こんばんは。
おもち。です![]()
「もしがく」5話が放送されましたね〜
いよいよ公開初日を迎えたWS劇場。絵に書いたようなトラブル続きで、久部さんには申し訳ないけどめちゃくちゃ面白かったです。
ゲネプロの奇跡はどこへ?
先週の第4話で描かれたゲネプロは、クベシアターの団員の気持ちが一つになり、化学変化を起こして実に見事な舞台になっていました。本番を前に、素人集団があそこまでの心震える舞台を生み出せる。その期待感に高揚した心は、第5話でお預けを食らいます![]()
▼詳細なあらすじ
度重なるトラブル
第5話は、お祓いのシーンから始まりました。大事な本番を前に、綿密なスケジュールを組み、執り行われた厳粛なお祓い。そこで彗星フォルモンが茶化したせいで、久部さんに怒鳴られることに。子供みたいにふざけるテンションと、怒られた時のションボリ顔のギャップが最高でした!
さらに、お祓いの時、名前を飛ばされたパトラは呪われないか不安がり、悪い予感は的中して、ストレッチ中に肉離れに。
本番一時間前に、朝雄の赤白帽が明日必要だと言われて慌てて買いに出る毛脛モネ。久部さんは、路上で踊るロック集団と二度目の喧嘩でボコボコにされる・・・などなど。
これでもか!というくらいにトラブル続きで苛立ちを募らせる久部さんの百面相が面白くて。
続々と集まる客のワクワク感
パトラの肉離れもあり、座りの演技から立ちの演技に変えたり、設定を宮殿から庭に変えたりと、セットやセリフの大幅な変更を経て、どうにか本番に漕ぎ着けたWS劇場。過去にないほど人が集まっているのを見て、嬉しそうにしている支配人の妻・フレ。そして久部さんや蓬莱さんなどの顔を見ても、期待感が伝わります。
あれだけWS劇場に嫌悪感を持っていた巫女の樹里も、劇場に現れ、久部さんもご満悦。
それでもどうにか満席にしたくて、先程喧嘩したロック集団に久部さんが頭を下げ、劇場に招待するシーンは、胸に迫るものがありました。
まさかの本番全カット
本番直前、うる爺が緊張のあまり体が震えて声が出ず、本番は無理だと言うのを、どうにかハッパをかけて出演させ、いよいよ本番!というところでCM。CMが開けたらいよいよか!?と思いきや、「上演中」のライトが消え、観客が帰っていくシーンに![]()
なんと、本番シーンは全カットなんですね。これにはかなり驚きました!でも、それでよかったのかも。
初日を見せない故の余韻
劇場を見上げる樹里の表情からは、少なくとも悪い感情は読み取れませんでした。少しだけ、何かを期待した?可能性を感じたのかもしれません。そんな表情。しかし、終演後の舞台で淡々とお弁当を食べるモネとリカの近くで、久部さんはがっくりと肩を落としています。
その後、ビールをヤケクソ気味に煽るものの、イスが倒れて顔からビールを被り、泣きます(笑)
踏んだり蹴ったりな久部さんが哀れで、でも最高に面白いシーンでした。限界まで苛立っている演技がずば抜けて上手い菅田くんだからこそ、ビールを被り、情けなく泣く惨めな姿がコミカルなのです。
意気消沈し、明日の通し稽古の判断も時間も蓬莱さんに丸投げ。うる爺から謝罪された時も、虚無の表情でした。怒りを飛び越して呆れたのか、失望なのか。自分がミスをした時にあの顔をされたらキツイな〜と思いつつ、なんとも言えない空気感が絶妙に面白いのが見事でした。
演劇人だからこその葛藤
終演後、支配人は過去一客の入りがよかったとご満悦。結局、売上は遠く及ばず、路頭に迷わないために「夏の夜の夢」を続けていくしかないという決断に。結局、支配人にとって大事なのはWS劇場を残すことであり、自分たちが食いっぱぐれないこと。久部さんにとって大事なのは、舞台の質なんですよね。ここの噛み合わなさがもどかしく、イライラするけどリアルでよかったです。
詩のないシェイクスピアはクソである
それは、立場が違えば当然で、素人と演劇人との明確な違いでもあります。オーナーは久部さんの舞台を一定評価しつつも「ポエムがないの」と言い、「クソ」だと言い放ちます。
それは、久部さんも感じていることだから反論ができません。シェイクスピアは劇作家である前に詩人であり、だからこそ舞台には詩がなくてはならない。
