくさの湯の成分表。源泉となっている布引1号泉を使っているところは麓にも1箇所あります。日帰り入浴は¥1,000-で、ハンドタオル付き。¥200-でバスタオルレンタルもあります。

内湯だけですが、佐久平越しの絶景を眺められるので、夜は夜景が綺麗でしょうし、日によっては朝風呂で雲海に浮かぶ八ヶ岳連峰も楽しめそう


こちらがフロントの目の前のラウンジ


ラウンジメニューはこちらと


こちらに


こちらまで。生ビールはこの日販売休止中だったので、


軽井沢高原ビールと信州おやきみそぽーくまんで打ち上げ。登山バッジもフロントで販売(1個¥500-)しています。浅間山と黒斑山、高峯山の取扱いですが、黒斑山は人気で売り切れでした。



佐久平越しに八ヶ岳連峰を眺めながら乾杯!

今回もおつかれ山でした


  blogリンク

前のお話【2/3】

最初に戻る【1/3】




  ​山行記録

その1は出発から前掛山登頂まで


 ​北陸(長野方面)新幹線で佐久平へ


行先が行先なので、できれば「あさま」に乗って行きたかったのですが、行程に余裕を持たせようとするとこうなりまして、黒部旅行でもお世話になった「はくたか551号」に乗車


東京早朝発の新幹線旅は大船軒の駅弁から始まるのがルールです


モーニングコーヒーでホッとひと息。佐久平まで1時間14分の新幹線旅です。


駅弁を食べたのち、軽井沢到着直前まではすっかり寝てしまいました。車内放送で目が覚め、下車準備しつつ車窓を見ると、これから向かう浅間山と黒斑山がバッチリ。この距離から見てあのアップダウンなかなか厳しい


佐久平駅


蓼科口にバスターミナルがあります


高峰高原線は3番乗り場


高速バスも同じ乗場から出ています。路線バスの高峰高原線はこちら佐久平駅が始発で1日2便


高峰高原線は高速バスと同じ仕様。前からしか乗り降りできません。料金先払制で佐久平駅から高峰高原ホテル(車坂峠)までは¥1,400-。途中経由する小諸駅からだと¥1,070-です


USB充電が備え付けなのが嬉しい。


この日は「車坂峠ヒルクライム」の開催日で、コースにあたるチェリーパークラインが通行規制。路線バス通行時間帯のみ先導車に続いて、路線バスと一緒に一般車両が通行できるということになっていました。



