<自分本来の力を存分に発揮するために、根本的に大切なこと>
僕たちがリンゴの樹を見るとき、枝葉や果実に目が行きますが、枝葉が生い茂り、果実が豊かに実るかどうかのカギを握っているのは、僕たちの目には触れない根っこです。
リンゴの樹は、根の広さと同じだけ枝葉が広がります。
ですから、枝葉を広げてたくさんのリンゴを実らせるには、まず地下に根を広げる必要があるのです。
そして、僕たち人間も、自分本来の力を存分に発揮して生きるためには、
まず、自分という大地にしっかりと根を張る必要があります。
自己受容を深めていって、ありのままの、等身大の自分としっかりとつながる必要があるのです。
和辻哲郎が次の言葉を残しています。
「成長を欲するものは
まず根をたしかにおろさなくてはならぬ。
上に伸びることをのみ欲するな。
まず下に食い入ることに努めよ。
汝の根に注意を集めよ。」
(『和辻哲郎感想集』講談社 より)
和辻哲郎によると、ある年齢で成長が止まってしまう人の共通点は、それまでの人生で結果ばかりを求め、根を養うことをおろそかにしてきたということです。
一方、ある年齢で急に美しい花を開き豊かな果実を結ぶ人は、下に根を張ることをやってきた人です。
とかく僕たちは、目に見える結果(枝葉や果実)を手に入れることばかりに意識を向けてしまいがちです。
そして、その結果の部分で自分と他人を比べて、焦ったり、落ち込んだり、妬んだりしがちですが、大切なことは、自分という人間の根っこを養うこと。
それを着実にやり続けることです。
それを着実にやり続けることです。
