日経15面:伊藤園、純利益56%減


元セルサイド(S);お~い。B、、お茶。


元バイサイド(B);・・・・・・・・・おい。。。 そんなくだらない「つかみ」で始める気か(怒)??


S;えっ? そ、そ、そんなことないよ~。。。単に、お茶入れてほしーなーって。。。


B;スッチーとの合コン、まだセットしてないくせに! あかん!入れてやらん!むしろ、おまえが入れろ!


S;・・・・すいません。。。(といってお茶を入れてきました。。。) ということで(何が??)、今日は伊藤園です。通常、こういった食品メーカーは、景気とはあんまり関係ないから業績は安定してるとされる中、ここは56%の減益。パッと見には大きい感じがするけど、赤字企業続出の中ではやはり健闘してるよね。減益の主因も、販促費のアップ、中国懸念による野菜飲料のダウンや包装資材の価格上昇とかなんだもん。本業がどーのこーのといった感じはない。


B;でもさー、販促費も中国懸念も包装資材も、全部本業なんじゃない? 不動産とか株式運用で失敗しましたというならともかく…。


S;笑。 いや、そんなの気にしない気にしない(笑)。それよりも、全体として2%の売上アップを確保してるのがすごい! 野菜飲料が7%落ちてるにもかかわらずだから、緑茶とかの伸びはかなりのもの(4%アップ)。お茶なんて、まだ伸びるんだーってのが率直な印象(笑)。その分、販促費がかかったとも言えるけど、ちゃんと販促費かけた効果が出てるというのは評価できる。こういった飲料系は、コンビニの棚の確保やイメージがすごく大事だから、各社が業績不振でなかなか攻勢に出られない現状だからこそ、販促費かけてもシェアを確保しに行っている戦略は正しいと思う。


B;確かに、お茶なんてまだ伸びるんだーっていうのはあるね。一般企業もリストラで人手が少なくなって、昔のように女子社員がお茶を入れて持ってくるなんていうのが減って、来客にも缶やペットボトルのお茶で対応する、って感じかも。もっとも、どこかの自動車メーカーでは来客に何も出さなくなったらしいけどね。


S;うん。特にこれからは残業や工事が減るから、そういった外で飲むお茶の需要は、水やコーヒーも含めてだけど、まだ全体として厳しいかも。その中でイメージや固定客が確保できているのは相対優位になるんやないかなー。関西人としては、あの川柳も結構好きだったし(笑)。一方、野菜も落ち込んだ分は戻してきてるし。資材価格も今や下落中。うまくハンドルできてるって印象なんやけど。


ということで、投資判断は買いで(最終判断は投資家御自身で♪)。ま、でも黒字企業でこれだけ財務がしっかりしてる会社だから、PBR1.5倍ならほぼ底値圏とも言えるし、配当利回り3%も下支え要因。株価もここ10年での最安値。もうそろそろエントリーしてもいーでしょう。しかも、現役アナリスト達の推奨はほとんどが売り。コンセンサスはもう真っ暗なので、このニュースを織り込んだら悪材料ほぼ出尽くしかなと判断します。


S;えっ、現役アナリスト達はほとんど売りにしてるの? 昔は、バリュエーションは高いけど成長期待があるってことで、セルサイドのお気に入りの銘柄だった気がするけど。今のアナリストのコンセンサスと同じになるっていうのがちょっとイヤだけど、俺は売りだと思います(最終判断は投資家御自身でお願いします)。やっぱり、業績に見合った株価にまで下落していない、っていうのが理由。


販促費増加が利益減少要因みたいなトーンで記事が書かれてるけど、問題は、それだけの販促費を投入しても売上が想定したほど伸びないって事じゃないかな。あと、バリュエーションの面でも、PBR1.5倍、今期予想PER40倍っていうのはやっぱり割高だと思う。ちなみに、今期の販促費は40億円ぐらい増加する計画になってるみたいだけど、来期業績について、この40億円の増加分をまるまる削減できて売上は変わらない、というチョー楽観的な想定にして試算しても、PERは20倍を超えるよ。


S;えっ? PERがまだ高いんちゃうかって?? そんなもん、配当利回りで下値決まってんねんから、PERなんか関係あらへん! この局面でPERなんかゆーとったら、何にも買えへんでー!! 


B;・・・・なんか、S、お茶濁してない?


