今期のドラマ | むばたまの夜の衣を返してぞ着る

むばたまの夜の衣を返してぞ着る

~いとせめて恋しきときはむばたまの夜の衣を返してぞ着る~
平安時代の歌人小野小町の歌から。
愛しい人にどうしようもなく会いたくてしかたのないときは、
寝間着を裏返して寝るわ
(寝間着を裏返して寝ると恋しい人の夢を見ることができるという説があったそうで)

その曜日の来るのが楽しみ!と言えるほど
好きなドラマがある。
そんなふうに言えるドラマが
昔はもっとあったのだが、
ここ数年はいまいちどれにも乗りきれなくて
個人的にドラマ離れが進んでいた。

ところが、
今期はちょっと状況が異なる。
大河ドラマが面白い!朝ドラにはまっている。
決してNHKの回し者ではないのだが(*^^)v

 「平清盛」(NHK)
何度も書くが、戦国時代と幕末が苦手なので
その時期を扱ったドラマはほとんど見ない。
ところが、大河はほとんどその時代を舞台としているので
私と大河との縁は極めて薄かった。
ところが、今期は平安末期である。
好き好き度で言うと奈良時代の次なのでハートハート ハート
(ちなみに奈良時代だとハート5個)
平清盛の「平家物語」を通してのイメージが
どう変わっていゆくのか楽しみ。
映像がリアルで躍動感がある。
(どこかのお偉い人がこれについて
かなりカンチガイな発言をしてヒンシュクを買っているが)

いまのところは清盛の父・忠盛(中井貴一さん)の
思慮深さ、忍耐強さにハート

 「カーネーション」(NHK)
朝ドラを観るなんて何年ぶりだろうと自分でも驚いているのだが、
帰宅後、晩御飯を食べながら録画を観るのが日課となっている。
尾野真千子さんは、ドラマ「火の魚」で原田芳雄さん演じる
かたくなな老作家と心を通わせる編集者を演じたときから注目してる。
この人の演技では泣くシーンが好き。
「火の魚」の感想記事⇒コチラ
「小川の辺」ではちょっともったいないな・・・という感じがしたが。
「カーネーション」では全力で笑って泣いて仕事する姿が
なんとも気持ちいい♫
カメラワークがなんか映画みたいな雰囲気なところも好き。
そうそう、気になるイケメン俳優さんが登場するのも楽しい。
泰造兄ちゃんの須賀貴匡さんとか、周防さんの綾野剛さんとかねハート 

  「最後から二番目の恋」(フジ)
これまた中井貴一さんが出てるから観ているのか?
(そうかもしれない!)
岡田惠和脚本ってこれまでそんなに観ていないし、
それほど関心を持っていなかったのだが、
今回は台詞がなかなかいいなと思える。
万里子(内田有紀さん)の理屈っぽい口調の的確な指摘とか
和平(中井貴一さん)の「照れくさい気持ちは久しぶり」のような
素直な気持ちとか(笑)
(観ていない人にはなんのことやら・・・だね♫)
千明(キョンキョン)のファッションも素敵で、
これも結構楽しみの一つ。
そして、最も気に入ってるのは挿入歌なのであった。
こういうときネットは便利だとつくづく思う。
Yael Naim(ヤエル ナイム) という歌手の
「 Go To The River 」という曲だそうだ。
フランスで活躍するシンガーソングライターとのことだが、
歌詞は英語。