梅の花 | むばたまの夜の衣を返してぞ着る

むばたまの夜の衣を返してぞ着る

~いとせめて恋しきときはむばたまの夜の衣を返してぞ着る~
平安時代の歌人小野小町の歌から。
愛しい人にどうしようもなく会いたくてしかたのないときは、
寝間着を裏返して寝るわ
(寝間着を裏返して寝ると恋しい人の夢を見ることができるという説があったそうで)

蕾のまま雪の重みで折れてしまった梅の枝
今朝花が開いた
花弁が小さい。
やはり
幹や根を失っては
十分な栄養は得られないということだろうか
何かの暗示のようだ
 
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折れなかった残りの枝
この蕾は開くのだろうか

梅と言えば・・・
二月はお茶の稽古の折、茶杓の銘を梅に関連したものにするのが楽しい。
先日の稽古で、私は「飛梅」紅梅
他の方が「東風」を言われたので

東風吹かば匂いおこせよ梅の花
主なしとて春を忘るな

に呼応して嬉しかった爆  笑
梅の別名には「花の兄」や「好文木」などがあると教わった。
花の兄びっくり花(桜)に先んじて咲くから兄なのだとのこと。
姉じゃあないのは何ゆえ?また兄がいたら弟もいて、「花の弟」は菊なんだそうだ(へええええびっくり)ほかの花はどうなるんだろう?
「好文木」の由来は、帝が学問に励んでいるときは咲き、学問を怠けているときにはしおれてしまったという故事から来ているそうだ。勉強せんかったら梅が枯れるぞーって脅されてがんばる?