【事業計画書14】「戦略」と「戦術」を区別しよう の続きです。
では、特許翻訳者になるという不利な戦いを勝ち抜くための「戦略」を立てるには、どうすればよいでしょうか。
これから、そのヒントを、「オペレーションズリサーチ」という考え方を応用して、一緒に考えていきましょう。
「オペレーションズリサーチ」とは、数学的/統計的モデルを使用して、最も効率的な行動を導き出そうとする科学的手法のことです。
意思決定を支援するためのツールであり、また意思決定の根拠を他人に説明するためのツールでもあります。
でも断っておきますが、最終的な答えを出すのは私ではありません。先人の知恵を借りてどんな「答え」を導き出すかは、あなた次第だということは常に認識しておいてください。
私はだた、あなたが「あなたらしい」答えにたどり着くのに役立つかもしれない「戦略的思考」の一例を紹介したいだけなのです。
これから紹介するのは、オペレーションズリサーチの先駆者であるフレデリック・ランチェスターが導き出した「ランチェスターの法則」と呼ばれる考え方です。
元々は戦争に勝つための理論的アプローチでした。過去の戦闘を分析して、「数学的な戦闘のモデル」を導き出し、その数学的モデルを操作することにより、戦闘に勝利するための「戦略」を導き出そうとする試みだと理解しています。
先人たちはこの知見をビジネスに応用し、ランチェスターの法則が、「大企業に対して中小企業がとるべき営業戦略」や「弱者が強者に勝つために取るべき販売戦略」を考える上で大変示唆に富むものであることを見出しました。日本では、ランチェスター経営などと呼ばれるようです。
最初に断っておきますが、「ランチェスターの法則」は万能ではなく、多くの批判があるのも事実です。
例えば、ビジネスを「戦闘」にたとえることの有効性です。ビジネスには、他社との競争という側面を持っていますが、それだけではありません。同時に時には「協力」することで発展することもあります。
しかし「ランチェスターの法則」は、元々「戦争に勝つために」の理論ですから、「協力」関係を記述することは簡単ではありません。
以上の限界を理解したうえで、不利な戦いを勝ち抜くための戦略を「ランチェスターの法則」から考えていきましょう。
なんだか、「衝撃の映像はコマーシャルのあとで」のテレビ番組みたいですみません。
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