エアレーション中のグリーン。パットが苦手にならないために気を付けるべき点をフィッターと考えた から引用させていただきます。
グリーンを健康に保つために、一般には年間2回はエアレーションが必要です。昨年は猛暑で芝が痛めつけられたので3回やったところもありました。例年、春先から今頃には必ず行われます。
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最近、ラウンドに行ったときのお話です。そのコースは、初めて行くところで、有名な設計者の方が手掛けたとあって楽しみにしておりました。コースはとても楽しくプレーできたのですが、ひとつ残念だったのが、グリーンがメンテナンス中で、エアレーションされていた(*1)こと。
エアレーションとは、グリーンに一定の間隔で穴をあけ、芝の根を張るスペースを作ってあげる(*2)ことで、芝の育成を促す作業の事です。グリーンのコンディションを保つのにとても重要な作業であることはわかっているのですが、できれば普段のコンディションでプレーしたかったです。こればっかりはタイミングなので仕方のないことなんですけどね。
エアレーションされているグリーンは、どうしても凹凸ができやすく、芝も短く刈らないケースが多いため、普段よりも重くイレギュラーが起きてしまうことが多いです。普段比較的速いグリーンでプレーしているゴルファーにとっては、カップに届かすのに苦労するでしょう。
こういった状況でもスコアにこだわるのであれば、普段使っているエースパターよりも軽いパターを用意しておくと対処しやすくなります。軽いパターであれば、テークバックが上がりやすくなり、しっかりと打つことができます。またエースパターをそういった状況で使わないことでエースパターのフィーリングを壊さずにすむはずです。
ラインの読み方については様々な対策があると思いますが、私が気を付けているのは、ショートパットの読みを浅めにしてかなり強めに打つようにすることです。ボールの転がりが強い時のほうが芝目に負けにくく、イレギュラーが減りやすいですから。意識としてはカップの土手の向こう側に当てて入れるイメージを持っていますね。
最近はピンを指したままパッティングするので、イメージが湧きづらいかもしれませんが、一度向こうの土手にあたってからカップに落ちるぐらい強いタッチを意識します。それで入らなったら諦めます!(笑)。
パットは入らないことを気にしすぎると、余計スムーズな動きができなくなり、より入らなくなりますからね。「今日はしょうがないね~」ぐらいにしておきましょう。パターは悩まないのが一番です!
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*1:最近は機械も進化してタイン(円筒状の刃、原木に椎茸の植菌する椎茸ハンマーのような刃)も細いものや円筒状でなくてニードル状のものまであります。ニードル状のタインは作業後のグリーンの表面品質は良いのですが、エアレーション効果は太い円筒型に比べると劣ります。
なお、記事は「エアレーション中」となっていますが、作業が終わった後のことを言ってます。終わってから2週間くらいは凹凸の影響が残ってしまいます。
*2:根の張るスペースをつくることも確かですが、もっと大きな効果は芝の根に酸素(空気)を十分に供給することです(なので、作業名はエアレーション)。
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