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複雑に入り汲んだ現代社会へ鋭く[Wrestling]の本質・真髄を追求するプロフェッショナルレスリング・ワラビー

“King of TENRYU project” KEITA in THE House✳︎

のブログ☆



などの、

各テリトリーをサーキットしながら、

なるべく移動などの疲れもみせず、

彼は、
今月もユラユラと『ワラビーTVショー』にやってくる。



残暑厳しいEAST COASTに位置するシミズ・クリエイティブ・スタジオでの初のTVショー(スタジオマッチ)。


あまりにも小綺麗なスタジオで、

プロフェッショナルレスリング・ワラビーが自信を持ってプレゼンしたものは、

真のビクトリーへつながる、

ただ一つの、

ピュアであるべきもの。




開始時間3時間前に、

集められた、
知名度的にはまだまだ伸び盛りなボーイズと、

簡単な挨拶を交わせば、

着々と準備にかかり、

Mr.SHOWTIME!翔太は試合前のプロモについて相談をしに伺う。



ドレッシングルームの壁に今夜のライナップが貼り出されれば、

“第三代ワラビーTV王者”見た目がウォールストリートは、

持参のiPadをスーツケースから取り出し、

鏡の前でコスチュームのネクタイを締め直し、

またiPadで現株価の確認を繰り返す。




ショーの第二試合にライナップされた《ハッスルMAN'sワラビー》は、

“ドラマチックへの怒りの沸点”KEITA in THE ℃が、

小笠原ワラビー最高顧問に前回の‘Rematch(再戦)’をけしかけ、

そして、
既に戦闘体制の小笠原和彦がエントランスから姿を現す。

その闘いのドラマは、

まさしく、
《ハッスルMAN'sワラビー》というエンタメ枠であるベクトルともいうべき一線を、

画する、

限りなくど真ん中に位置するものであったと、。

試合後、
マイクのない、

声なき会話を交わしたであろう両者の闘いには、

確かに「to be continude..(つづく、、)」の文字が浮かび上がる。


やはり客観的に観ていて矢野啓太、KEITA in THE House*、KEITA in THE ℃の脳裏には、

忘れたくても忘れられない、

バトル&アートがアダプトされているのだろう。

それは仕方のない事だし、

それが彼が歩んできた道。




そしてメインは、

結果的に今回のTVショーのスパイス、

いや巨大なインパクトを残す事になったワンマン・クルーがアラバマから襲来。

その彼をブッキングし、

それを手助けしたのは誰であれプロモーターのKEITA in THE House*であり、

富豪富豪夢路であった。


ワンマン・クルーは意外に保守派であり、

チャンピオン見た目がウォールストリートをグチャグチャにしておいて、

反則裁定、

ベルトの移動はなく、

ワンマン・クルーは意気揚々と帰っていく、

見た目がウォールストリートによる、

古典的なタイトル戦線の図式が既に出来上がっていた。



その後、
ボーナストラックを用意し、

集まったお客さんを、

最後は、
見た目がウォールストリートが「YATTA!YATTA!YATTA!」の合唱でハッピーにさせ、

一時間のコンパクトなTVショーは幕を閉じた。





ショー終了後、
KEITA in THE House*と近くの、

味はまぁまぁだけど安くて量が多いレストランで待ち合わせ、

会うなり、

彼の今後の構想案など聞いていたら、

あっという間に時間が過ぎ、

彼はこれからサンアントニオのトレーラーハウスに戻り、

翌朝早朝より水戸へ向かうのだと言う。

明日も同行させてもらえるかどうか聞けば、

「寝る時間もないでしょうに、ボクのこんなドサ回りに興味を持ってくれるなんてありがたい事ですけど、交通費なんか出ないですよ!」

と、
嬉しさ半面、

ニヒルでシャイに笑う彼が印象的。

「ではまた明日お世話になります。」と礼儀正しく挨拶され、

彼はタクシーに乗り込んでいった。



翌日夕頃、
EAST COASTから離れた茨城県水戸で行われる『ごじゃっぺプロレス』のビッグマッチに参戦する、

KEITA in THE House*が待つ県立スポーツセンターの控え室に顔を出した際、

数十時間ぶりに会う彼は笑顔で迎え入れてくれた。

空調のない控え室で、

昨夜はほとんど寝る時間もなく、

サーキットの疲労はピークに達していながら、

彼は「なんだか去年のイギリスサーキットを思い出します。」とまたニヤリと笑いながら、

黙々と顔にメイクを施す。


そしてイギリスでの出来事なども時間が許す限り話してくれた。

「今のファイトスタイルやマインドがあるのも師匠ジョー・レジェンドのおかげ。ボクはあの日ジョー師匠に魅せられたんですよ。」

「ジョー師匠からレスリング以外でも学べる事が沢山あった。」

「ジョー師匠に習って各々テリトリーを回って稼ぎ、これからも家族を養っていきたいんです。」

と話す。


今夜の彼の試合は、
セミ前の3Wayマッチ。


そこはローカルインディー勢を相手に力量の差をしっかり見せ付けフォール勝ちをスコア。

試合後、
「なぜ今日は毛皮のブーツを着用せず素足で闘ったの?」と訊くと、


「試合前、ジョー師匠の話をしたでしょ?
ジョー師匠はブルーザー・ブロディの命日に素足で闘ったんです。
それを思い出しちゃって。
あの日が今のボクのスタイルの原点だとしたら、
今日は原点回帰のような感じですかね。」



彼の笑顔はなんとも言えない魅力がある。

魔に取り憑かれたような、、。


ローカルインディーならでは選手総出のリング撤収の光景を眺め、

撤収完了後、
県立スポーツセンターの水しか出ないシャワーを浴びて出てきた彼は、

また次のテリトリーを模索し、

いろんなもののために闘う、

キラキラとした純粋な目をしていた。


沢山のビジネス道具が入ったスーツケースをがらがら引く、

めくるめく日々の中で、

KEITA in THE House*はまたサーキットを続け、

そして10月17日に目黒 鹿鳴館でのワラビーTVショーに帰ってくるのであろう。
https://twitter.com/#!/wrestlewallabee

また会えるのが俄然楽しみである。





一つ、
彼の難点を挙げるとするならば、

彼は電話にあまり出てくれない。w

電話に出たら出たで、

彼の眠たそうな声が聞こえてきて、

それがまた何故か癒しになって、

さっきまでのイライラが吹き飛ぶ。

今回の同行もTVショー前日の深夜やっと電話に出てくれて決まった事。



そうして彼のユラユラとしたレスリングライフは過ぎていく。


でもそうした、

今までのような堅苦しい思いのしない、

彼の自然な生き方こそが、

彼が望むKEITA in THE House*なんだと思う。




またとある会場で、

HUSS!!HUSS!!のシャウトが聞こえてくる。

客席を練り歩きながら奇妙なペイントの大きな男がやってくる。

リングを降りれば、

また優しいあの笑顔に逢える。