日経4面:野村、世界共通基準に


元セルサイド(S);簡単に言っちゃうと、人事報酬制度を外資と同じにするってことやね。いわゆる法人向けビジネスを「特定社員」にして、買収した旧リーマン社員とかと同じ土俵で扱いましょうと。


元バイサイド(B);そうでんなぁ~。確か、アナリストなんかには既に導入されてたような気がするけど、その範囲を広げましょう、っていうことやろうねぇ~。ゴメン、昨日、夜桜見物で、二日酔い気味なんやぁ~。


S;コラッ! しかも、下手くそな関西弁なんかつかいよって。どっちがSか、読者さんにわからんやないけ(笑)。


酔っぱらいは放っておいて、本題に戻ってさらに言えば、リテールはこれまでのままのようなので、事実上、法人向けとリテール向けに人事上分社されるってこと。これは日興やみずほなんかと同じやり方。単に会社を実際に分割しないだけってことかな。ま、これで「世界的なローカル証券会社」の野村から、「メジャー入りをうかがうグローバル証券」のノムラへの転換点にしたいってとこかしら。


B;うまい! 今日のSは冴えてるねぇ~。


S;お前がボケてるだけや! で、早速投資判断やけど、僕は買いでいきましょう(最終判断は投資家御自身でね)。戦略的には正しいと思うし、損も出していろいろ批判されたりしたけど、リーマンの買収も僕は野村が飛躍するためには不可欠だったと思う。今はまだうまく歯車回ってないけど、長い目で見たら、これは大正解だったって思えるはず


外資に長く居た立場からすると、野村って、ホント、偉大なるローカル企業。そこらのチンケな外資よりよっぽど世界的影響力あるのに、思考は完全にローカル(笑)。ま、それは日本であまりにも強いから(これは業界人なら好悪の差はあれ、絶対認める事実)。でも、旧リーマン買収で、「ノムラ」の論理以外の血を入れてるのは正しいと思う。副作用として、損失やいろいろカルチャーショックもあるだろうけど、そのくらいは避けて通れない痛みなのかなと。


B;日本であまりにも強いってところは、かつては確かにそうだったけど、近年はちょっと?と思う事が増えたような気がする。例えば、2008年3月期は、他の証券会社が黒字だったのに野村だけ大幅な赤字だったし、例のマドフ・ファンドなんかにも引っ掛かったりしてるし。今の野村には、なんか、以前の強さを感じないなー。どこか、経営に緩みが出てるのかも??? 株価も、野村の今のPBRは0.8倍で、大和のPBR0.9倍より低いんだよね。昔は、他の証券会社よりも低いPBRになるなんて、あまり無かったと思う。


うは言いつつも、投資判断としては買いだと思います(最終判断は投資家御自身で!)。大和以下のPBRが象徴するように、悪材料は概ね織り込まれ終わったでしょう。何よりも、この水準で野村を売りにしてしまうと、日本の株式市場に未来がないって言ってるみたいになっちゃう。そういう期待も込めて、の投資判断です。


S;そうそう。それに、チャート的には底打ってきてるみたいやし、なんといっても証券株は日経平均とかの市場インデックスにほぼリンクやからねー(笑)。年度明けはかなり警戒してたんだけど、ここまで(ま、踏み上げなんだろうけど)上昇するとは思わなかった。一本調子の上昇はなくて、かならず日柄調整は入る!って未だ思ってるけど、懸念してた日経平均6000円台ってのはもうないかなって。なら、証券株もOKでしょう。


ただ、当面はやはりその副作用が批判されて株価の重石にはなるかも。実際、外資流の人事報酬って、野村にはそのノウハウがないから、最初はかなり混乱するだろうし。前に、アナリスト向けに専門職ということで外資流を導入したけど、結局真似事で終わって、専門職に手を挙げる人が激減しちゃったからねー。だから単に証券株なら大和とかの方がいいかもって印象なんだけど、逆にこういった挑戦できるのは野村のみでもあるので、そこに期待ということで。


B;Sも期待込みか。まあ、そういう象徴的な銘柄ではあるよね。


S;野村が変わってきたら、早晩、他の日系も変わるだろうし。そうすると、野村とかの日系に復帰するのもいーかも。部店長会議とか神棚とか、なつかしーなー・・・・ どうB? 日系戻ってみる?? 朝、ラジオ体操とかあったりするかもよー(笑)


S;始業・終業時間や昼休みには、やっぱりチャイムも鳴る(笑)?


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日経15面:旭化成、純利益90%減


元バイサイド(B);ぷー太郎なのに、暢気に旅行に行っていた元セルサイド(S)が、やっと帰ってきました。どこに行って何をしてたのか、とか、スッチーにチョッカイ出せたのか(笑)、とか、いろいろ追及したいことはあるけど、久しぶりに二人で「個別企業の投資判断ネタ」というこのブログの本来の姿(?)に戻ります。


元セルサイド(S);どもども~ ただいまですぅ~♪ すっかりリフレッシュしてきましたん♪ 


B;(アホらしいので無視)・・・・で、今日のお題は旭化成ですが、終わったばかりの前期業績の下方修正、ってヤツですね。営業利益が従来の予想を61億円下回って340億円、ってことですが、ちょっと不思議なのは従来の営業利益予想が401億円だったこと。なんで400億円じゃなくて401億円だったのか、その1億円にはどういう根拠があるのか、ってツッコミを入れたくなる。売上が1兆5,000億円以上ある会社だから、利益1億円なんて、誤差のそのまた誤差程度だもんね。


で、分かったのが、上期の営業利益が401億円だったって事。つまり、年度の営業利益予想401億円は、下期は赤字にしない、という意志表明だったっぽい。ところが、実際は下期が60億円ぐらいの赤字になってしまった。まあ、この環境ではある程度しょうがないよね。