チェリーパークライン入口の様子。賑わっています。


道中、峠から下りてくるロードバイク集団と何度もすれ違いました。かなり参加者も多いようですね


そして車窓からは佐久平越しの八ヶ岳連峰。


約1時間かけて高峰高原ホテルBSに到着です。



バス停からすぐ目と鼻の先に高峰高原ビジターセンターがあり、お手洗いや売店もあるので立ち寄ります


入口には浅間山の成り立ちを紹介するパネル


入って右手にカフェと売店


カフェは8時から16時、売店は8時から16時半まで。ビジターセンターは17時閉館です。復路バスは16時20分発なので、ギリギリまでは訪ねられます


火山とあって無料レンタルのヘルメットがあります。他のギアも有料レンタル可


入口から左手はパンフレット類のある展示スペース。登山マップも置いてあります。


お手洗いは入口入って右手の階段を降りてすぐです


 車坂峠から表尾根でトーミの頭へ


それでは車坂峠から0939時くらいむオン\(o▽n)/


標高はすでに1,973m


黒斑コース登山口


浅間連峰は上信越高原国立公園の中にあります


写真左手奥の車止めが取り付き


ここで二手に分かれますが、眺めが良いと評判の表コースでトーミの頭へ向かいます


高原風景ですが、どこか奥秩父の将監峠付近を思わせる景観


○クロフコース


八ヶ岳連峰が見えます


車坂山と称されるピーク付近


一旦下されます


こういう道標的なものが度々登場します


車坂峠方面を振り返る。高峯山など


ちょっとゴーロが目立つところへ


このあたりからは遠景に北アルプスの山々


左手に黒斑山を眺めつつ、低木の間を進みます


樹林帯の日陰にはまだ残雪あり


とはいえ、表コースではほとんど溶けており、多少ぬかるみがある程度です


登り切ったところに避難シェルター


ピンクテープが目印


ここが槍ヶ鞘かと思ったら、


もう少し先にありました。正面にどどんと浅間山


崩落地形の迫力がすごい


中コースと合流して、左奥の登り返しへ


佐久平


佐久平の向こうに奥秩父山塊と八ヶ岳連峰。


登り返しを詰め切るとトーミの頭。岩場の広めのピークで景色も良く、黒斑山だけが目的地ならここでのんびりしたくなります


 ​草すべりを下る


トーミの頭から少し降ると道標が見えます。ここを右手に行くと湯ノ平口経由で前掛山、まっすぐ行くと黒斑山です


いや、地図見て分かってはいましたが、さすが「草すべり」という名前だけあって高度感が半端ない


正面だけ見れば、浅間山の眺望独り占めなのですが


足下…


人影が見えるので、あそこまでジグザグ下ります。すれ違いが折り返しポイントくらいしかない狭い道で、両側は切り立っているので細心の注意で進みます


落ち着いてきた頃に足下に見つけた花


この大きな噴石?までくると、もうあとはなだらかです。


第一外輪山の内側にある草原を行く


道標


ここの分かりやすい丁字路が湯ノ平口


火山館コースとはここで合流します


 ​いざ日本百名山・浅間山(前掛山)


レベル1で噴火したというと、御嶽山ですね。こころしていきましょう


ここから先は火口の半径2km以内で、噴火警戒レベルが2に上がると立ち入り禁止となります


序盤は樹林帯で新緑の木漏れ日を浴びながら進みます


前掛山登山口


賽の河原分岐です。黒斑山から第一外輪山をぐるっと回るコースとここで合流します


本来の浅間山は登山禁止


賽の河原


賽の河原を登りつつ、左手を見ると圧巻の第一外輪山


単調な登りが続きます


正面に見えるのは横手山や岩菅山など


ぺんぺん草すら生えないところまで来ました


立ち入り禁止看板。噴火前はここが浅間山と前掛山の分岐だったのかな?


立ち入り禁止看板のところから右手に折れます。前掛山までの稜線がはっきり


手前にあるこのドームが避難シェルター。万が一の時はここに逃げ込まないといけません。


休憩は後回しにしてまずは前掛山へ


火口に向かって切れ落ちている狭い稜線の道を行きます。よそ見してるとこけて滑落しそう。


1152時、前掛山登頂!本来の日本百名山・浅間山ではないですが、各所で百名山カウンター回しているのはこちらなのでまぁよしとしましょう。日本百名山・23座目です。


前掛山のパノラマ


山座同定その1


山座同定その2


山座同定その3


山座同定その4


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次のお話【3/3】

前のお話


南関東の大気が不安定で、雨が降るかもしれない予報の中、比較的安定している日帰り可能なエリアを探したところ上信越方面が良さそうということに。上信越方面はどれもまだ歩いていないのですが、アルプスからも奥秩父からも八ヶ岳からも見えて気になっていた、5月8日に山開きをしたばかりの浅間山へ行ってきました。


ゴールデンウィークくらいまではガトーショコラと称される、頂上付近に残雪をまとった姿を見ることができたのですが、今ではもうすっかり雪も溶け、焦茶色の山体がどーんと座っています。見ようによってはクグロフショコラを思わせる感じで、これはこれで見応えがある山という感想でした。


公共交通機関でアクセスすると、佐久平駅若しくは小諸駅から高峰高原若しくは浅間登山口のいずれかから登ることになります。アプローチが長い浅間登山口か、登り返しを繰り返す高峰高原かは人によって好みが変わるところですが、下山後の温泉やバス停までのアクセスが便利な高峰高原を選びました。

浅間登山口(火山館コース)はマイカー&レンタカー勢の場合、日帰り入浴の出来る天狗山荘までアクセスできるのが有利なところでしょうか。いずれ歩いてみたいところです。


山行ルート上の登山道の状況ですが、やはり樹林帯など日陰にはまだ残雪があり、融雪による泥濘も目立ちます。黒斑山登山道の中コースは残雪も目立ちますが、あとは表コースに少しある程度で、草すべりや前掛山登山道には全く雪が残っていません。

