格差と戦争にNO! -172ページ目

【報告】7・5チェレンジ・ザ・G8サミット 1万人のピースウォーク

チェレンジ・ザ・G8サミット 1万人のピースウォーク


2008年7月5日にはチャレンジ・ザ・サミット一万人のピースウォークが行われた。




























(ピースウォークの途中、サウンドデモへの警察による弾圧が行われ4人が不当逮捕された=転載した声明参照)

【報告】途上国の債務とG8

"援助"のおカネはどこいった?途上国の債務とG8


7月5日の午前中は、ワークショップが開かれ、その1つとして["援助"のおカネはどこいった?途上国の債務とG8]が:ジュビリーサウス-アジア太平洋債務と開発運動などが主催し、かでる2・7で行われた






【報告】国際民衆連帯DAYSオープニング

国際民衆連帯DAYSオープニングセレモニー(7月4日) 

7月4日夕方からは国際民衆連帯DAYSオープニングセレモニーが大通公園8丁目広場で開かれた。G8サミットを問う連絡会国際民衆連帯ワーキンググループによる連帯フォーラムの最初の集会となる。
 集会では最初に小倉利丸さん(G8サミットを問う連絡会)が入管によって韓国民主労総のメンバー1人が逮捕され、海外からの参加者の入国拒否が相次ぐ状況を批判。
 アイヌ民族の川村シンリツ・エオリパック・アイヌさんが発言。アイヌ民族の歴史を述べた後、ようやく国会がアイヌ民族を先住民族と認めたことはいい。だが、先住権を認められないことは納得できない。先住権を認めてもらわないとG8サミットに反対します」
 次に、スーザン・ジョージさん(ATTACフランス学術委員会委員・TNI(トランスナショナル研究所(アムステルダム))フェロー)が「マネーゲームと食糧危機:なぜ世界は飢えを克服できないのか」と題して講演。

スーザンさんは、最初に参加者と共に逮捕者を「釈放しろ」とシュプレヒコールを上げた。
 講演では「G8のメッセージは以前も今も『私たちこそが世界を仕切っている』。G8は世界人口14%しか占めていない。彼らは誰かによって選出されたわけではない。それなのにお構いなしだ。
 G8の指導者たちは、債務帳消しやアフリカ援助などこれまでのG8サミットでの公約を実行していない。どういう危機が起こるかも予見できていない。むしろ、危機を創り出すことに貢献してきた。30年前の食糧危機は各地の危機だった。今は世界的な危機で、農村より都会における危機。これらの危機をG8は解決できない。市民社会に機会が与えられるならば問題を解決できる。このことを札幌から北海道、日本、世界へ発信しよう。提案・抗議のためには非暴力を」
 世界的な農民運動のビア・カンペシーナの2人が発言。




 「現在の食糧危機は貿易によるものだ。食糧の輸送は環境にやさしくない。CO2を排出する。石油から作られる農薬を使うことは環境にやさしくない。農地を工場・宅地に転用することは温暖化につながる」
 黙祷
バングラデシュのメンバーは「昨年十一月のサイクロンでバングラデシュでは四万人が死亡した。二〇五〇年にはバングラデシュもモルディブも海に消える。今こそ連帯が必要だ。G8が環境破壊を創り出している。
 NO-VOXフランスが「日本で多くの貧困者の運動と出会った。声を上げられない人々がグローバリゼーションを体現している。大切なものを掛け金としてゲームをしていることを許すことはできない。パーティをやっているG8が最も貧しい人々から生きる手段を奪っている。
 スーザンさんの話ではひとつ重要なことが語られていなかった。危険なのは警察の存在そのものだ」
 CAWの発言に続いて、小倉利丸さんが緊急に抗議声明を読み上げ。空港で入国を拒否されている人全員の入国、逮捕者の釈放、保障されている表現の自由を日本政府・警察は侵害するなと決議した。

その後、世界・全国からの参加者200人がデモへ。デモを規制している機動隊は何と大阪府警。道警と大阪府警の連携のちぐはぐさでデモがさらに遅れる。








そして、警察はデモの終了予定時間が来たことを理由にデモを打ち切って歩道にあがるように言ってきた。参加者から一斉にブーイング。警察の不当な妨害に抗議し、そのまま解散地点までデモを行った。