【事業計画書15
】弱者が強者に勝つための戦略その1
の続きです。
ランチェスターは、第一次世界大戦において、戦闘部隊の戦力が、戦闘の勝敗とどのように関係しているかを研究してランチェスターの法則を導き出しました。
ランチェスター法則とは、まったく違う状況を仮定した2つの法則、第1法則と第2法則からなりたっています。
第1の法則
狭くて閉鎖的な地形において対峙している一対一の戦闘をモデル化したものです。
このシナリオでは、個々の戦闘員は、自分が対峙している敵の情報しかなく、全体の部隊配置などについては知りえない状態にあります。例えば、両側が険しい山に囲まれた谷間で、武士同士が刀と槍で「われこそは...、」と名乗りを挙げながら行う戦いをイメージしてもらえればよいと思います。
このシナリオで、A軍とB軍が戦闘を行う場合、その戦闘は以下の式で表されるといいます。
戦闘力=武器性能比×兵員数
ここで、武器性能比とは、(B軍の武器性能/A軍の武器性能)を表します。第1の法則では、武器性能が同じなら、敵に与える損害は兵員数に比例することになります。
例えば、A軍(強者、例えば翻訳会社)の兵員数が2名、B軍(弱者、例えばあなた)の兵員数が1名で、武器性能が同じ時(つまり、武器性能比=B軍の武器性能/A軍の武器性能=1の時)、
A軍の戦闘力=1×2=2
B軍の戦闘力=1×1=1
となり、A軍(強者)が戦闘に勝利するということです。
では、この局面で弱者であるB軍が、強者であるA軍に勝つにはどうしたらいいのでしょうか?
もし兵員数を変えることができないとしたら(つまり、翻訳するのがあなた1人であれば)、勝つためには「武器性能比」を大きくする、つまり相手より性能のよい武器を使うことが重要であることがわかります。
例えば、武器の性能比=B軍の武器性能/A軍の武器性能=3の時(B軍の武器がA軍より3倍だけ高性能である場合)
A軍の戦闘力=1×2=2
B軍の戦闘力=3×1=3
となり、B軍(弱者)が勝利することができます。
では、特許翻訳の場合「武器」とは何でしょうか? 英語力? 専門知識? 調査能力? 品質管理能力? 処理能力? よく考えるともっとたくさんの「武器」がありそうですね。
しかし、ランチェスターの法則によると、弱者が強者に勝つためには、「武器性能」を上げること以上に大切なことがあるといいます。
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