♪トランプ節♪ウクライナ戦争責任論
トランプがウクライナに求めていたレアアース協定は、どうやらゼレンスキーが署名しない様子だ。
そのせいもあってか、トランプがウクライナ戦争責任論を言い始めた。
●トランプ氏、ウクライナでの戦争開始はゼレンスキー氏の責任と 多くの死傷者についても
トランプーーー
「責任は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とゼレンスキー氏のどちらにもある」
ついでに
「同時に、ジョー・バイデン前米大統領にも、戦争の責任がある」
特にレアアース協定に署名しないゼレンスキーには次のように・・・・・
「自国より20倍大きい相手と戦争を始め、他国からミサイルをもらおうと望むなんてありえない」
さらに
「戦争を始めるなら、勝てると分かっていなくてはならない」
◇ウクライナ戦争の責任はだれか?
トランプ節の内容から言えば、バイデン政権の時にウクライナを通過しないノルドストリーム2の開通をウクライナが受け取れるだろうロシアのガス通過料金がなくなるのを阻止するために稼働停止にしたことでプーチンが先々に受け取れる利益を反故にされてそれでウクライナに戦争を仕掛けてノルドストリーム2の稼働停止を解除するように実力行使したものである。
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プーチンに戦争を決意させた事のきっかけは、2021年8月23日のアメリカ・ドイツ・ウクライナのキエフでの協議である。
●米独とウクライナのエネルギー相、パイプライン巡り協議
2021年8月24日付け
「ウクライナ、米国、およびドイツのエネルギー担当相は23日、ロシア産天然ガスをドイツに輸送するパイプライン「ノルドストリーム2」完成後のガス輸送通過国としてのウクライナの立場に関して協議した。」
「ウクライナは、同国を迂回するノルドストリーム2が稼働すれば通過料が得られなくなるとして建設に反対している。」
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そのため、開戦以降に稼働中のノルドストリームは、点検のためとか、ロシアがガスを止めてノルドストリーム2の稼働を誘導しようとしたが、徒労に終わり、それでガスを止めた。
それでも稼働停止のノルドストリーム2を含めて稼働停止のままが続いていたら、ウクライナの仕業だろう爆破事件が発生した。
それらの一連の動きを考えれば、プーチンの戦争責任は、ノルドストリーム2を稼働させるための戦争をやったということだ。
それに対してバイデンは、ウクライナに強力な援助を実施してロシアとの戦争を長期化した戦争責任があり、その点はヨーロッパも同罪だ。
バイデンなどのヨーロッパ諸国は、戦争をやめさせることではなく、勝てない戦争を続けることに手を貸した戦争責任がある。
ゼレンスキーは、祖国を守るための戦争として、勝てない戦争のために各国に援助を要請、勝てない戦争を継続することの戦争責任がある。
プーチンの戦争責任は、戦争を始めた点でも勝つつもりがない(戦争で占領することを目的にしたもの)戦争を継続している点でも戦争責任がある。
プーチンは、ウクライナを占領するのが目的ではないと戦争初期に言明していた。それは、ふたを開けてみれば、ノルドストリーム2の稼働停止を解除するのが目的で事のついでにウクライナの一部を併合したのである。
プーチンが併合したことは、いわばやくざ的な落とし前を取ったものである。
プーチンが戦争を始めたものは、外交によらない武力による解決方法であって、それこそ戦争責任の核心部分である。
それでプーチンは、武力による解決の戦争をウクライナ東部の傀儡政権を国家として承認し、集団的自衛権で(国連憲章第51条)覆い隠したのである。
さらにプーチンは、ウクライナ東部のロシア語話者の保護と称して戦争責任を覆い隠した。
それが消えかけたころにドンバスの解放というキャッチフレーズでも戦争責任を覆い隠した。
というわけで、バイデンもトランプもロシアが戦争を仕掛けた理由にノルドストリーム2の稼働停止を絶対に言うことはないし、ゼレンスキーもプーチンも絶対に明言しない。
ノルドストリーム2の稼働停止は、最初ウクライナを通過するロシアのパイプライン使用料がなくなることを止めるためだったが、いつしか、ロシアのエネルギーに頼る点をエネルギー安全保障に好ましくないという言い方に変えた。
それでエネルギー貿易が激変してアメリカはホクホクだった。
◇大成功!バイデンの爺さん、ヨーロッパからロシアの石油とガスを排除して大儲けしよう!
それからロシアの石油とガスは、行き場を失い、インドや中国に輸出先を変え、アメリカ資本の石油やガスは、ヨーロッパに入るようになった。
大儲けしたアメリカでは、ガスの掘削が足りなくなった。
ロシアをヨーロッパ市場から追い出した成果は、現在も継続中である。
結局は、バイデンがドイツとウクライナにけしかけたようにロシアを刺激するノルドストリーム2の稼働停止でロシアが戦争に動き出すのを見計らっていたかのようだった。
ついでにロシアをSWIFTから排除することもやった。
それらは、貿易上で強制的にロシアを西側経済圏から駆逐したようなもので、それで競争相手だったロシアをつぶし、競争相手がいなくなった西側経済圏で物価インフレが加速したのである。
まだまだガソリン価格高いぞ!!!
◇ウクライナはロシアに敗戦することも勝つこともない戦争
はっきりしているのは、ウクライナがどんなにミサイルや戦闘機や戦車を援助してもらっても、ロシアに勝てないことだ。
さらに戦争に敗戦することもない。
結論から言えば、ウクライナは、このまま戦争を続けるか、停戦するかどちらかの選択肢しかないことだ。
トランプもウクライナがロシアに勝てるとは考えていない。
公にウクライナがロシアに勝てると言っているのは、EUなどの国々だけだ。
ウクライナ戦争が始まって数か月くらいでロシアの軍需や軍資金などが枯渇するなどという噂がヨーロッパから流された。
しかし、一時的にロシア軍の撤退でヨーロッパやアメリカなどは、ウクライナ支援を喜ばしく宣伝していた。
ところが事情が変化した。
◇相手が降伏しないウクライナ戦争の意味
現在ロシアが攻勢をかけていると言っても、戦争初期のような電撃的なものではない。
ロシア軍の攻勢は、寸動のような前進。
誰が見てもロシアもウクライナも、相手が降伏しない戦争を延々と続けているだけだ。
特にロシアは、ウクライナの領土を併合した部分を寸動で前進しているだけだ。
ウクライナは、なんとか持ちこたえている感じで降伏もできないし、停戦をしたくない感じだ。
ウクライナとロシアが停戦をしたくない理由は、ロシアが併合した領土をすべて占領していないから戦争を続け、そのロシアのためにウクライナが停戦するわけにはいかないためだ。
そこでトランプが1日で戦争をやめさせるとか言った。
実際トランプが停戦に本気かと思えばそうではなく、結果的にロシアの同意なしには、ロシアの意向をウクライナに納得させなければ、ロシアが併合した領土を全部占領するまでトランプの目指す停戦など実現しないことだ。
トランプの本気度についても疑問だらけだ。
トランプがウクライナに持ちかけたのは停戦案の協議のほかにウクライナのレアアースにアメリカの権利をつける取引を持ちかけた。
どう考えてもロシアに勝てないウクライナなど援助する気がないことだ。
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