Diego:「父ちゃーん、今度さ、スイミングの昇級試験があるんだけど、見に来てくれる?!」
うん、行くよ。
Diego:「絶対合格するからさ、そしたらさ、マクドナルドの食べ放題に連れて行ってほしんだ!」
よし、わかった。何でも食べていいし、ディエゴのお友達も連れておいで。
Diego:「やった!そしたらば、Fernandoも連れていくね!!僕ね、大きくなったら、父ちゃんみたいに、強くて、優しくて、そんでもって、アブドラ・ザ・ブッチャーさんみたいになりたいんだ。」
そっかぁ!!じゃあディエゴも大きくなったらレスラーになるんだねッ。
Diego:「ううん、僕ね、大きくなったら、スイミングのコーチになって、夏場はプールの監視員。あと、サッカー選手!」
そっか、そっか、。でも何でアブドラ・ザ・ブッチャーさんなの?
Diego:「ブッチャーさんはね、強いしね、格好良いしね、いつも目をパチくりパチくりさせて愛くるしいんだよ!父ちゃんはブッチャーさんに会った事ある?」
あるよぉ。まだパパが子供の頃に大阪の“はびきのコロセアム”で会ったよ。ブッチャーさんは凄く紳士でね、幼いパパと握手してくれたんだ。そしてブッチャーさんから『何か書くモノあるか?サインしてあげるよ』て言われたけど、“持ってません!”て言ったら、
Get away!!
と追い返されたんだ。
Diego:「イイなぁ!!!僕も父ちゃんみたいに英語が話せるようになって、アブドラ・ザ・ブッチャーさんに会いに行こうーと。」
それじゃ今のうちにパパの英会話教室でお勉強して、スイミングスクールも頑張らないとね。
Diego:「そだね!でもね、、僕、、、アイツは嫌いなんだ。いつもブッチャーさんの隣にいるザ・シークってヤツ。」
そうなの?何でかな??
Diego:「だって、いっっつも良い所を取ろうとして格好付けてるし、ピンチになったら、すぐブッチャーさんにタッチするんだよ!そんでもって、ブッチャーさんがチャンスを作ったら、『タッチ権よこせ!』って言ってブッチャーさんへ対して傲慢な振る舞いを取るんだよ。」
ディエゴはきっと、梶原一騎先生作“プロレススーパースター列伝”の読み過ぎだな。苦笑
『ザ・シーク』というレスラーとは会った事こそ無いけれど、
パパにとって、
“最後の砦”でありハートの奥底にある“支柱”のような、
偉大な存在なんだ☆
ゴッチさんやテーズさん、ビリー・ロビンソン先生が伝えて下さった技術は素晴らしいものだし、
まだまだパパも[wrestling]のお勉強中だけど、
ことレスラーとして、
『プロフェッショナルの中にあるプロフェッショナル』という意味で、
パパは、
ザ・シーク様を模範とし、
それこそ崇拝してるんだ★
Diego:「ふ〜ん…でもシーク様とやらは、釘で相手の額をカチ割って、最後は“らくだ固め”しかやらないじゃん、。」
確かにディエゴの言う通りだね!
ただそのファイトスタイルはシーク様が怪我をしてから考案した独自のスタイルであり、
1950年代のシーク様はきっちりレスリングしてたんだよ。
全盛期の頃はスタンディング・ドロップキックが相手の頭の上まで届いたそうなんだよ!
Diego:「にわかには信じられないなッッ嘘だ。」
そしてシーク様は生涯、
そしてシーク様は生涯、
中東『シリア出身』だと一貫していたんだ。
また、
どんなに世間へテレビが普及したとて、
一度も、
カメラの前で“共通言語”を発した事が無く、
人々から不穏な、
『真のヒール』と恐れられエントランスから登場するだけで、
まるで、
蜘蛛の子を散らすかの如く観衆は逃げ惑っていくんだ★☆
それは『ザ・シーク』[The Original Sheik]という“プロフェッショナルレスラー”が築き上げ創造した、
“オーラ”に他ならないよね。
Diego:「ふ〜ん、なるほどね。試合中も言葉を発しないのは確かに不気味だね。まるで“チャーリー・チャップリン”みたいだね。」
ディエゴ……良い所に目を付けたな。
そうだよ、ソコなんだよ!
