Nick of Time Foundation
今回も、救命率世界一位を誇るシアトル市について第四弾です。
心停止で息子さん(Nick)を亡くされたお母さんが、CPR教育(AEDの寄贈を含む)と心疾患のスクリーニング普及のために立ち上げられた組織Nick of Time Foundation(www.nickoftimefoundation.org )の活動に参加したので、紹介します。シアトル市及びその周辺市の主に高校を巡回して、生徒たちに心臓検診(心電図・心エコー・血圧チェック・心音・医師面接・CPRトレーニング)を無料で実施されています。さらには、なんと生徒の兄弟、両親も希望すれば一緒に検診を受けることができます。参加費はタダ。この組織をサポートしているスポンサーによる寄付金と、前回紹介した「オークション」、一般市民からの「寄付」で全てまかなわれています。ただし検査データは、スポンサーのひとつであるワシントン大学やSeattle children hospitalに提供されることが条件になっています。今後の心停止の予防等に関する臨床研究発展のためです。
日本には昭和33年に制定された学校保健法に基づき、特定の学年で全ての生徒に対して心電図検査が行われています。しかし、アメリカにはそのような法律はなく、運動部に入っている学生のみ2年に一回健康診断(心電図や心エコーはありません)をすることを「推奨」されているにとどまっています。日本には学校保健法があり、心エコーはないけれども、心電図検査はあることを伝えると「素晴らしい!!」と感動されていました。当たり前と思っていたので、あまりにも感動されたので、間違ったことを言ったんかな?と心配になりました。
男子生徒用の心電図コーナー
こんな感じでブースを作って、胸骨圧迫のみのCPRを指導されています。私もここで指導してきました。
体育館を使った会場入り口には、心停止でなくなった子供たちのパネルが並べられ、心停止は身近で起こること、この検診の意義を伝えておられました。生徒はみんな立ち止まって読んでいましたね。
時間があればwebsiteを一度ご覧下さい。
PUSHプロジェクト委員 西山知佳
心停止で息子さん(Nick)を亡くされたお母さんが、CPR教育(AEDの寄贈を含む)と心疾患のスクリーニング普及のために立ち上げられた組織Nick of Time Foundation(www.nickoftimefoundation.org )の活動に参加したので、紹介します。シアトル市及びその周辺市の主に高校を巡回して、生徒たちに心臓検診(心電図・心エコー・血圧チェック・心音・医師面接・CPRトレーニング)を無料で実施されています。さらには、なんと生徒の兄弟、両親も希望すれば一緒に検診を受けることができます。参加費はタダ。この組織をサポートしているスポンサーによる寄付金と、前回紹介した「オークション」、一般市民からの「寄付」で全てまかなわれています。ただし検査データは、スポンサーのひとつであるワシントン大学やSeattle children hospitalに提供されることが条件になっています。今後の心停止の予防等に関する臨床研究発展のためです。
日本には昭和33年に制定された学校保健法に基づき、特定の学年で全ての生徒に対して心電図検査が行われています。しかし、アメリカにはそのような法律はなく、運動部に入っている学生のみ2年に一回健康診断(心電図や心エコーはありません)をすることを「推奨」されているにとどまっています。日本には学校保健法があり、心エコーはないけれども、心電図検査はあることを伝えると「素晴らしい!!」と感動されていました。当たり前と思っていたので、あまりにも感動されたので、間違ったことを言ったんかな?と心配になりました。
男子生徒用の心電図コーナー
こんな感じでブースを作って、胸骨圧迫のみのCPRを指導されています。私もここで指導してきました。
体育館を使った会場入り口には、心停止でなくなった子供たちのパネルが並べられ、心停止は身近で起こること、この検診の意義を伝えておられました。生徒はみんな立ち止まって読んでいましたね。
時間があればwebsiteを一度ご覧下さい。
PUSHプロジェクト委員 西山知佳


