●ガザに平和が訪れようとしている
トランプの主導らしいガザの終戦平交渉は、第一段階を合意したと。
イスラエルとハマス。
●ガザ和平交渉で合意 第1段階、人質全員解放へ―イスラエルとハマス
「(日本時間9日朝)、パレスチナ自治区ガザの戦闘を巡り、イスラエルとイスラム組織ハマスが和平案の第1段階で合意したとSNSで発表」
「ハマス側は第1段階の期間中に生存中の人質20人を解放」
「イスラエルが合意した範囲まで部隊を撤退」
ハマスが要求していたイスラエル軍の全面撤退は、部分撤退で合意したことになる。
イスラエル側とアメリカは、ハマスがガザの統治から手を引くように要求しているが、どうやら、終戦合意の第二段階の様子だ。
●イスラエルとハマス、和平案の第1段階に合意 トランプ氏が発表
和平交渉が終戦のためのものであるのは、トランプの言動からして言えるものだ。
「強固で永続的な、平和への第一歩になる」
ハマスがイスラエル軍の全面撤退を要求していることとハマスの統治権はく奪について、今回の合意は、ハマスが譲歩したものとみられる。
「しかしハマスの武装解除やガザ地区の将来の統治など、解決が求められる他の難題についてトランプ氏からの言及はない。」
今後の交渉で合意するものということ。
ハマスは、軍事的に終わったようなもので組織的な戦闘態勢というのも崩壊していると思われるが、それでもイスラエルの執拗な武力攻撃は、何か別の目的が見え隠れしたものだろう。
その目的は、トランプがガザをリビエラにするとか言っていたものに含まれていると考えられる。
トランプの奴がリビエラと言ったのは、本当のガザ侵攻の目的を隠すためだと考えられる。
その本当の目的は、ガザ沖のガス田開発の利権をイスラエルのものにすることだ。
ハマスがイスラエルに襲撃事件を起こした年に、ネタニヤフは、ガザ沖のガス田について安全保障を公言していた。
●『イスラエル大統領、ガザ地区のガス開発を容認、安全保障の確保を求める』
19 Jun 2023 03:06:24 GMT9
「イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の事務所はガザマリン・プロジェクトに関するこの措置を発表した上で、ことの次第は「イスラエル国の安全保障および外交上の必要事項を維持すること」にかかっていると述べた。」
イスラエルの主張する安全保障の確保には、ガザに存在するハマスの存在が安全保障を脅かす存在でしかない。
そのハマスをガザから駆逐するか殲滅することをネタニヤフが考えた。
その方法は、単なる報復攻撃ではできない。
そこでネタニヤフは、ハマスの襲撃計画を事前に知りつつ、ハマスの襲撃を泳がせたのである。それをあくまでもイスラエルの失態のように宣伝し、襲撃後のガザ侵攻を実行したのである。
ハマスの襲撃によってイスラエルは、暗黙の了解のようなハマスの壊滅が可能となったのである。
今になってトランプが最後の詰めをハマスに要求。ハマスは、もう妥協する以外に方法がないから、イスラエルの人質を全員解放する要求に応じたのである。
ハマスは、実質、戦争で権力の座から追われるだけでなく、殲滅のような形を避ける意味で人質解放に応じたものと考えられる。
後は交渉次第だが、ハマスがガザの統治機構から排除されるのは確実だ。
イスラエルもアメリカもハマスの統治機構からの排除を絶対に譲れない交渉条件にしているから、戦争を避けることでハマスの殲滅だけは避けられると計算が成り立つ。
◆ガザ沖のガス田開発が本格化する時
リビエラのことはどうでもいいことだが、ガザ沖のガス田開発は、金儲けがかかっているため優先的にリビエラの陰に隠れるように開発を推進する必要がある。
≪ガザ沖のガス田からイスラエルへのパイプラインの設置≫
ガザ沖からタンカーでじかに運搬するよりは、パイプラインを設置してイスラエル国内で液化するなどの処理をしたほうがイスラエルの利益になる。
≪ガザ沖のガス田権益の再配分≫
前掲のアラブニュースの記事にもあるようにある程度利権の分配が決まっているようだが、ガザをどのように統治するかでその分配が変化すると考えたほうがよさそうだ。
そのガザ統治だが、現在考えられるのは、イスラエルとアメリカとエジプトやカタールなどの合同した統治形態が考えられるが、おそらくイスラエル中心のアメリカが絡んだ統治形態になるのが濃厚の様子だ。
従って、パレスチナ自治政府を国家として認めたイギリスやフランスのようにパレスチナ自治政府をガザ統治からどのように隔離するかが今後のやり方次第だろう。
≪ガザの終戦後の統治権≫
ガザの統治にイスラエルの首脳陣は、パレスチナ自治政府を排除しているから、ガザの統治は、実務レベル的にイスラエルによるものだと考えていいだろう。
従って、イスラエルの占領統治のような統治は、イスラエルが主導的な統治権を発揮するものとなりうる。
すなわち、軍事的にガザにイスラエル軍を何らかの名目をつけて配備した状態にすること。
その軍事的な安全保障の管理の上にガザの文民統治を乗せるはずだ。
ガザの文民統治には、元イギリスの首相が候補に挙がっているくらいだ。---パレスチナ自治政府にガザの統治を約束しないイギリスのパレスチナ国家の承認というのは、足のない人間と同じで、頭だけの存在に過ぎない。
イギリスの二枚舌でしかないという意味だ。
≪ガザの統治からもガザからもハマスは追放される≫
組織的には、ハマスはまだ残存している。だから、イスラエルはガザ沖のガス田の安全保障を確保する名目でハマスを統治権からもガザからも追放する。
それにハマスが応じるかどうかで再びイスラエルの攻撃が始まる可能性がある。
その場合、イスラエルは、人質がいないから、かなり破壊的な作戦を実行できる。巻き添えで死ぬ人の数が多くなるという意味だ。
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