トランプ & プーチン 電話会談1時間半 | パパケベックの総合ブログ

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トランプ & プーチン 電話会談1時間半


意外と早く動き出した。

トランプがガザの所有を言った後の電話会談のニュース。


●ウクライナ戦闘終結を交渉へ トランプ氏「遠くない将来停戦」―米ロ首脳が電話会談

 

 


「トランプ米大統領とプーチン・ロシア大統領は12日、電話会談し、ロシアが侵攻を続けるウクライナでの戦闘終結に向け、交渉を開始することで合意した。」


トランプのプーチンとのウクライナ問題での交渉開始宣言とみていいかもしれない。肝心のプーチンからのリップサービスはない。


●トランプ氏、ウクライナ戦争の終結交渉は「直ちに始まる」 プーチン氏と電話協議で合意と

 

 


「アメリカのドナルド・トランプ大統領は12日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と「長い時間、非常に生産的な」電話協議を行い、ウクライナでの戦争を終結させるための交渉を開始することで合意したと述べた。」

「また、両首脳は、米ワシントンとロシア・モスクワを訪問するよう招待し合ったという。」


米ロの招待は、おそらくウクライナも含めての停戦合意がほぼ決まった段階での出来事だろう。


とはいえ、プーチンに逮捕状が出ているから、第三国での直接会談だろうと、ニュースが出ている。

●米ロ首脳会談、サウジ開催の可能性 トランプ氏が表明

 

 


「トランプ米大統領は12日、ロシアのプーチン大統領との会談開催地はサウジアラビアになる可能性が高いと表明した。」


停戦合意のための協議は、ドイツのミュンヘンとか。

●トランプ氏、ウクライナ停戦交渉「直ちに」開始

 

 


「トランプ米大統領は12日、ロシアのプーチン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領と個別に電話協議し、ロシアとウクライナの停戦に向けた交渉を「直ちに」開始すると明らかにした。ドイツ・ミュンヘンで14日に協議が行われる。」

 

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2月14日追加

その会合には、ウクライナが招待(?)される話だ。招待=協議参加。

 

●ウクライナも和平協議に参加、トランプ氏が表明
 

 


「トランプ米大統領は13日、ロシア・ウクライナ戦争終結に向けたロシアとのいかなる和平協議にもウクライナが参加するとの見解を示した。」

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他方、ウクライナのゼレンスキーは、停戦合意のための一つの条件として、領土問題と合意後のNATO軍駐留(ウクライナの国内に)を口にしていた。


領土問題については、アメリカのヘグセス米国防長官が一言述べている。

「ヘグセス米国防長官は12日、・・・・ウクライナのNATO加盟に否定的な見方を示し・・・・・国境をロシアによる2014年のクリミア併合以前に戻すのは「非現実的」とした。」


現在でも、ウクライナとロシアは戦争中。その中でゼレンスキーの停戦合意の骨子の一つ、領土問題については軽くあしらっているようである。

●ロシア、占領地交換を拒否 領内のウクライナ軍は「駆逐、せん滅」

 

 


「ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は11日夜に公開されたインタビューで、ロシア西部クルスク州のウクライナ占領地域と、ウクライナ東・南部のロシア占領地域の交換を提案していた。」

それに対するペスコフ報道官

「不可能だ・・・ロシアは領土交換について議論したことは一度もなく、今後議論することもない・・・・ロシア領内のウクライナ軍は「駆逐」「せん滅」する」


これでトランプとプーチンが停戦について話し合う中でも領土問題については、戦争で決着をつけるのは間違いなさそうだ。

ウクライナが停戦案を受け入れるには、ロシアの領土から撤退しない限り、停戦に至らないことになるだろう。


トランプが盛んにリップサービスしているロシアとの協議というのは、ウクライナとロシアの停戦交渉を行うための段取りにすぎず、ゼレンスキーが領土問題とか、NATO駐留の条件を言い続けている限りは、ロシアとウクライナの直接の停戦交渉がそもそも成立しないのではないのか。

