2月に入り、特別休職制度を利用して
再就職活動を開始した2月。
8日は一次合格者の発表と
二次試験(面接)の日だ。

当日は朝から雪模様。
別件の用事を済ませてから本郷三丁目に向かう。
本郷三丁目で降りて、すぐ前のこのカフェで
発表までの時間をつぶす。



結果については全く自信なし。何度もこのまま帰ろうかと思い、
くよくよと悩む。ただ、ここで敵前逃亡してしまうと、
30年ほど前の修士の試験と一緒になってしまうと思い、
思いとどまる。当時、理学部の修士課程を受験し、
一次試験は通り、あとは面接だったが、どうにも自信が無く、
当日試験の時間、私は実家の浦和でお好み焼きを食べていた。
必死になって「僕は今お好み焼きを食べるのに忙しくて、
東大なんか行ってる暇なんか無いんだ」と
自分に言い聞かせていたことを思い出す。
今回は結果をちゃんと確認しよう。

確認するにしても早めにさくっと終わらせたいな。
よし、正門から入って、法文2号館の合格者名簿を
チラ見してそのままとっととその場を離れ赤門から
出て行こう。10分もあれば足りるな。
ということで、その日の行動は決まった。12時に
発表されるということで、5分前にカフェを出る。

正門に続く道。当日はすっかり雪に覆われていた。



そして正門。法文2号館は右側だ。



この先に合格発表名簿がある。



ちょっと弱気になり、関係ない修士一次合格者の
名簿から見て行く。そして学士の合格者一覧だ。



西洋古典学を見る。やっぱりないね。
あれ?でもちょっと間があってその下にも
合格者が。


あれ。。。受かってる。



とこの瞬間、頭の中に大きな空白が。。。
私は何をしたらいいんだ。。。
とりあえず、そこで関連資料をもらう。
二次試験は13時から。あと1時間もない。

でどうしたかというと、大雪の中をわけもわからず
彷徨ったw

とりあえず生協があったのでそこに入ろう。




本屋には東大に関する書物がいっぱい。



いつか学士入学試験合格記が本にならないかなぁw。
そのあと食堂を当ても無く彷徨う。

どうも落ち着かず、安田講堂前へ。


ここも当日は雪で真っ白。
結局さらに構内を彷徨った挙げ句、
とりあえず面接だけは受けることにした。
西洋古典学の研究室はこの建物。




結局13時には一次試験に合格した2名が
ここに集まった。年配者優先ということで
わたしから面接に臨んだ。
時間的に1時間くらいだったかな。
葛西教授と対面で、1時間くらい話した。
志望の動機から、仕事をどうするのかとか
家族はどうしているとか、西洋古典を学ぶなら
カルチャーセンターでもいいのではとか、
色々話した。この段階で進学は出来ないと
わかっていたが、ギリシア古典の世界から
現代科学の最前線にいたる成り立ちを
研究してみたいと志望の動機を述べておいた。

自分の面接が終わったあと、しばらく隣の
資料室にいたが、寒くなって来たので帰る
ことにした。外に出てすぐ傘を忘れたことに
気がついたが、とりに戻らず、コートのフードを
被って東大をあとにした。

やれやれ。



二次試験合格の模様についてはこちらにまとめてあります。