行ってきました「ときめく石」展へーその4 | なんだかんだの石集めと与太話

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鉱物を初めて手にしたのは、小学生の時。それからずっと中断。
2011年頃より、やっと暇になったので、また石の世界へと羽ばたき始めたけど。

 

 はじめに

 「ときめく石」展の記事はこれが最後にしたいと思います。あまり書きすぎていかない人が出てくるのも困ります。石は実際に見て楽しむのが一番です。それは写真で石を撮ると再現できないことが多くて悩むことが多いから。ある人の鉱物写真を見た時、色が全く違っている感じになっているので、それ以降は鉱物の写真は疑問に思うことがしばしばです。カメラでは真実は完全には取れないからです。おそらくは、紫外線も人によってはある程度感知できて、それも合わせて見ているのではないかと思いますし、カメラによっては、CCDセンサーの性能や特性が個々に違うので、写り方も異なってくるのだろうと思います。

 

 前口上が長くなってしまいましたが、「ときめく石」展の4回目、最後です。

 この展示では、約1000点の鉱物が展示されています。今までのものも含め、紹介の鉱物は、その10分の1もありません。是非行って見て楽しんでください。

 

 展示の概要

 展示の内容は、以下のような順で展示されています。

  • ときめく石の世界へようこそ
  • 石を分ける
  • 石の色の世界
  • 石の形の世界
  • 観察・実験教室
  • 生物由来の硬い石
  • 生活を潤す石
  • 石を楽しむ

 

 展示された鉱物たち

 以下は鉱物の写真です。やはり写真は鉱物の展示順ではありません。

 

写真1 緑柱石(アクアマリン、エメラルド、ヘリドールなども)

 

写真2 ホウ酸塩などの鉱物

 

写真3 いろいろな鉱物

 

写真4 いろいろな形をした石膏

 

写真5 誕生石(9月、10月、もちろんほかの誕生石も展示されていました。)

 

 

写真6 飯豊鉱山の黄鉄鉱   写真7 外国産(?)の黄鉄鉱

    4㎝角くらいある!  さすが外国産、一つの結晶が10㎝角くらいある!

 

写真8 黄鉄鉱化したアンモナイト

    硫黄還元雰囲気中になると方解石化しないんですね。

 

写真9 砂川先生の結晶図に倣(なら)った黄鉄鉱

    結晶、さすがに全部は揃えられなかったんですね。

 

写真10 有名な市川鉱山の輝安鉱と針状の三角式黄銅鉱

 

写真11 人気の高いアクアマリン

     さすがに大きくて、きれいですね

 

写真12 アマゾナイト

 

写真13 有名な尾太(おっぷ)鉱山の菱マンガン鉱

 

写真14 三大ペグマタイト産地、石川の緑柱石

 

写真16 日本産のトルコ石(一応日本でも産出する)

 

写真17 私がよく行った秋田県の亀山盛(きさもり)鉱山の緑鉛鉱

 

写真18 正長石

 

写真19 蛍石

 

写真20 外国産の孔雀石

 

写真21 外国産のトパーズ原石

  

写真22 曹灰長石       写真23 左と同じ石 

 (見る角度によって光り方が異なっている)

 

写真24 ラピスラズリの原石(ラズライト)

 

写真25 中学生の収集家が集めた鉱物

 

写真26 金について(ホントの金の色ってどんな色)

 

写真27 投票で人気が高かったペンタゴン石

(ルーペの中に水色の星形柱状だったけど、光の加減で再現できていない)

 

 最後に

 他に、いろいろな形の石膏や方解石、蛍光する鉱物、岩絵の具に使われた鉱物、世界の鉱物切手なども展示されていました。鉱物に似た植物や化石、真珠なども展示されていましたから、鉱物から少し外れるものの展示もあります。

 

 繰り返すようですが、展示は1000ほどの鉱物が展示されています。展示も多種多様で日常生活との結びつきまで。かなり広汎なので、あるものに注目すると物足りないかもしれません。しかし、なかなか会う機会のない展示もあります。

 

 概して、楽しい展示でした。是非出かけてみてください。