トランプのウクライナ和平はまもなく終了らしい
トランプは少し前、ロシアとウクライナの双方に「アメリカの和平案を受け入れないなら仲介から撤退する」と最後通告していた。
その後、プーチンからは、「今の侵攻を停止してもいいぞ」みたいな提案を行った。
さらにゼレンスキーが「ロシアに占領された領土を手放すことはない」と言い始めた。
トランプは、駆け引き的な合意は蹴飛ばすと言っていた。
もしゼレンスキーが和平案に合意したら領土問題は、駆け引き的なものになるしかない。
言い換えると、ゼレンスキーがトランプの和平案に合意することはないことである。
●トランプ氏、ゼレンスキー氏を非難 ロシアのクリミア支配を認めない発言は「有害」
ゼレンスキー
「ゼレンスキー大統領は22日、ロシアとの協議には前向きだが、ロシア政府によるクリミア支配を認める取引は受け入れないと明言。「ウクライナはクリミア占領を法的に承認するつもりはない」と述べ、 「話すことは何もない。それは我々の憲法に反する」との認識を示した。」
つまり、ゼレンスキーは、トランプに和平案の修正を迫っているか、和平案を受け入れるつもりはないと言っているかのどちらかということだ。
反対にプーチンは、侵攻を停止してもいいとリップサービス。
●プーチン大統領が“現在の前線で侵攻停止”を米に提案か 英紙報道
●プーチン氏、現在の前線でウクライナ侵攻停止を提案=報道
「 ロシアのプーチン大統領は、トランプ米大統領が進めるウクライナとの和平合意に向けた取り組みの一環として、現在の前線に沿ってウクライナへの侵攻を停止することを提案した。」
◇侵攻の停止?
完全な終戦という意味ではない。
意味は、ロシアが占領したウクライナの領土は、停戦後も終戦後もずっと支配するという意味だ。しかも、場合によっては、再侵攻開始でもあるが。
国境線を定めるという意味ではない。
もし、ウクライナの同意で(同意はないが)ロシアの占領地域に国境線を画定したらウクライナは、ロシアとの紛争がなくなったことになり、係争中の領土問題は存在しないからNATO加盟が容易になる。
そういう目的もあるのか、土壇場で侵攻停止の提案をしたようだ。
4月25日、ウィトコフ特使がプーチンと会談するとか。
●米国特使ウィトコフ氏、金曜日にプーチン大統領と会談へとAxiosが報じる
https://jp.investing.com/news/stock-market-news/article-93CH-1088663
プーチンの言う侵攻停止について確認する目的か、ゼレンスキーが合意しないために停戦案の変更について話し合うのが目的か、土壇場に来て双方とも駆け引き的な発言が目立ってきた。
◇ウクライナ戦争停戦でのウクライナとロシア
トランプの停戦案は、マスコミの報道を読む限り、ゼレンスキーが同意しないこと、プーチンは、形だけでも停戦が可能という状況のようだ。
プーチンは、停戦しても構わないから、侵攻の停止と言えるが、ゼレンスキーは、占領された領土を決してあきらめないつもりの様子だ。
そういうわけでトランプは、停戦の仲介から撤退濃厚となる。
その後は、ゼレンスキーが戦争に必要な武器や金の支援をアメリカに求めてもトランブは多分出さないつもりではないかな。
ついでにイギリスとフランスの有志連合のウクライナ進駐(平和維持軍の名目)もご破算となる。
トランプが和平仲介から撤退したらイギリスやフランスが武器支援や資金援助するのだろう。
そうしたらウクライナはますます劣勢となる可能性がある。
残りの手段は、イギリスやフランスがウクライナに援軍を送ることぐらいだろう。しかしそれは、実質ロシアに対する宣戦布告に等しい。さすがにイギリスの二枚舌スターマーもそれはやらないだろう。
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2019年10月10日。
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