草すべりは同じ名前の北岳の草すべりよりも急斜面かつすれ違いの厳しい細い踏み跡を一気に登ったり下ったりするので、足下にはよく注意して滑落しないように慎重に進む必要があります。高度感のある場所が苦手な人にはちょっとつらい区間かもしれません。

前掛山登山道は単調なガレ場を淡々と登っていくだけですが、視界を遮るものがほとんどないため、目に入る絶景が単調な道を飽きさせずに登らせてくれます。


今回は足を伸ばせませんでしたが、高峰温泉ランプの宿は日本秘湯を守る会の会員宿であり、いずれ訪ねて天空の温泉をゆっくり楽しみたいですね。


それではいつもの山行概要から。


  山行概要

 山行日程

2022年5月15日(日曜日)


 ​天気

晴 時々 曇


アメダス 長野県軽井沢特別地域気象観測所



標高がほぼ1,000mの地点で、浅間山の南東麓(方角としてはSSE?)に位置しています。山行中の軽井沢アメダスでの風速は気象庁風力階級の2〜3に相当しますが、第二外輪山の避難シェルターから前掛山にかけての稜線(標高約2,400〜2,500m)ではもっと風が強かったように思います。

そこで今回はウィンドプロファイラの記録にも注目することにします。


気象庁|ウィンドプロファイラ


気象庁ウィンドプロファイラ解説


ウィンドプロファイラは、全国に33箇所ある気象観測機器で、「ウィンド(風)のプロファイル(横顔・輪郭・側面図)を描くもの」という意味の英語の合成語です。ウィンドプロファイラは、地上から上空に向けて電波を発射し、大気中の風の乱れなどによって散乱され戻ってくる電波を受信・処理することで、上空の風向・風速を測定します。いわゆるドップラー効果の原理を利用します。


日本の山は最高峰で4,000mに至らず、3,000m以上の稜線も限られるため、ある程度近傍の地点のウィンドプロファイラを見れば、その山の稜線での風向風速を推定できます。大きな風の流れなので、間に障害物がなければ何百km離れていても大きな傾向は変わりません。(一方で地上付近は地形や建物の影響を大きく受けます)

そこで、浅間山の東西の観測地点として福井と熊谷に注目します。



福井、熊谷ともに上空2.3〜2.4km付近では西よりの風が卓越し、風速も10m/s以上とやや強い風になっています。(福井に比べ熊谷で風速が弱いのは、上空の風が中部山岳地帯を越えるときに山の斜面との地表面摩擦で風が弱まったためかなと推測)

実際、前掛山山頂では風が強く、気温も7℃程度しかなかったため、写真を撮ったらそそくさと避難シェルターまで下りていきましたので、体感の裏付けになります。


 アクセス

往路・復路とも、北陸新幹線佐久平駅→JRバス関東・高峰高原線→高峰高原ホテル

※乗換案内だと、軽井沢でしなの鉄道乗換からの小諸駅でバス乗換という案内がされることもありますが、高峰高原線は佐久平が始発で小諸駅を経由するので、佐久平駅乗換が便利です。


 ​今回のコース

高峰高原ビジターセンター→車坂峠→表コース(車坂山、槍ヶ鞘)→トーミの頭→草すべり→湯ノ平口→避難シェルター(第二外輪山)→前掛山→避難シェルター(第二外輪山)→湯ノ平口→火山館→湯ノ平口→草すべり→黒斑山→トーミの頭→中コース→車坂峠→高峰高原ホテル


公共交通機関利用の場合の黒斑山登山定番ルートに浅間山(前掛山)登山をくっつけたコースです。トーミの頭から1回下されてまた登り返しという、メンタル的にちょっとハードなコースなので、登り返しが苦手な方は林道歩きが長い火山館コースをご検討ください。(そっちもそっちでメンタル的につらいですが)


 参考コースタイム

ヤマレコ 8:26、山と高原地図 8:30

実測 5:03(休憩除きで4:28)

ct比:ヤマレコ0.599(0.530)、山と高原地図0.594(0.525)


 GPS記録

ご注文はクグロフショコラですか?(浅間山(前掛山)・黒斑山)[山行記録] - ヤマレコ


ご注文はクグロフショコラですか?(浅間山(前掛山)・黒斑山) #YAMAP



  blogリンク

【2/3】車坂峠〜前掛山

【3/3】前掛山〜黒斑山〜車坂峠