あっぱくんのブログ -73ページ目

みんなPUSH!

昨日のブログでは、赤塚委員が、消防の指令センターの役割の重要性を書いてくれましたが、心肺蘇生やAEDの使用を促すためには、あらゆる段階、場面での促し=PUSHが大事だと思っています。


講習会では、あなた自身が勇気をもって一歩踏み出してほしいとのPUSH!

119番通報をしてくれたら、混乱する状況を察知して、迷ったら行動を起こすように、司令員がPUSH!

そして、実際の救急現場で救助活動を行ってくれた人がいたら、結果のいかんにかかわらず、その勇気をたたえて社会全体をPUSH!


心肺蘇生はとても緊迫した状況での行動を求めるものなので、技術を伝える以上に、いざというときの行動を促すことが重要というコンセプトを、広くシェアしていきたいですね。


委員長 石見

消防も頑張らねば・・・

枚方寝屋川消防の赤塚です

以前から思っていたのですが、消防の指令センター(119番通報を受けるところ)の役割はとても重要であると思います。市民の方に「心停止の認識=死戦期呼吸」 を伝えることも大切ですが、何よりも119番通報を受ける消防職員の意識改革や教養が大切です。うちの消防でも通報内容から心停止である、あるいは心停止に移行すると判断し「口頭指導」や消防隊の増隊を判断した指令センターの職員もいます。しかし、標準化にはなっていません。今後の課題です。

Nick of Time Foundation

今回も、救命率世界一位を誇るシアトル市について第四弾です。

心停止で息子さん(Nick)を亡くされたお母さんが、CPR教育(AEDの寄贈を含む)と心疾患のスクリーニング普及のために立ち上げられた組織Nick of Time Foundation(www.nickoftimefoundation.org )の活動に参加したので、紹介します。シアトル市及びその周辺市の主に高校を巡回して、生徒たちに心臓検診(心電図・心エコー・血圧チェック・心音・医師面接・CPRトレーニング)を無料で実施されています。さらには、なんと生徒の兄弟、両親も希望すれば一緒に検診を受けることができます。参加費はタダ。この組織をサポートしているスポンサーによる寄付金と、前回紹介した「オークション」、一般市民からの「寄付」で全てまかなわれています。ただし検査データは、スポンサーのひとつであるワシントン大学やSeattle children hospitalに提供されることが条件になっています。今後の心停止の予防等に関する臨床研究発展のためです。

日本には昭和33年に制定された学校保健法に基づき、特定の学年で全ての生徒に対して心電図検査が行われています。しかし、アメリカにはそのような法律はなく、運動部に入っている学生のみ2年に一回健康診断(心電図や心エコーはありません)をすることを「推奨」されているにとどまっています。日本には学校保健法があり、心エコーはないけれども、心電図検査はあることを伝えると「素晴らしい!!」と感動されていました。当たり前と思っていたので、あまりにも感動されたので、間違ったことを言ったんかな?と心配になりました。

男子生徒用の心電図コーナー
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こんな感じでブースを作って、胸骨圧迫のみのCPRを指導されています。私もここで指導してきました。
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体育館を使った会場入り口には、心停止でなくなった子供たちのパネルが並べられ、心停止は身近で起こること、この検診の意義を伝えておられました。生徒はみんな立ち止まって読んでいましたね。
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時間があればwebsiteを一度ご覧下さい。

PUSHプロジェクト委員 西山知佳