【声明】共有地仮処分に大地共有委員会が声明
●空港会社の土地強奪を打ち破ろう。裁判闘争に勝利しよう!
三里塚芝山連合空港反対同盟大地共有委員会(Ⅱ)
2009年8月10日
8月初旬、一坪共有者に対して千葉地方裁判所から突然「仮処分決定書」が送付されてきました。その内容は、「当事者間の仮処分命令申立事件について当裁判所は債権者の申立を相当と認め、債権者に別紙担保目録記載の担保を立てさせて、次ぎのとおり決定する」「主文 債務者らは、別件物件目録記載の土地の債務者らが有する各持分について、譲渡並びに質権、抵当権及び賃貸権の設定その他一切の処分をしてはならない。」というものです。
債権者は成田国際空港株式会社(代表取締森中小三郎)及び3名の代理人弁護士で、 債務者は一坪共有者となっています。
これは空港会社が一坪共有地を金銭で譲り渡せという裁判(本訴)を起こす前段の手続です。事業認定を取り下げた空港会社(当時、空港公団)は強制収用では土地を奪うことができなくなり、裁判をおこして共有地を買い取るという手段に出ました。すでに反対同盟北原派の共有地に対して訴訟をおこし、一審千葉地裁では会社側の主張を全面的に認める判決が出されています。控訴審(07年7月11日)も一審判決を認め、最高裁第一小法廷で上告棄却判決(08年1月17日)が出されています。
空港会社は今回、わが反対同盟(柳川秀夫代表世話人)に対しても同様の攻撃を仕掛けてきました。敵のなりふり構わない土地強奪─空港の拡張は、農民の生活破壊、追い出し策動や地権者の権利剥奪をもって進められています。
これを許すか否かは、まさに国家権力や資本の横暴から、私達自身が生活や民主主義を守ることができるかが問われています。裁判闘争を断固闘い抜く決意です。
全国の一坪共有者や三里塚に心を寄せる仲間たちと共に、空港会社の今回の土地強奪攻撃を打ち破っていこうではありませんか。
■裁判カンパお願いします 振替口座 00290─1─100426 大地共有委員会(Ⅱ|)
三里塚芝山連合空港反対同盟大地共有委員会(Ⅱ)
連絡先:〒289─1601 千葉県山武郡芝山町香山新田131─4
電話&FAX0479─78─0039
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■今回、空港会社が提訴した土地者
1.成田市木の根字東台215番(解放派団結小屋があった)
・債務者・柳川秀夫
2.芝山町香山新田宇新山106番6(現闘本部先)
・債務者・柳川秀夫
3.芝山町香山新田新山106番4(横堀現闘本部)
・債務者17名
4.芝山町香山新田宇小金堀台83番20(横堀共有地)
・債務者47名
【声明】一坪共有地仮処分に加瀬勉代表が声明
●空港会社の共有地明け渡し攻撃を許さない!全面的に闘う
三里塚大地共有委員会(Ⅱ)代表 加瀬勉
2009年8月9日
成田空港株式会社は、金堀台(横堀)、新山(横堀)、東台(木の根)の土地共有者に対して金銭による土地明け渡しの仮処分を千葉地裁に起こした。この空港株式会社の蛮行は、我々一坪土地共有者及び反対同盟に対する新たなる宣戦布告である。
我々はいかなる卑劣な手段にも屈することなく、自らの土地の権利を守る為に全面的に闘うことをここに表明する。
【紹介】グローカル737号
グローカル 737号
(2009年08月01日発行)
■空虚な政権交代、その先の準備を(宮部彰)
■<都議選・杉並選>「100%市民派」福士よし子さん四選!
■北朝鮮臨検特措法案で国会行動
■派遣村全国シンポジウム
■JRの安全とコンプライアンスを問う一〇四七名問題解決へ集会
■みんな一緒に生きればよい!福岡で排外主義によく効く表現行動
■大地共有委員会(Ⅱ)が新たなスタート
■10.22成田空港平行滑走路供用をやめろ! 10.18東峰現地行動に集まろう
■<寄稿>新型インフルエンザが示した無菌社会の弊害(高砂市議・井奥まさき)
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