オーナーの言葉は厳しいけれど正論です。喜劇だから何をしてもいい、けれど詩がなくてはいけない。それはつまり、自由な表現も度を越したらただの悪ふざけだと言う、久部さんの言葉と重なります。
郡上おどりとスリラー
描かれなかった本番は、どうやら数しれないトラブル続きだったようですが、ハッキリしているのはうる爺が郡上おどりを踊り、リカがスリラーを躍ったこと。緊張で頭が真っ白になったうる爺は、なぜか郡上おどりを15分踊り続ける始末。リカにスリラーを踊るようにけしかけたのはオーナーですが、相手の立場に屈しなさそうなリカがなぜ、スリラーを踊ったのか。
彼女も緊張していた?オーナーに言われたことを真に受けるタイプには見えないので、落ち着いているように見えても演技は素人な彼女の胸の内が気になるところです![]()
憧れのシェイクスピア俳優に歓喜
物語終盤、正体不明だった浮浪者風の男が、日本を代表するシェイクスピア俳優・是尾礼三郎だと判明します。フレが最後に入れた客。本番が終わった後も劇場に残り、久部に一言言いたいと申し入れた彼に、久部さんは歓喜。まるで神様にでも出会ったかのような久部さんのテンションと、リカの「誰?」という温度差。
ここで第6話に繋ぐエンディングが秀逸でした。どうやら久部さんに対する評価を上げたらしいリカと樹里。次回はリカが樹里に対し「もう少し勉強なさい」と言い放つ不穏なシーンも注目です。
久部三成という人間の魅力
第5話は、久部という人間の魅力がじわりと滲み出た回でもありました。演劇に対する純粋な熱意
トラブル続きで、しかも初日は大コケをしたクベシアター。踏んだり蹴ったりな久部さんの様子も含め、コミカル度合いの高い回だったと思うのですが。なぜだろう。改めて録画したものを見返していたら、終始泣きそうでした![]()
肉離れしても、うる爺が本番ができないと言い出しても、舞台を中止になんてしない、という久部さんの覚悟に満ちた言葉。
どうしても初日を満席にしたくて、喧嘩相手に頭を下げた久部さん。
「芸を披露してるなら分かるだろ。一人でも多くの人に見てもらいたいんだ」
このセリフがすごく刺さって。それが、どれだけ無名の劇団でも。売れていても、いなくても。実力があっても、なくても。
外野はどうとでも言うけれど、当人たちは本気で取り組んでいて。それをバカにしていい権利はどこにもなく。久部さんの「見て欲しい」という切実な願いが、あまりにも尊くて![]()
本気で泣くのも、怒るのも、悶えるのも、本気でぶつかっているからで。だから初日が失敗したって、たぶんクベシアターはこれで終わらない。ここから這い上がるのだろうという期待感が消えないのです。
面倒臭いのに愛される人
久部さんは、自分の劇団で好き放題した挙句、追い出されました。いつも自分の夢が先行して、自分勝手で暑苦しく、面倒な人です。
だから劇団員からも見限られたし、WS劇場の人間にも嫌われていました。しかし、回を追うごとに皆、少しずつ久部さんに惹かれているような気がします。
トンちゃんはもちろん、久部さんを追い出した黒崎でさえ、彼を嫌っている訳ではないんです。どこかで諦めきれない、また一緒にやりたいと思っている節がありました。
そして、久部さんの魅力は恐らく、オババにも伝わっているのでは?と思うのです。
クベ版「夏の夜の夢」をこき下ろす黒崎と記者の女性を見るオババの目が、一瞬苛立ったように見えたのは気のせいでしょうか![]()
オババ、読めないところがあるから分からないのですが、少なくとも八分坂に長く居て、クベ版「夏の夜の夢」を「面白かったけどね」と評している。
少なくとも、悪い印象は持っていなさそうです。それを、特に愛着もない二人にボロカスに言われるのは、仲間をバカにされたような気持ちになるのでは?と勝手に想像したり。
紹介していた飲み屋は、やっぱりボッタクリバーなのかなぁとか。そうだったらいいなぁとか思ったりしてます(笑)
朝まで飲み明かして、会計額を聞いて真っ青になればいいのにと、性格悪く思っております![]()
