[Butt Dart Shootout by scoundrel] | プロフェッショナルレスリング・ワラビーのブログ

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複雑に入り汲んだ現代社会へ鋭く[Wrestling]の本質・真髄を追求するプロフェッショナルレスリング・ワラビー

“King of TENRYU project” KEITA in THE House✳︎

のブログ☆




支度部屋で、

いつもの、
オートクチュール・レッグウォーマーから代表される独創的なコスチュームに、

四ツ谷にあるSAシューズで作製した、

タリー・ブランチャードやブレット“HITMAN”ハートを彷彿とさせるリングシューズを、

今日のところは身に着けず、、、



この日ばかりは、
STONE COLDスティーヴ・オースチンよろしくダメージジーンズにマグナムブーツを履いた出で立ちで、

手にバンテージを巻きながら、

このあと繰り広げられるグレイト雑魚先輩との[Backyard Style]“血戦”に向けて、

気持ちを作っていた時のこと…



ボクは、
“リヴァプールのカウボーイ”KEITA in THE House*.


はい?え?

ファンから貰って嬉しいもの?
『パーラメントのロングとジャックダニエルかな』ゲラへーー(≧∀≦)


いや、
リング上での声援や罵倒が一番のギフトだよ。

それらがボクを[high]にしてくれて、

“神からの祝福”だと悟る★



するとそこへ、
“マルボロの赤”を吹かしながら、

「よぉお前さん、なんだ俺みてぇな格好をしているな」と話し掛けてきた男が居た。


彼の名はジョナサン。


ボクが、
『ああ、“マッド・ドッグスタイル”といった感じかな』と少し照れながら応えた。


するとジョナサンは、
「いや違う。それは[Street Doggy]だぜ。」と言って、

タバコの煙を、
ボクに向かって吐きかけた、。



それから、
ボクはパーラメント、

ジョナサンはマルボロを吸い合いながら静かに、

ヒソヒソと語り合う。



ジョナサンは、
「例えば、、蜂の巣があったのなら、そこに銃弾をブッ放してブンブンと音を立てながら、たちまち無数のハチが混乱するのを俺は好む。」と、

自身が、
どれほど“危険な男”であり、

そういうクレイジーな生き方をしてきた事を分かり易く伝えてきた。



「フィラデルフィアの[Combat Zone Wrestling]の連中なんて、みんなそういうヤツらばかりだった。」


ボクはボクで、
『純粋な[Wrestling]が出来た上で、たまにそういった[bloody]な“闘い”もしたいかなぁ』と、

自己の論理を展開する。



「お前さんは芝刈り機で額をエグられた経験なんて無いだろ?最高だぜ。」と、

ジョナサンはおでこに残る無数の傷を見せて、

どこか?誇らしげだった………



『でもそれからアンタはフロリダへ行った...』とボクは知っている。



ジョナサンは、
「フロリダでは血は流せない代わりに、精神病質的なギミックやプロモが必要とされたんだ。そして'LORD'リーガルと“闘った”。アレはあれでクレイジーだったよ。」と、

[Catch as Catch Can]野郎のケツを蹴飛ばしたかった!、かのように回想する、、。


ボクはジョナサンによる発言の行間を読む作業に夢中だった。


確かに、
あそこまで精神を錯乱させ、狂喜乱舞する英国紳士を久々にみた。

こと、
フロリダにおけるジョナサンの役割は、

相手の心理をコントロールし、

逆撫でする事だったのだろう…………



「フロリダといえば、ある時のハウスショーでCMパンクがやってきた。その時の相手もこの俺だった。」


続けて、
「当時のCMパンクという男はとてつもなく[creativity]だった。“自己陶酔”、“崇拝”、そして“信憑性”に長けていたんだ。間違いなく俺のキャリアアップに繋がったよ。」、


そう言い終えたジョナサンは、

火のついたマルボロを消した……………



「ただ、、、」


『ただ?』


「そのあと同じフロリダにあるフルセイル大学でT.V.マッチが始まった。そこで待ち受けていたのは会社から俺への“出入り禁止”通達だったんだ。」。


『え、何で?』


ボクがそう訊くと、
ジョナサンは笑いながらこう言い放った。


「きっと俺のような人間がフルセイル大学へ出入りする事になると、ビバリーヒルズ青春白書のような楽しいキャンパスライフを送る学生共に“示し”が付かなかったんだろう。」


