ゼレンスキーが折れたーーーレアアース協定に署名の方向 | パパケベックの総合ブログ

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ゼレンスキーが折れたーーーレアアース協定に署名の方向


レアアース協定は、もうだめだと考えていたところ、署名の方向性が報道された。


●ウクライナ鉱物資源協定、24日にも署名 トランプ米大統領が示唆

 

 

 


記事は、レアアース協定に関する「覚書」にウクライナ政府が署名したと報じている。協定そのものの署名ではない。

「ウクライナ政府は17日、米国との間で鉱物資源開発に関する覚書に署名したと発表した。」

それでトランプーーー

「鉱物資源に関する合意があり、24日に署名が行われる見込みだ」


協定そのものの署名は、別個で署名がされれば即効力を発生せず、
ウクライナ議会での承認が必要になる。

「包括的な合意にはウクライナ議会での批准が必要となるが、その前に覚書に署名する提案が米国側からあったと述べた。」


レアアース協定は、条約並みのものだといえる。

これでゼレンスキーは、トランプからロシアとの戦争に必要な支援を受け取れる条件を整えたことになる。

後は、ロシアがトランプの停戦協定に動き出すかどうかだ。

 

◇停戦の可能性?


つまり、ロシアが併合したウクライナの領土をすべて占領するか、停戦協定でロシアの併合したウクライナの領土をロシアに割譲するか、どちらかの条件が最低でもロシアの停戦協定合意に必要だということだ。


プーチンは、併合した領土を絶対に手放さない。


だからトランプもその点で停戦には、ロシアの求める併合したウクライナ領土のロシアへの割譲を停戦の条件にしなければならない。

従って、停戦協定前の部分的な停戦というのは、実現してもしなくてもどちらでも同じことに過ぎない。

なぜなら、プーチンは、併合したウクライナの領土をロシアのものにすることを絶対条件にしているからだ。それを約束しない部分的な停戦は、部分的停戦をしなくてもしてもどちらでも同じことだからだ。

現段階では、ゼレンスキー側のウクライナ政府は、ロシアの併合したウクライナ領土の割譲を認めていないから、停戦合意などしてもしなくてもどちらでも同じことーーー戦争継続以外に選択肢がない


ゼレンスキーがレアアース協定に署名する方向性は、唯一、停戦無しに、今後も戦争継続を選択していることを示すものに他ならない。



◇ロシアの併合に関する記事

●「ベルリンのように分割も」 和平合意後のウクライナ―米特使
 

 

 



●ウクライナ和平「枠組み提示」 米欧が会合、ロ外相に伝達
 

 

 




どちらの記事もロシアが併合したウクライナ領土の扱いに関するもので、停戦実現後の「停戦監視部隊」の方向性をロシア抜きであれこれ模索しているだけである。

ヨーロッパにとっては、アメリカに対して停戦後の「平和維持軍」のウクライナ配備を求めている。



そのため、ロシアが併合したウクライナ領土は、ロシアに割譲する方がウクライナがロシアとの係争中の領土問題を持たないことになり、ウクライナのNATO加盟に最低限必要な条件を満たすことになる。

そのうえで停戦後にNATO加盟国は、有志連合としてウクライナに平和維持のための駐留が可能なら、ウクライナのNATO加盟もやりやすくなることになる。


ウクライナは、ロシアに領土をくれてやってロシアとの戦争状態がないことになれば、NATOに加盟する最低条件をクリアーできる。それで平和維持軍が駐留すれば、NATO加盟を実現しやすくなる。


ただ、ハンガリーのような国は、承認するかどうかが大きな問題になる。

 

◇当分停戦はない



但し、フランスのマクロンが推し進めている平和維持軍というのは、ロシアを敵視したものであってロシアが停戦の条件として認めることはないから、当分の間、ウクライナ戦争は停戦しないことだ。


とはいえ、アメリカがレアアースだけではなく、ウクライナを通るガスや石油のパイプラインをアメリカ資本が買い取れば、ロシアのガスと石油は、その部分だけ量的に確保するものが生まれることだ。

ウクライナのパイプラインがアメリカに買い取られれば、ロシアはうかつにウクライナ侵攻はできなくなるのは当然だ。


ロシアのプーチンが何故戦争を手段にしたのか、何の手段にしたのかわかれば、レアアース協定は、ロシアがうかつに踏み込めなくする手段にもなることに通じている。


レアアースがロシアの併合したウクライナ領土内でロシアがまだ占領していない部分に鉱山があるなら、それがどのように扱われるかは、国境線の画定以外に解決方法はないことだ。


◇プーチンが併合した目的


というわけで、プーチンは、ノルドストリームの爆破の落とし前にウクライナのレアアースをふんだくったことになる。

ロシアがドンバスのレアアースを求めてドンバスを併合したとなれば、ロシアは、停戦の条件にレアアースを確保できる国境線をすでに確定したからロシアがすべての併合値域を占領するか、あるいはウクライナがロシアにくれてやるかしなければ、停戦も終戦もどちらも実現しないことになる。


プーチンは、わざとらしく、投入兵力をケチって戦争をしている。

それは、
戦争を長引かせるほどロシアに有利になるからだ。


そのロシアにトランプ節を炸裂してもロシアには請け合う余地がないから、トランプはプーチンの意向を無視して停戦など実現できない。



西側には、ロシアが不利なところがあると考えるからロシアに圧力をかければいいと考える傾向がある。

状況はそれとは異なり、プーチンの良いように西側が動かされていることに気が付いていないことだ。



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