S;お後がよろしいようで~(チャカチャンリンチャンリン♪)


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日経12面:積水ハウス 経常益半減


元バイサイド(B);そりゃそーでしょうーねー。こんなご時世、なかなか家なんか買えませんわ。俺たちなんか外資にいたから、クビになる可能性は常に頭にあったけど、今は普通の日本の会社でもそういう可能性を考えとかなきゃいけない時代だからね。多額のローンを組むのは、本当に一大決心。収入がなくなるリスクを皆がヒシヒシと感じてるんだから、「住宅ローン減税が追い風となるはず」っていう専務さんのコメントはちょっと楽観的過ぎるような気がする。もっとも、決算発表の席での公式コメントだから、あまり弱気を言う訳にもいかず、いわゆる大本営発表みたいな話が多くなりがちだけどね。


元セルサイド(S);そうそう(笑)! ここはアメリカかっ!欧米かっってツッコミしたくなる「住宅ローン減税効果」(笑)。アメリカとかは、こういった減税効果がおもしろいほど出る国だけど(ま、今回の恐慌局面ではさすがにどうかわかんないけど)、日本ではねー。だったら、消費税引き上げの方が一時的な需要促進にはいいかも。買い急ぎが出てくるから。それに決算発表の場での大本営コメントはお約束。突っ込んであげないで、そっとしておいてあげた方がいいよ。きっと、コメントしてる方もつらいんだよ~(笑)。


でも、天下の積水ハウスも利益激減なんだねー。情勢考えると、ま、当たり前なんだけど。それだけ、優良企業も苦戦してるっていう端的な例だね。


B;でもさ、住宅メーカーっていうと、戸建て住宅の注文貰って家を建てる(住宅請負事業と言ってます)会社っていう印象だろうけど、この銘柄の投資判断で一番重要なのは、大型再開発案件を含む不動産販売事業だと思う。住宅請負事業のマージンはある程度安定してるけど、不動産販売は地価の変動の影響をモロに受けるからね。


で、その不動産販売を見ると、印象としてはまだかなり厳しそう。大型再開発案件は、いいお得意さんだったREITなんかがこんな状況だから、とても商売にならない。そんな中で、土地の在庫が結構膨らんじゃってる。販売用土地の残高は、2年前の3,500億円から1年前には5,400億円、今年1月末には5,600億円まで増えてる。ちょっと調子に乗って、土地を仕入れ過ぎたし、ブレーキを踏むのが遅かったな、って感じがする。


S;これはその通り。3年前かな? 当時の和田社長にお会いしたとき、開発がんばるって言ってたもんなー。あのときは、REITもあって確かにタイミングはばっちりだったけど、撤収のタイミングを失ったのはあるよね。なんでもそうだけど、利食って手仕舞うのが一番難しい。株なんか典型だよね(大笑)。欲かくと失敗します(笑)。


でも、販売用土地がこの局面でまだ増えてるってのはなんなんだろう。。。。1年前まで増えてるのは仕方ないとして、なんで1月末も増えてるの?? 去年もまだまだ積極的に買いに行ってた??? それってまるで、「もう底値やーっ!」って夏ごりにガンガンに土地買ってた○リモ○みたいやん。。。。モ○○トって、、、破綻してるで。。。。。


B;ひえーっ。。。○リモ○って、この夏にも土地仕込んでたの??


S;らしい。そう聞いてる。根性はすごいと思う。


B;笑。でも、ここもさー、1月末に320億円の評価損を計上してるけど、保有残高に比べると5%程度に過ぎないから、まだまだ損失を計上しなきゃいけなくなるんじゃない? まあ、自己資本が7,500億円ある会社だから、新興不動産会社みたいなリスクはあまりないけど、株はまだちょっと買えないと思う。ということで、投資判断は売りです(最終判断は投資家御自身で!)。


S;でもでも。今のPBRは0.5倍。一応、黒字維持だし、キャッシュフローも回ってる。ということは、株価はあと、3,700億円くらいの評価損はもう織り込んでる水準やで。1月末の土地残高が5,600億円ってことは、約66%の価格下落分まで見てるってことやで。このくらい見てたら、もう十分ちゃう? ということで、僕は買いに(最終判断は投資家御自身でね)。でも、Bのいうとおり、本業の住宅請負はまだ厳しい感じやから、上値を追う株じゃないねー。ま、麻生さんの消費税引き上げがあれば、追い風は吹くかも。でも、その後、日本経済破滅かもだけど(笑)。


B;しかし、わが身を考えると、マイホームはどうなるんだろうね…。ぷー太郎にローンを貸してくれる銀行なんてある訳ないし…。いや、仮にあっても、返せる訳ないよね(苦笑)。


S;夜逃げする(笑)???


