ベンチャー創業者が教える特許翻訳者になる戦略的思考 -18ページ目

ベンチャー創業者が教える特許翻訳者になる戦略的思考

ベンチャーな特許翻訳者のフリーランサーな日常。特許翻訳者になりたい方をビジネス戦略で使われる手法を応用して応援するサイト。

「サイエンスカフェ」という言葉を聞いたことはありますか。


科学技術振興財団(だったかな?)がスポンサーになっている、科学研究者と一般市民の対話の場です。全国展開しています。


最新の科学を、普通の人に分かり易く説明することを目的としています。


理科系が苦手という人には、こういう場所に行ってみるのもいいかもしれません。一方的に話を聞くだけでなく、その道の専門家や、あなたと同じように科学を学ぼうと思っている人と仲良くなれる(?)機会もあるからです。


苦手意識が克服できるかも知れませんよ。


サイエンスカフェポータル 」というサイトに、スケジュール情報がまとめられています。


テーマは何でもいいと思います。分野が違っても、「理系」の世界には全ての分野に共通した「理系のエッセンス」がその根本にあると思っています。


そのエッセンスを感じ取ることができれば、多少分野が違っても臨機応変に対応できる「基礎体力」が身に付くと思います。



よかったら下のボタンを押して投票してください。

にほんブログ村 英語ブログ 英語 通訳・翻訳へ
にほんブログ村

インターネットを使った調べ物は信頼できるか? の続きです。


インターネットは「最善の努力」に基づく技術であると共に、「性善説」に基づく技術でもあると、個人的に考えています。


「最善の努力」とは、「真摯に努力はしますが、100%の保証はできません、99%の完成度で良しとしてください」という立場のことです。「性善説」は、説明の必要はありませんね。


私は、科学研究者ですが、科学研究の世界も「性善説」に基づいて成り立っているという点で、インターネットと共通点があると思います。


学術論文誌に研究結果を論文として発表する場合、「査読」というプロセスがあり、同業者である他の研究者が審査して一定の水準に達していると判定されて始めて、掲載されることになります。


しかしその際に、実験データが本当であるかどうかの検証は、普通ありません。研究者の良心に従って「うそ」はつかないという「性善説」に基づいて、そのまま事実であることを前提として審査されます。


実はインターネットは、そういう科学者同士が、研究データをすばやく共有するために開発されたもので、最初はアメリカの大学・研究所間を結ぶネットワークでした。


ですからそもそも間違った(不要な)情報が故意に流されるようなことは想定されていないんです。


最初から「anonymous(匿名)」という発想が組み込まれていたのも、同業者への信頼があったからこそでしょう。


そして私見ですが、インターネットのよさは、「anonymous」を許容するような「性善説」に基づく設計思想(或いは人間への信頼)にあるのではないかと思っています。


いろんな問題点を抱えながらも、基本的には良い方向に向かっている(と思う)インターネットには、「戦争とか犯罪とかいろいろあるけど人間って結構いいもんじゃないか」という感覚に似たポジティブな感覚を覚えるのです。


インターネットを使いこなすノウハウについて、このブログで取り上げることはしません。それは「戦略」ではなく「戦術」だと思うからです。詳しくは、【事業計画書14】「戦略」と「戦術」を区別しよう  の記事を参考にしてください。


このブログでは、「戦略」を中心に考えていこうと思っています。



よかったら下のボタンを押して投票してください。

にほんブログ村 英語ブログ 英語 通訳・翻訳へ
にほんブログ村

【事業計画書15 】弱者が強者に勝つための戦略その1 の続きです。


ランチェスターは、第一次世界大戦において、戦闘部隊の戦力が、戦闘の勝敗とどのように関係しているかを研究してランチェスターの法則を導き出しました。


ランチェスター法則とは、まったく違う状況を仮定した2つの法則、第1法則と第2法則からなりたっています。


第1の法則

狭くて閉鎖的な地形において対峙している一対一の戦闘をモデル化したものです。


このシナリオでは、個々の戦闘員は、自分が対峙している敵の情報しかなく、全体の部隊配置などについては知りえない状態にあります。例えば、両側が険しい山に囲まれた谷間で、武士同士が刀と槍で「われこそは...、」と名乗りを挙げながら行う戦いをイメージしてもらえればよいと思います。


このシナリオで、A軍とB軍が戦闘を行う場合、その戦闘は以下の式で表されるといいます。


戦闘力=武器性能比×兵員数


ここで、武器性能比とは、(B軍の武器性能/A軍の武器性能)を表します。第1の法則では、武器性能が同じなら、敵に与える損害は兵員数に比例することになります。


例えば、A軍(強者、例えば翻訳会社)の兵員数が2名、B軍(弱者、例えばあなた)の兵員数が1名で、武器性能が同じ時(つまり、武器性能比=B軍の武器性能/A軍の武器性能=1の時)、


A軍の戦闘力=1×2=2

B軍の戦闘力=1×1=1


となり、A軍(強者)が戦闘に勝利するということです。


では、この局面で弱者であるB軍が、強者であるA軍に勝つにはどうしたらいいのでしょうか?


もし兵員数を変えることができないとしたら(つまり、翻訳するのがあなた1人であれば)、勝つためには「武器性能比」を大きくする、つまり相手より性能のよい武器を使うことが重要であることがわかります。


例えば、武器の性能比=B軍の武器性能/A軍の武器性能=3の時(B軍の武器がA軍より3倍だけ高性能である場合)


A軍の戦闘力=1×2=2

B軍の戦闘力=3×1=3


となり、B軍(弱者)が勝利することができます。


では、特許翻訳の場合「武器」とは何でしょうか? 英語力? 専門知識? 調査能力? 品質管理能力? 処理能力? よく考えるともっとたくさんの「武器」がありそうですね。


しかし、ランチェスターの法則によると、弱者が強者に勝つためには、「武器性能」を上げること以上に大切なことがあるといいます。



よかったら下のボタンを押して投票してください。

にほんブログ村 英語ブログ 英語 通訳・翻訳へ
にほんブログ村