『“示し”?』


「要するに俺は会社の求める“道徳的な羅針盤”が大幅にズレていたんだ、、、」。



おそらく、
ジョナサンにとって、

その期間は“暗い塀の中”での日々だったのだろう。


ジョナサンは、
ライダースジャケットの胸元に潜めていたスキットルを取り出し、

乾いた喉を潤わす。



『それでもアンタはその期間を経てニューヨークで成功した』とボクが述べる。


すると、
ジョナサンは首を横に振り、
「あれが成功だとは思わない。確かに春の祭典には何度も出場できたし、ベルトも勝ち取った。でもそれは“通過点”にしか過ぎない」。



また、
「デイナ・ホワイトの下で管理職に就いている生意気なアイルランドの小人が俺達へ対して“ステロイド軍団”と言いやがった時もあった。それでネイチがその生意気なアイルランドの小人へ反論した内容がこうだ。“来るなら来てみろよ。相応しい相手ならドルフ(・ジグラー)も居るしブロック(・レズナー)かフィット(・フィンレー)がお前の相手になるぞ。もちろん全盛期の私を真似た君のギミックのままで結構”。それを聞いて俺が相手するまでもないなと感じた。もし俺がその生意気なアイルランドの小人やらと金網に入ったとしたら野犬のように噛みちぎって、あとはバーブドワイヤーで料理するだけだった。そんな電波にも乗せれない惨劇が起きるのを分かってネイチは俺の名前を出さなかったのさ。」。



あまりのワイルドな発言にボクは圧倒された。

いや、
これがワイルドなのか?

思わずボクは黙り込んでしまった。




しばらく2人は沈黙…………………


異様な緊張感が充満する。


気の利いた言葉を探していたボクへ対し、

先にジョナサンが、
その“沈黙”という名のバリケードを撃ち破った。


「ある日、周囲のBoyzが口々に“あのFunkin'Charlie”がやって来るぞ”という噂が流れ始めた、、、そう“イかれたチャーリーおじさんがチェーンソー持って現れる”ってね!」


打って変わって、
ジョナサンの目はワクワクしていた。

ボクも微笑んだ、優しく。


数十秒前の“沈黙”があっという間に消え去った。


「あぁ噂通り最高にクレイジーだったよ、“チャーリーおじさん”はね。俺がもっと早くにキャリアをスタートさせていたら、IWA JAPANなどで一戦を交えたかったぜ。カクタス・ジャックやターザン後藤、栗栖正伸などとも魂が果てるまで[blood]を流し合いたかった」。


やっぱり、
ジョナサンはそういう“闘い”に飢えていたのだろう。


“イかれたチャーリーおじさん”との世代を超えた遭遇は、

ジョナサンにとって、
ニューヨークでの最高の思い出だという事が感じ取れた★☆


と、
同時に、

ジョナサンとは、
ひと昔風に言うと“ツーカー”な仲になれるかも?と思ったボクは愚かだと感じ、

『ボクはジョナサンの足元にも及ばない』と実感した瞬間でもあった。



終始、
ジョナサンのおとぎ話にも似た実体験を、

ヤニを摂取しながら訊いてきたけれど、

そろそろ出番。


ボクは、
エントランスランプへ向かう前、

最後に、
今度はボクからジョナサンへこう言った…………………




『これからボクとグレイト雑魚が“世界を燃やす”んだ!』


ジョナサンはやれやれといった様子で、
「ああ、わかったよ、お前さんが何が言いたいのかが、。“俺達は理屈なんかが通じない破落戸みたいなもの。世界が燃えるのをただ楽しむだけの除け者”って事だろ??…まぁ暴れて来やがれ」。



言い終えたジョナサンはまたマルボロに火を付けた。

アリーナには大音量でC7が鳴り響く……………………







そして、
ボクは『ハッと』目が覚めた。

iTunesからは、
やっぱりGO!GO!7188のC7が流れていた。



見渡すと其処は、、、



人工知能やロボット工学が高度な発展を遂げ、

アンドロイドが人々の様々な労働や作業を担うようになった、

2038年のミシガン州デトロイトが舞台……………………



でもなかった、、。




「次は終点、中央林間です。」。



そうか!!
ボクは今から薄暗いジムで一人、

サンドバッグを叩きに行くところだったんだ☆★


中央林間駅のホームを降りたら、

プッシュアップバーがはみ出たボストンバッグを担ぎ、

フードを被って、

足早に無人のジムへ向かう………………………



あたかも、
“何かの組織”に追われているかのように…………………………




[World Burns]ゲラへーー(≧∀≦)




神の御加護を




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