◇ネタニヤフの野望が戦争となった
イランがイスラエルから先制攻撃を受け、イランがイスラエルに反撃する形で戦争が始まった。
その戦争の元になるのがイスラエルのネタニヤフの野望である。
つまり、イスラエルのネタニヤフは、アメリカとイランとの核協議に合意しないイランに加勢したものではなく、ネタニヤフの野望が今回の戦争の火種となったことである。
ロシアの報道からネタニヤフの野望を以下に示すーーー
●Netanyahu names third goal of operation in Iran ーーーto destroy 'axis of terror'(ネタニヤフ首相、イラン作戦の3つ目の目標を「テロ枢軸」の壊滅と明言)
「イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イスラエルはイランにおいて3つの目標を持っていると述べた。核計画の廃棄、ミサイル計画の廃棄、そして「テロの枢軸」の排除だ。」
ネタニヤフの言うテロの枢軸とは何かをロシアの大本営タス通信が次のように載せている。
「イスラエルがイランの「テロ枢軸」と言う場合、通常はレバノンのシーア派政党ヒズボラやイエメンの反政府組織アンサール・アッラー運動など、同地域の親イラン勢力、およびイラクとシリアの親イラン・シーア派グループを指す。 」
ネタニヤフがトランプの進めるイランとの核協議に加勢したものではないということだ。
従って、イランとイスラエルの戦争は、当分終息が無理だ。
他のマスコミもネタニヤフの野望を報道している。
●ネタニヤフ氏、「現代のヒトラー」イラン最高指導者暗殺を排除せず
「イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は16日、イラン最高指導者アリ・ハメネイ師の暗殺計画を排除せず、この計画は両国間の「争いを終結させる」と述べた。」
ネタニヤフの言明は、ネタニヤフの妄想めいた希望を言っているものに過ぎない。なぜなら、イランのハメネイを殺害したとしても、イラン自体は、戦争を継続するからだ。
人間一人を殺害したところで情勢が変わるというのは、妄想に過ぎない。
◇停戦は当面なさそう
時事でもネタニヤフの妄想論を報道している。
●イスラエル首相、最高指導者殺害で紛争終結 イランが停戦模索か
ネタニヤフの言明ーーー
「(ハメネイ師殺害は)紛争を激化させない。終結させる」
ネタニヤフのもう一つの妄想は、イランが将来核兵器を使ってイスラエルなどを攻撃するはずだというものだ。これは、公務員天国日本でも似たような仮想敵国論に通じるものがある。
「永遠の戦争を求めている。核兵器とミサイルの開発を続けたがっている」
「停戦交渉に否定的な姿勢を示した。」
イランは戦争したいと言明したものが、ネタニヤフの妄想がそれ。ネタニヤフの妄想・仮想敵国論に従えば、イランもイスラエルは「永遠に戦争を求めている」と妄想できるだろう。
ネタニヤフに戦争の停止は、無い様子だ。
アメリカの一言で(電話一本)ネタニヤフが停戦するとは思えない。
●イスラエルによるイラン最高指導者の暗殺計画、トランプ氏が反対 米当局者
「米国のトランプ大統領が、イランの最高指導者ハメネイ師を暗殺しようとするイスラエルの計画に反対したことがわかった。情報筋2人が明らかにした。トランプ氏は今のところ、イスラエルとイランの対立に米国を介入させたくないとの考えを公の場でも非公開の場でも明確にしている。」
その報道で明らかなことは、ネタニヤフが単独でイランを攻撃し、ネタニヤフがアメリカに参戦を要請したが拒否されたことである。
イランは、今回の戦争の終わりは、イスラエルが攻撃を停止したら終わると言明しているようである。
そして、イランは、アメリカに戦争の停戦を仲介している模様。
●イスラエルが国営テレビを攻撃、イランは米に停戦仲介要請
イランのアラグチ外相がXに投稿ーーー
「イスラエルは侵略を停止しなければならない。イランに対する軍事的侵略が完全に停止されない限り、われわれの対応は続くだろう。ネタニヤフのような人物を黙らせるにはワシントンからの電話一本で十分だ」
トランプの一言でネタニヤフが従うとは思えないが。妄想のような物だろう。
◇馬鹿ネタニヤフのせいでガソリン価格がまた上昇しそうだ
また原油価格が上がっている。
●原油先物は上昇、イラン・イスラエル紛争で供給巡る懸念高まる
「アジア時間の原油先物は一時2%超上昇。イランとイスラエルの緊張が激化し、トランプ米大統領がテヘランから「全員」避難するよう促したことが背景。」
トランプの奴、ある面、イスラエルが勝手にやっていることに便乗して、隙あらばイラン政権を打倒しようと考えているのではないのか?
「日本時間午前9時05分時点で、北海ブレント先物は1.17ドル(1.6%)高の1バレル=74.4ドル、米WTI先物は1.34ドル(1.87%)高の73.11ドル。ともに一時、2%以上上昇していた。」
ガソリン価格が下がったと思ったらまた上がる、だな。
◇西側経済同盟とブリックス経済同盟の戦争経済
遠い意味では、生産と生活の共通生産物の石油などの物価を意図的にコントロールすれば、インフレ誘導が可能になることだが、インフレは、金融のデフレが金融の危機を誘発するため、インフレ誘導が手あたりしだいの手法になりえることだ。
イランはブリックスに加わった。最近では、ベトナムがブリックスに加わった。
イスラエルは西側経済同盟の一員だからイランとの戦争は、西側経済同盟とブリックス経済同盟の最前線を意味することになる。
次いでながら、起こらないとは思うが、ベトナム絡みで戦争が始まる可能性もあることだ。
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