日経13面:イオン、商品数4割削減
元バイサイド(B);イオンが商品・価格政策を抜本的に改める、ってことで記事になってるけど、この見出しは会社側にとっては不本意なんじゃないかな? 日経新聞の記事では商品数の削減が強調されてるけど、イオンが発表した文書では値下げが強調されてる。「イオンの反省」ってタイトルでニュースリリースが出てるけど、これを見ると商品数の削減にはほとんど触れてなくて、もっぱら新しい価格戦略(=値下げ)の事しか書いてない。記者会見でのやり取りはわからないけど、見出しには値下げのことが出てないから、ニュースリリースとは全然印象が違っちゃってる。こういうご時世だから消費者のために値下げします、っていうのが本来伝えたかった事だと思うんだけどね。
元セルサイド(S);イオンの反省は、一般紙に一面広告でも出してるよ。やはり、主軸はそっちみたいやね。すると、日経の記者が個人的思惑で商品数削減を見出しにしたんかな。。。マスコミはこういうのが怖いよねー。
B;で、今日もとっとと投資判断に行きますが、この会社もまだ売りだと思います(最終判断は投資家御自身で!)。この会社の場合、一番反省しなきゃいけないのは、出店政策だと思う。売上拡大至上主義でずっとやってきたから、出店の採算・効率性が二の次になっていた、っていうのが業績悪化の根本原因だと俺は思う。ここにメスを入れて、ある程度の規模の店舗閉鎖まで踏み込まないと、厳しいまんまじゃないかな。
S;はやっ! 何焦ってるの? Bは今日お出かけ?
B;・・就職活動
S;おっ! やるねー。。。 がんばれ~♪ 俺も真面目に活動しよーかなー。。さすがにちょっと不安になってきた。。
で、話を戻すと、でも、そもそも商品数が多いっていうのは消費者の多様なニーズに対応するっていうのがお題目だったはず。記事では「商品数を減らす代わりに1品あたりの販売数量を増やし・・・・」って書いてるけど、例えば、安いからって歯ブラシとか日用品を何十箱も買うか?! 必要もないのに。。。 もちろん、買い置きにする人はたくさんいるだろうけど、それは既存客需要の先食いでしかないはず。つまり、安さを武器に他店の客も取り込まないとこの戦略は意味がない。
これって、かなりきつい勝負だよなー。薄利多売は高度成長期型のビジネスモデルだし、値下げ競争がつらいから、どの会社もブランドづくりに躍起になってきたはずなんだけど。イオンもイオンモールとかを基点にして地方におけるちょっとおしゃれな総合ショッピングスポットみたいに。でも、商品数減らしたら、その良さがなくなちゃうような。。。。
B;そうなんだよ。さっきも言ったけど、その結果としての出店政策がかなりきつい。PBRは0.6倍まで下がってるけど、過去ずっと出店優先できたから財務体質があまり強くない(自己資本比率21%)。店舗閉鎖をやると損失計上で財務が更に痛むから、あまり割安とは言えないんじゃないかな。
S;うん。個人的には、店舗閉鎖と商品数削減なら、店舗閉鎖が先だと思うんだけど。財務上の問題や「とにかく安く!」って思ったら、商品数削減を優先せざると得なかったんだろーなー。
B;あと、やっぱりチャートが良くないと思う。この会社の場合、2006年に高値をつけて、その後ずっとダラダラと下落してる。金融危機とはある意味無関係って感じの株価の動きで、凄いんだか凄くないんだかよくわかんないけど(笑)、いずれにしろまだ底を入れた感じにはなってないよね。
ん? S、まだ投資判断言ってないだろ??
S;ばれたか。。。だって、ホントにBとカブるんだもん。僕も売りです(最終判断は投資家御自身でね♪)。チャートもだめ、戦略的には疑問符、だからねー。なんといっても、前にファーストリテイリングで書いたけど、
売れない
PBブランドで値下げ
短期的に売上回復
調子にのってPBだらけにする
みんなが飽きる
あわてて品数増やしてブランド化狙う
の繰り返しなんだもん。。。。きっと今回もそうなると思う。ま、値下げは客足確保という面では短期的な追い風にはなるんだろうけど。。
B;笑。そういえば、バブル崩壊後もそうだったよねー。しかし、ニュースリリースのタイトルが「イオンの反省」って、すごいよね。こんなタイトルのニュースリリースって、ほとんど見たことない。俺たちも「ぷー太郎の反省」っていうタイトルで、読みやすいようにブログの文字数の削減しますっていうを発表しようか?(笑)
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