さて
前回前立腺の針生検が終了し
一泊入院
夕食前に膀胱がパンパンになって
カテーテルで道尿したまま
その夜はタンク付きのまま就寝しました
(なんか過去を思い出す)
けれど
翌朝カテーテルを抜いた後
恐れていた事もなく
スムーズに排尿できたので
午前中に放免となりました
(でもしばらくは血尿が出るみたい)
ビクビク
そして先日
検査結果の報告を聞きに病院へ
診察室に入るなり
I先生
「残念だけど
出ちゃったよう」
「ハア出ましたか」
セリフだけ見ると
何とも間の抜けた会話だけれど
これで再び
(4年半年ぶりに)
癌患者となりました
まぁ腫瘍マーカーのPSA値が4.0を超えて
針生検になった時点で
ほぼ確定ですから
覚悟はしていましたので
上記のような
間の抜けた返事になってしまいました
さて
こうなった以上は
じたばたしても始まりません
前回の時の
癌告知もそうでしたが
I先生は結構あっさりと言ってくれるので
自分的には楽です
で
生検の結果を聞くと
12カ所中
3カ所に検出されたそうです
「そんなに暴れた癌じゃないけどね」
でも比較的おとなしい癌が2
中間の悪性癌が1だそうで
癌の悪性具合を数値化するグリソンスコアと呼ばれるものが
3+4で7となるので中間の悪性度となるそうなので
「監視療法ではなくてこれは治療対象になりますね」
と通達されました
治療となると選択肢は三つ
手術して摘出するか
放射線による治療か
薬物治療(主にホルモン療法)か
でもI先生は
「INOさんは薬物治療はお勧めできないから
手術か放射線になりますね」
放射線も通常のIMRTと呼ばれる
40回程度の治療方法から
HDRという高線量の放射線治療だと数日の入院で済むそうで
更に今は重粒子線で2回で済ますのもあるそうだが
これらはそれぞれ別の大学病院か阪大へ
転院する必要があるそうです
と
その前に
前立腺がんは骨への転移が多いのだそうで
局所治療ができるかどうか
まずは骨の検査が必要だそうです
骨シンチと呼ばれる放射線検査で
微量のラジオアイソトープを注射して
ガンマカメラで撮影する検査だそうです
(そう言われてもレントゲン検査とどう違うのかサッパリ判らない)
薬剤注射してから体内に回るまで数時間かかるそうで
どうやら一日仕事の検査になるようです
出来たら早めに進めたいので
検査は3月中にできるようにお願いしました
とりあえず
その検査後に今後の方針を
またI先生と進めなければなりません
「INOさんのことだから
色々調べて考えておいてね」
I先生からは宿題を言いつかりました
慌てる必要はなさそうですが
あまり楽しくない宿題です
ましてや今後の事の前に
家族への報告があります
癌疾患は
本人もさることながら
家族への告知が
一番憂鬱な事かもしれません
既に針生検の立ち合いにも来てくれた
カミさんにはそれとなく言っておきましたから
結果を報告しても動揺はしないでしょう
こんな時周りの人たちが
変に動揺しなのが
患者本人には一番ありがたいと感じます
最後に放射線科の注意事項を聞いて
本日は終了です
いつものように
お会計は
大手の病院なら
大抵支払機での処理になります
患者カードを入れると
本日の料金が示されますので
現金かクレジット支払いかを訊いてきます
クレジットを入れて
暗証番号を押して
これで領収書がでてきたら終了
の筈が
領収書が出てこない?
いつもなら2枚ピロリンと出てくるのに
待てど暮らせど何も出てこない
しまいにはとうとうシステムエラーの表示
(えぇぇ何か変なことしたかなぁ)
院内の人に見て貰ったら
完全に止まってしまっているみたいだそうで
果たして支払いが済んでいるのかどうかも
判断できず
そこで
次回来られた時にご報告します
とその場は済ますことになりました
(まぁ今日は診断結果だけだったので
数百円程度だからいつでもいいですよ)
それより次回行ったら
「いやぁ前回の診断結果はエラーでしたよ」
なんて
言ってくれないかなぁ
無理だろうなぁ