鉱物採集:閃亜鉛鉱(ZnS,秋田県阿仁町、阿仁鉱山産) | なんだかんだの石集めと与太話

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鉱物を初めて手にしたのは、小学生の時。それからずっと中断。
2011年頃より、やっと暇になったので、また石の世界へと羽ばたき始めたけど。

 今年の夏は雨が降らずに暑くて参っている。畑を借りて野菜作りをしているが、私の居る佐倉辺りでは雨がもう2ヶ月ほど降っていない。一度だけ雨が降ったが、ほんの瞬間で降ったと言えるほどではない。なので、畑では野菜の生長が遅れ、キウリは枯れてしまった。トマトだけは水が少なくてもいいので、元気でたくさん収穫できている。他の野菜は土に水がないせいで元気がない。

 そんなの状況なので、最近は、毎日水やりをしている。一生懸命野菜に水をやっても、畑は乾燥しきってしまい、土ほこりが舞う始末。水やりもバケツや容器に水を150Lくらい汲んできて、野菜に如露でやっているが、暑い中での作業で大変だ。早く雨降ってほしいと思うこの頃。

 

 この暑い中で畑で水やりをするのも大変で、少なくても首回りを冷やす物がないかとアマゾンで探してみた。ネックファンとかネッククーラで検索すると首か景色のファンが出てきた。これらは、充電式のようで、携帯の扇風機と違って、首の周りに掛けられるので両手が塞がらないのはいいとしても、水を使うので濡れるとやばい。

 

 
 

 なので、冷却してから使うものにした。近所の人が使っているのを見たしね。

 

 こちらは、2時間くらいは冷たい感じがしているようなので、安心して使えそうだ。

 
 

 

 で、本題。

 もう10年以上前に、阿仁鉱山の小沢鉱山のそばに行き、ウロウロしてると川の向こうにズリのような場所が見えた。それで川を渡って、川岸に転がっている石を割ると表面が酸化したり、茶びて、冴えない色の多くの石の中に、閃亜鉛鉱、黄銅鉱などがたくさん転がっていた。石を割って、いくつかを持ち帰り、実体顕微鏡で眺めると、空洞に閃亜鉛鉱の、小さいけれど綺麗な結晶をいくつか見つけることが出来た。

 

   

   写真 閃亜鉛鉱(ZnS、秋田県阿仁町、阿仁鉱山、2012年採集)

 

 閃亜鉛鉱の結晶では、しばしば四面体のものをみることが出来る。写真のほぼ中央には、その四面体が鎮座しているのがわかる。よく見ると結晶は色が付いているが透明で透けていることがわかる。いわゆる鼈甲亜鉛の類いであろうが、色が鼈甲色じゃなくて、少し全体に緑がかっている。薄く表面に何かが付いているのか、それか極薄く表面が化学変化を起こしてしまっているのかもしれない。

 

 頂点には、立方体の面が見られるが、ほぼ四面体になっていて綺麗だ。透明感があるのもいい。ただ、結晶サイズは、0.2mmほどで非常に小さいのが難点だ。それでも時々取り出してみている。