まもなくトランプから停戦仲介停止宣言かな?
トランプは、最近ロシアに特使を派遣して最後通牒した様子だ。それは、アメリカの停戦案を受け入れないなら停戦の仲介はやめる、と。
トランプ政権は、ロシアとウクライナ双方に停戦案を打診しているらしいが、詳細は明言していない。
しかし、一部の報道では、停戦とともにロシアへの経済制裁の緩和などを取引条件にしているらしい。もちろん、ロシアが併合した領土は、ロシアが占領中の領土らしいが。
多分、プーチンはトランプの打診に合意しないだろうが、形の上で、「駆け引き的な合意」にトランプが拒否とみなす可能性が大きい。
●トランプ米政権、ウクライナ和平で対ロシア制裁の緩和を提案
要点は、
①「ロシアが占領するウクライナ領はロシア支配下にとどまる形」
②「ウクライナがNATOに加盟する道も議論の対象外となる見通し」
③おそらく経済制裁緩和の見返り(ロシア銀行のSWIFTへの復帰など)
仮にプーチンもゼレンスキーもトランプ提案に合意しても、その後停戦が実現しないならトランプは駆け引き的な合意をしたものとみなして仲介を停止するのだろう。
「複数当局者によると、米国は「数週間以内のウクライナにおける完全停戦の実現」を目指す意向を示した。」
ロシアとウクライナがトランプ停戦案に同意してから「数週間で」完全な停戦状態になることを条件にしていると思われる。
ちなみに記事にもあるようにロシアは、最初の部分的停戦(エネルギーインフラを攻撃しない約束)の終了を宣言しているようである。
「ロシア当局はウクライナのエネルギーインフラを標的とした1カ月間の攻撃停止措置が終了したと発表した」
◇トランプのウクライナに対するレアアース協定との関係
レアアース協定がウクライナの鉱山のうちロシアが併合したウクライナ領土でロシアがまだ占領していない領土内に鉱山があれば、その鉱山もアメリカの権利が付くだろう。
そうなれば、ゼレンスキーは、レアアース協定を締結する見返りに鉱山一帯のロシアからの占領を免れる可能性が出てくる。
プーチンが好き勝手にウクライナの4州を併合したからと言って占領していないウクライナ領土は、ウクライナ領土であってアメリカの権利が付いた鉱山は、うかつに占領するのはアメリカを敵に回すことになりかねない。
だから、プーチンにとっては、ゼレンスキーがレアアース協定に調印することは、しない方がいいことだ。
その代わりウクライナは、鉱山からの利益をアメリカが優先的に使途を決めることになり、アメリカの権利で鉱山一帯をロシアの占領から守れる可能性が出てくる。
◇あと1週間くらいでトランプの停戦交渉離脱宣言か
いずれにせよ、トランプは、しみじみする停戦交渉などまったくする気がないから完全停戦が実現しないなら、停戦交渉から離脱を宣言するはずだ。
それ以降は、トランプがゼレンスキーの武器弾薬などの援助にどれだけ応じるかだろう。
トランプは、勝てない戦争に援助を惜しむ。奴にとっては無駄銭に過ぎないから、ウクライナは、ヨーロッパからの支援に頼るしかなくなるだろう。
しかもロシア側の報道では、アメリカは、ウクライナ問題について離脱宣言以降だろう、その場合には、議論するつもりがないと報道している。
●国務省、米国は今後数年間ウクライナと交渉しないと警告(Госдеп предупредил, что США не будут годами заниматься Украиной)
その記事の情報源は、米国務省報道官タミー・ブルース、フォックスニュースらしい。
「米国務省報道官タミー・ブルース氏 はフォックスニュースに対し、米国はウクライナ問題について何年も議論するつもりはないことをEUは理解する必要があると語った。」
ロシアの報道は、トランプの停戦交渉からの離脱が確実な様子だ。
ロシアにとっては、都合いいことだ。
なぜなら、今停戦して占領中の領土が国境線となれば、併合した領土を失うことに等しいからだ。プーチンは、ちんたらと戦争を続けていれば、いずれ占領できると考えている。
それに西側の経済制裁は、トランプの一存だけでは解除されないことも知っている。
プーチンにとっては、経済制裁されながら停戦などあり得ないと考えている。
だから、トランプ政権は、制裁解除など実現しないのがわかっていて、制裁解除を見返りに取引的に停戦を迫っている政治パフォーマンスに過ぎないのだ。
プーチンはそれを見切っているのだろう。
そのためプーチンは、形だけでもトランプ提案に合意するかのようにふるまって、何か理由をつけて反故にするだけだろうし、トランプもプーチンを見切っているだろうから、後は、ウクライナとのレアアース協定を締結できれば、レアアースを確保できるわけである。
◇第三次世界大戦にならぬように
その後のウクライナへの支援は、渋るだろう。勝てない戦争に支援しても無駄銭になるから。
後は、EUやヨーロッパのNATO諸国が支援すればいいのだ。---ウクライナへの派兵もできにくくなる。
本当のところ、フランスなどは、ロシアと戦争したいのではないか。だが、そうなると第三次世界大戦も夢ではない。
ゼレンスキーにとっては、望むところかもしれないが。
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2019年10月10日。
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