"反射LAをするとドロップアイテムがなくなる"というものがある。
これは、100%に近い確率でなんらかのアイテムを出すレイドボスが、
極々稀に何も落とさなかったことが報告されたりした中で、
まことしやかにささやかれ始めたのに起因する。
今でも信じるものは少なからずいるだろう。
そして、NM重を着たナイト(もしくはフリン首装備者)が事態に直面した時、冷や汗をかかざるを得ないのである。
【反射ロジック】
反射は近接ダメージを受けた場合、
そのダメージの何分の1かを相手に同じダメージ要素としてはね返す。
重要なのは、反射ダメージが"誰の貢献になるか"だ。
反射といえば、FFやドラクエではエフェクトによって、
あたかも術者のものがそのまま術者へ跳ね返っていくような認識だ。
しかし、Lineage2ではそのようなエフェクトはなく、淡々とログに表示されるだけで非常に把握しにくい。
反射したダメージが誰のものになるのかは以下の実験で確認を行う。
【実験1:反射によるLA】
実験者:78ウォークライヤー
実験場所:諸侯の参拝地
・DOTスキルを用いて、反射によるLA達成の状況を作り検証する。
・反射LA時にアイテムが出れば、"反射LAによるドロップゼロ"はなくなる。
<結果>
・反射LA時にアデナや素材のドロップを確認することができた。
・しかし、ドロップやアデナはダメージの貢献度が影響を与えているのでまだ不完全である。
・ちなみに真っ青MOB相手に反射LAをしたらアデナなどのドロップ率が大幅に落ちたので、ドロップ基準は反射した本人のものとなる。
【実験2:反射によるLA型のクエアイテム入手】
実験者:78ウォークライヤー
実験場所:鏡の森
使用クエスト:石上げクエ(今、その刃に力をこめて)
・LA型のクエストを用いて、反射ダメージLA時のLA者が誰になるのかを確認する。
・反射LA時にアイテムが出れば、反射LAは反射した者のダメージとなる。
<結果>
・反射LA時に、失敗ログ、成功ログともに確認することができた。
・反射ダメージが貢献度最上位になるように倒したときも同様。また、取得経験値も反射ダメージで減ることはない。
・一撃も攻撃を加えていない(MOBがアクティブ)場合でも同様。
・ちなみに1匹のMOBに対して2人以上で魂石を使うとクエストは進行しない。
と、いうことで反射LAによるドロップの消滅は特にないといえる。
が、LAによる判定は反射ダメージでも可能なので、
LAが重要な場面では反射は消しておいたほうが無難である。
結局、NM重やフリンを装備した状況で、LA指定があった場合は注意が必要だ。
ちなみに似たようなもので、Debuff反射は
"成功したDebuffのみ反射判定が入る"もしくは、
"Debuffの成功状態を反射する(反射した場合、相手は確実にDebuff掛かる)"というのもあるが、
こちらは、FFやドラクエのように、Debuffの成否に関わらず、
無条件で魔法そのものをはね返すものと考えてよい。
つまり、同等の魔法であれば、反射率分Debuff耐性がつくようなものである。