もう、全く今更な話になってしまいましたが、
この前のBlogで「別項を設ける」と書いてしまいましたので
古い原稿ですがupします。すみません。
出産動向基本調査で子供の数が2人を切った、と騒いでいましたけど、
「第14回出生動向基本調査」
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou14/doukou14.asp
出産動向基本調査って聞いたことないというか、
議論の俎上に乗った事はないんじゃないのか?と思うのです。
合計特殊出生率は、もう5年も上昇し続けています。
「平成22年人口動態統計月報年計(概数)の概況」
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai10/sankou01.html
まるでその事実を打ち消そうとするかのように突然出てきた
調査結果なのですが。
出生動向基本調査では、
前回(2005年)が、2.09人、今回(2010年)が1.96人で2人切った!
というお話なのですが
2005年(平成17年)の合計特殊出生率は1.26
2010年(平成22年)の合計特殊出生率は1.39
合計特殊出生率では平成17年が底で、それ以降コンスタントに上昇し続けています。
出生動向基本調査は研究所による8,252件だけの抽出調査ですが
合計特殊出生率は国の人口動態統計で全国の戸籍の届出を元に算出しています。
また、出生動向基本調査は夫婦であることが前提ですので、
シングルマザーやシングルファーザーの家庭はカウントされていません。
どちらがより正確な調査結果であるかは明白です。
それとは別に、調査の性質として、合計特殊出生率はリアルタイムの状況、
出生動向基本調査は数年前の状況を表す傾向があると思われます。
問題は、なぜこのような情報がいきなり出てきたのか?にあります。
この話が出た時の状況として、支給開始年齢引き上げの検討を発表し、
マスコミはじめ、全国的に大反対の嵐となっていました。
この状況下で引き上げに有利な情報として出してきた可能性があります。
人は「数字」には簡単に従ってしまうという傾向があります。
しかし、その「数字」は意図的に作られていたり流されていたりします。
「数字」も含めた「情報」には冷静に正しく判断しなければなりませんね。