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日経夕刊3面:日本製紙 レンゴー 業務提携を解消


元バイサイド(B);いやいや、出ましたねぇー、いかにも日本的な優柔不断なニュースが。このブログでは、二人とも外資出身にも関わらず(出身だからか?)、外資的な経営を批判して、日本の経営陣頑張れ!みたいなコメントを結構してますが(Sはともかく、俺は国粋主義者じゃないからね!)、こういうのはいただけませんな。


今回のニュースもそうだけど、製紙業界って徹底して内向きの業界なんだよね。2006年に王子製紙による北越製紙のTOBって話があったけど、この一件の推移も、極めて内向きの展開だった。日本製紙はその時、TOB騒動でスッ高値にあった北越製紙株を、TOBの妨害をするためだけに買い込んでたんだよね。当然、その後は莫大な含み損。経営陣がその責任を取る訳でもなく、戦略的な提携をするなんて言い訳して、しょうもない提携効果の試算を出してた。


元セルサイド(S);ホンマや。しかしここもと、毎日のように「出ましたねー」的な書き出しやね(笑)。そのくらい、「おいおい」ってなことが多いってことかもしれへんなー。。。しっかし、、、これはホンマにひどい。ひどすぎる。この業界の人にとっては、100年に1度の危機とかは全く関係ないんやろね。とにかく、うちの設備は廃棄すんのやだもんねー、、とか、あいつの言う事聞くくらいなら、絶交した方がいーもんねー、、、みたいな、、、、ホンマ小学生かっ(笑)!


それに、日本製紙は北越製紙の株も、思いっきりシコってるわけでしょ。。。。おいおい、ちょっとは危機感持ってくれや~っていうのが正直なところ。なんか、怒るの通り越して、アホらしくなってきた。。。紙パルプ業界担当のアナリストなんか、もうがっくりして力抜けてるんちゃうかなー。「どーせ俺のセクターは小学生だよーん」なんて(笑)。


B;大笑!!! で、この話に戻るけど、「やっぱりなー」という感じ。大局的には、需要が伸びる見込みが薄くて過剰設備の業界なんだから、経営統合なんかで生産設備の廃棄をしないといけないのは、火を見るより明らか。統合交渉で折り合えなかったって言うけど、そんな事を言っていられる業界じゃないと思う。そこんとこは、Sの言うとおり。100年に1度の危機なんだよ!!


どうせ今までも大した提携効果が出てないから、業績に与えるインパクトはほとんどないでしょう。具体的な統合計画も出てなかったから、株価もそれを織り込んでいたとは考えられない。このニュース自体は、両社の株価に中立でしょう。そう言いながらも、投資判断は、両社とも売りです(最終判断は投資家御自身で!)。


S;おっ 今回は速い結論やね。あまりにのんびりした業界やから、僕らくらいは早めに結論出さないとね(笑)。でも、ホントにちょっと悲しくなってくる。この暢気さには。。。。ちなみに、僕も売りでございます(最終判断は投資家御自身でね)。正直、さじ投げた感じ。ファンダメンタルズがこれからもっと悪化する中、設備廃棄するみたいな自律調整能力がないとなると、めっちゃ短期のトレーディングでしか、この株では勝てないよ。僕らみたいなアナリスト出身者にとっては、触りたくない株やねー。


B;意見は一致かぁ。。。あんまりおもしろくないなー。。。。でも、もうちょっと言わせて! 特に日本製紙は、自己資本比率が27%しかないのに、前期も今期も配当性向100%以上だよ! この金融危機の中、かなり疑問だよね。レンゴーは日本製紙よりはマシだけど、中期的に成長が見込めない会社としては、バリュエーションは魅力的ではないと思う。


製紙業界は、原材料を輸入してるから円高メリット株と見なされて、去年10月下旬から今年1月上旬まで、相場全体が下落する中、逆行高を演じたけど、この二ヶ月ほどでその分もほぼはげ落ちた感じだね。一時よりは円安になってきたし。ひょっとして、製紙業界は酔いどれ財務大臣(前)を本当に恨んでる?(笑)


S;でも、単に円高メリットってゆーのも考えモノだと思うけどなー。ストラエンソやAPPみたいな海外の製紙メーカーが日本に出てきたらどーするんかねー。今までは、日本企業のような薄くてキレイなのは彼らにはできない!って言ってたけど。。。ユーザーが安けりゃいージャンって思ったらどうするんだろ。。。。。ダンボールも、ホントにリサイクルする動きが出てきてるし。為替でどーのとか言ってると、この業界ホントにまずいんじゃないかね。


え? オチがない?? いーんです。紙だけに、ストンと落ちたりしません。


お後がよろしいようで~


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