久しぶりの投資判断なので前置きがぐだぐだと長くなりすぎた(笑)けど、売りだと思います(最終的な判断は投資家御自身で!)。始まったばかりの今期も、この経済情勢だと、営業利益を黒字化できるかどうか、というレベルだと思う。特に目ぼしいリストラもないようだし。その割には、PBR0.8倍だから、あまりお安くはない。


S;なんか、B、淡々とさくさくやってるね~。もっとぐだぐだしよーよー(笑)。ということで、天邪鬼な僕の投資判断は買いです(最終判断は投資家御自身でね♪)。業績はBの言うとおり。ま、この上半期はボロボロの決算になるんだろーなー。でも、業績悪いのは、もうみんな知ってて、既に市場は織り込み済みかなと。僕なんか最初記事見たときに「おっ黒字決算やん!好材料かも」って思ったくらい。


で、2002年度に上場来初の赤字決算(700億円弱)となったときの株価が300円弱。これがこの10年の最安値。直近も300円が抵抗線となってる。そろそろ買いを考えてもいいかも、って感じ。ま、今の400円弱の水準ではそんなに魅力はないかもだけど。


B;でもさー、あと、この会社は事業が多岐にわたっている(繊維、化学、薬品、住宅、エレクトロニクス)。住宅事業なんかは、雇用情勢が不安定になってきてる影響が今後大きくなるだろうから、むしろこれからの方が厳しいんじゃないかな。仮に景気の底入れがあっても、他の素材系の会社に比べて、業績の回復が遅くなると思うんだよねー。


S;宮崎かがやきさんのペンタゴン経営だったっけ(笑)? なつかしーなー。うん、回復局面ではそうだろーなー。でも、今の段階では底入れがあってもそんな急回復はないって感じがコンセンサスやんか。そすると、こういったリスク分散型ポートフォリオ経営の方が安心感あるような気がするんよね。もちろん、景気底入れになったら、単品経営の方が反発力あるから、そっちに乗り換えるべきやけど(現実に急回復かどうかなんて関係なく、ね)、まだ底入れしてない段階では比較優位かなって。


B;なるほど。リフレッシュして、またチャート系に戻ってるけど(笑)。ま、そういうことにしといたろ。ところで、S、当然、俺に旅行のお土産買ってきたんだろうね? あと、延び延びになってるスッチーとの合コン、よろしくね♪


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日経1面:補正、今国会に提出


元バイサイド(B);二日前の「読者からの質問」で、「これからもがんばってコラムをアップしますので、引き続きご愛読ください。」なんて、珍しく殊勝な事を言っておきながら、元セルサイド(S)は、何と、旅行に行ってしまいました(笑)! エイプリル・フールのウソではありません(笑)。ぷー太郎なのに、そんな暢気な事をしていていいんでしょーか???


ウチも、「気晴らしにちょっと温泉にでも行こうか?」って奥さんに言ってみたんだけど、「いつまでぷー太郎続けるか分かんないのに、そんな事できる訳ないでしょ(怒)!!!」ってキレられてしまいました…(苦笑)。


ということで、今日は、取り残された私一人で書いてみます。お題は、「補正予算」って事で、まあ軽く書いてみましょう。えっ、それはちょっと前に書いたばっかりじゃないかって? そうなんです。3月5日に、「二次補正予算」って題で書いてるんです。前回の二次補正予算は2008年度のもので、今日のは2009年度のやつ。補正だらけ、って感じですねー。


前にも書いたけど、何かあると、株式市場関係者も含めて、すぐに政府に頼ろうとするから、こういう風になっちゃう。これが、日本の財政赤字がここまで悪化した一つの要因でしょう。確かに、主に福祉の分野では、政府の役割は大きいから、まだやらなきゃいけないことはあると思う。今回の主な検討項目(日経3面)では、雇用対策、成長戦略の中の医療・介護なんかが、それに当たるでしょう。


しかし、株価対策とか、相変わらずの公共事業なんかは、ハッキリ言ってもう要らないでしょう。自民党の「日本経済再生戦略会議」の中間報告では、スーパー中枢港湾や整備新幹線の建設も盛り込まれてるってことなので、この機に乗じて予算を分捕ってやろう、という勢力もきっといるはず。過去、公共事業が日本経済の浮上をもたらす効果は小さかった、という事は実証されてるんだから、もういい加減にしてよ、って思う。


あと、「過去最大規模」っていうのが、今回の対策のウリらしいけど、これもとんでもない事だと思う。こんな財政状況では、将来、増税や社会保険負担の増加があると、まともな国民は皆わかってる。それが消費を抑制する大きな要因になってるから、そんな中で財政支出で景気対策しますって言われても、また将来の負担が増えるだけだと皆が思うので、景気刺激効果は限定的でしょう。


今回、このタイミングで与党が補正の話を出してきたのは、間違いなく政局&選挙がらみでしょうね。民主党が小沢代表の献金スキャンダルで逆風を受けているので、ちょっと揺さぶってやろうと。選挙になっても、今の民主党相手なら、この補正予算なんかを公約にして戦えるんじゃないか、そんな思惑が感じられる。いずれにしろ、早く衆議院選挙をやって、勝ち負けをスッキリさせろ、っていうのが私の意見です。どんな結果であれ、それが現在の民意だから、選挙後の政権が2009年度の予算に責任を持つのが、筋ってもんだと思います。


ということで、Sがいないので、一人でぐだぐだ書いてしまいました。えっ、Sはどこに行ったのかって? それはもちろん、スッチー好きのSだけに、飛行機に乗って行くところです(笑)! 家族旅行なので、スッチーにちょっかい出しにくい、ってこぼしてました(笑)。以下、私一人ですが、お約束のコメントです。


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