パパの“闘い”における側面には、
『万人に行き渡り伝えていく哀しみ』が隠されている、
そうさ!
“喜劇”のようなものなんだ☆★
また、
観衆が一万人だろうが数十人だろうがパパの[Wrestling]は変わらない。
上辺や表面上、建て前でもなく、。
どんな小さなアリーナでも、
最高のライヴパフォーマンスをやり遂げる。それが“プロフェッショナル”という事だね。
Diego:「ふ〜ん、だいたい僕も掴めてきたよ。」
ディエゴは『サブゥー』というレスラーを知ってる?
Diego:「知らねぇーや。」
サブゥーさんはシーク様の甥っ子でね、
一番強く、
シーク爺さんのシンパシーを受け継いでいる“プロフェッショナルレスラー”と言えるかな。
Diego:「ということは、その“サブゥー”もシーク様の弟子ってこと?」
もちろん!
さっきパパが、
全盛期のシーク様はズバ抜けた跳躍力と基本通りなレスリングをしていたって言ったけれど、
それこそが、
サブゥーさんのファイトスタイルそのものなんだ。
シーク爺さん直々にサブゥーさんへ指導した。
そしてそこに、
危険を顧みない通称:『自殺ダイヴ』がアクセントとして加わる。
それが“プロフェッショナルレスラー”サブゥーなんだよ。
Diego:「今度スイミングの友達にも教えてやろーと。休み時間に皆んなでYouTubeみてるんだ。」
サブゥーさんは、
サブゥーさんは、
『型破りで命知らずのスタントレスラー』とたまに言われて、
それこそ“危険な自殺ダイヴ”だけが御家芸なんて評価を下す人もいるけれど、、
パパが思うにサブゥーさんは、
偉大なるザ・シーク様から伝承された“真のプロフェッショナルレスラー”だし、
一瞬たりとも目が離せない、
グラウンドテクニック≒サブミッションレスリング≒[Grappling-Arts]に、
サブゥーさんによる、
本当の『精神』『闘う魂』『真髄』が存在すると感じているんだ。
そしてサブゥーさんも、
どんなに時代の余波が押し寄せテレビプロレスが蔓延しようとも、
『[Liⅴe]が命だ。T.Ⅴ.なんてクソ喰らえ』という体制・心構えで居続けている。
パパも、
“プロフェッショナル..”として見習わなくちゃいけない事が沢山あるんだよね。
だから、
シーク様もサブゥーさんもパパにとって『最後の最後に存在する真のプロフェッショナル』なんだ。
Diego:「つまり、単に悪い事をするだけが悪役じゃないんだね。」
That's right!!
危険なアクションだけで注目や喝采を得たければレスラーではなくスタントマンになればいいだけの事さ。
凶器やデスマッチアイテムは“闘い”におけるアクセントにしか過ぎない。いかなる状況でも[Wrestling]しなくてはならない、というのがパパの持論かな。
かつて往年のレスラーは皆、
ベビーフェイスもヒールも関係なく基本的な[Wrestling]が出来たというわけだ!笑
それこそディエゴの好きなアブドラ・ザ・ブッチャーさんもちゃんとベーシックな技術を身に付けている。
パパがまだ駆け出しの頃、
MEN'Sテイオー先輩に教わったサイドヘッドロックは、
テイオー先輩自身、
アブドラ・ザ・ブッチャーさんから教わった、とおっしゃっていたから、
そのお話はディエゴ、
今度ゆっくり教えてあげるよ!!
Diego:「……そんな事よりさ、“安達祐実のお母さん”って、父ちゃん知ってる??」
そんなヤツ知らん!!二度とその名前を出すな!!!いいかディエゴ!!!!
Diego:「ほ〜い。」
ボクは、
“リヴァプールのカウボーイ”KEITA in THE House✳︎.
『寝技』と『受け身』が得意ゲラヘーー(≧∀≦)
飛び技は『ドロップキック』!
彼は、
FATBOY Diego(3才).
身長50㎝体重50㎏.
くるくる天然パーマで、パッチリつぶらな瞳。
色黒で、出っ歯。
「魔女の宅急便」キキちゃんに恋してる“天空の巨鯨船”❤︎
Wrestling God Bless
神の御加護を
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プロフェッショナルレスリング・ワラビー
KEITA in THE House✴︎🃏
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