2025年4月29日掲載
2025年5月3日改訂
GW恒例のヒトツバタゴ巡りです。4/27(日)と4/29(火)に都内のヒトツバタゴの撮影に行きました。
4/27(日)
【世田谷区・小泉公園】
5年ぶりの訪問です。以下は2020年の記事です。
花つきの良い個体が1本あります。ちょうど見頃を迎えており、青空と相まって綺麗でした!
【世田谷区赤堤1-19】
4年ぶりの訪問です。以下は2021年の記事です。
まだ見頃ですが、この個体は開花が早いようで結構な花が既に散っていました。
世田谷区保存樹木の銘板がつけられていました。
【明治神宮外苑】
権田原交差点西の個体。道路沿いのヒトツバタゴは枝を切られた個体が多かったです。
初代六道木は愛知県産でしたが、明治神宮外苑には朝鮮産のヒトツバタゴも植栽されています。ヒトツバタゴは産地によって形質が微妙に異なるそうです。
三代目六道木。初代六道木は「ナンジャモンジャ」の由来となりました。牧野富太郎も初代六道木を訪ねたそうです。
4/29(火)
【調布市・深大寺】
写真の個体は花の形質が独特な気がします(遺伝的地域性によるもの?)。境内や深大寺通り沿いには、他にもヒトツバタゴが幾つか植栽されています。
【三鷹市・なんじゃもんじゃの森(子ども林間研修広場)】
ここで撮影するのは初めてです。市指定天然記念物のヒトツバタゴがあり、樹高約20m・幹周約200cmとのことです。伝承によると明治36(1903)年に新宿区の戸山から幼木を移植されたとのことで、樹齢120年を越えています。立派な大木ですが、周囲に障害物が多く、敷地内に入ることもできません。
【小石川植物園】
園内南東部と北西部に樹高15mくらいのヒトツバタゴがあります。南東部の個体の花は終わりでした。小石川植物園のヒトツバタゴは、初代六道木から根接ぎで得られたものだそうです。
北西部のヒトツバタゴ。花期が早いようで、既に散り始めていました。手前にあるミヤマガンショウが大きくなって、木全体が写せなくなりました。
ところで昨春、園内南東部にオキナワウラジロガシが植えられていることに気づきましたが、いつの間にか樹名板がつけられていました!
樹高10mくらいで、結実するのです!琉球列島では2~3月に開花するそうですが、東京ではいつ頃開花するのでしょうか?京都府立植物園や高知県・牧野植物園に植栽されているオキナワウラジロガシも、もう少し大きくなったら結実するかもしれません。
尚、新宿御苑・筑波実験植物園の温室にもオキナワウラジロガシと表記された木がありますが、私が見た限りでは新宿御苑ではアマミアラカシ、筑波実験植物園ではウラジロガシと誤認されているように思います。
【台東区・御徒町公園】
ここのヒトツバタゴは剪定されやすく、強剪定の影響で枯れ枝もありました。花は若干散り始めていました。
写真は撮りませんでしたが、この他に港区・イタリア公園南と中央区・銀座みゆき通りの街路樹のヒトツバタゴも訪ねました。
2日間とも天気が良く、青空にヒトツバタゴの白い花が映えました!
※5/3(土)撮影・追記
【東京都薬用植物園】
ここのヒトツバタゴは定期的に剪定されます。今年は枝が大分再生したので期待していました。
しかし、既に結構散っていました。昨夜の大雨の影響かもしれません。薬用植物園にはハナノキとシデコブシも植栽されています。
薬用植物園のコルクガシ。私が初めて見たコルクガシです。
薬用植物園のコルクガシに出会ったのは2012年頃だったと思います。10年以上が経過して幹が太くなり、樹皮のコルク層も発達してきました。
葉は小さくて硬く、ウバメガシに似た印象です。
薬用植物園にはもう1本コルクガシがあるのですが、立ち入り禁止区域のため近くで見ることはできません。