トランプは、ゼレンスキーに占領したロシアの領土からの撤退とロシアに占領された領土をあきらめることを要求するしかないだろう。

ゼレンスキーがそれを呑まない場合、トランプなら何か好条件をゼレンスキーに持ち出す可能性がある。

その一つが、経済だ。


●経済協力強化案を提示 停戦後にらみ、ゼレンスキー氏と会談―米財務長官

 

 


ロシアとの停戦後をにらんだ経済協力強化などに関する米国の提案を提示。」

「ベッセント氏は終了後の共同会見で、「ウクライナへの経済的な関与を強めれば、(ロシアとの)戦闘終結後、長期にわたる『安全保障の盾』をウクライナ国民に提供できる」と意義を強調した。」


米財務長官ベッセントの発言要旨は、ゼレンスキーの求める停戦後のウクライナの安全保障になりえるものとして、経済協力をゼレンスキーに言ったことだ。

むろん、プーチンがウクライナに戦争を仕掛けたのは、バイデン政権にヨーロッパ向けのガスなどのパイプラインの稼働を停止させられた仕返しのようなものだから、それでプーチンは、トランプとの会談では、ロシアへの経済制裁についても解除を要求するだろうことだ。


例えば、ロシアのSWIFTへの復帰などだ。それは、ブリックス同盟のようなドル基軸通貨に代る通貨を模索しているブリックス同盟の力を部分的に弱める効果もある。

 

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2月14日追加

トランプが考えているロシアへの経済制裁解除の内容は、次の記事がその一端を物語っている。

 

●ロシアのG7除外は誤り、トランプ氏「復帰を望む」
 

 


「トランプ米大統領は13日、ロシアを主要8カ国(G8)の枠組みから除外し、主要7カ国(G7)としたのは誤りだったとの認識を示し、ロシアの復帰を望むと述べた。」

 

当然、ロシアをSWIFTから締め出したことも復帰させる考えがあるわけである。ちなみに、破壊されたノルドストリームについて、トランプがどのように考えているかだが、それは、ロシアからウクライナを通るパイプラインの復活まで及ぶことだから、停戦後の「リビエラ」に関することになる。

 

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トランプの世界貿易での狙いは、ドル基軸通貨システムに対抗する決済同盟である。ドル離れの世界貿易は、トランプが目の敵にするものの一つだ。その矛先は中国に向いている。

その点プーチンは、アメリカを見つつ、中国を友人にしながら世界貿易を推進したい腹がある。


とはいえ、ゼレンスキーがトランプの停戦案を受け入れたくはなくても、戦争する上でも停戦する上でも、アメリカの支援なしには、資金も兵器も枯渇するしかないから、多分、トランプの提案を受け入れるだろう。

つまり、今年中に、もしかすると、ウクライナ戦争が終戦する可能性さえもある。


ウクライナ戦争が終結すれば、ウクライナは、真っ先にEU加盟を果たせる可能性がある。それにプラスしてアメリカとの経済協力関係が加わると、それで安全保障の条件が出来上がる。



安全保障の条件とは、安全を保障する対象が経済であることだ。ウクライナがその経済を受け取れば、その経済が安全保障の条件になり、ロシアも安易に侵略できなくなる。

武力だけ考える安全保障というのは、机上論に過ぎないと言っておこう。


トランプの動きに対してEUは警戒している。

●欧州、米ロ主導のウクライナ停戦警戒 「公正・恒久的平和を」

 

 


例えばフランスなどは、ウクライナにフランス軍を進駐させることまで言っていた。

それに対してトランプの登場は、ヨーロッパ各国を警戒させることになった。



「独仏英ポーランドなど欧州主要6カ国と欧州連合(EU)欧州委員会は12日、共同声明で「いかなる交渉にもウクライナと欧州が参加しなければならない」と米ロ主導の交渉に警戒感を示した。」


トランプが出てきて、一気に停戦合意の流れになるところを、ヨーロッパ各国は、力の無さを露呈したことになり、立場上まずい。


そのため、ウクライナとロシアの停戦交渉か、そのための段取り交渉に、ヨーロッパも参加させろと言っているわけである。

恐らくゼレンスキーの言うウクライナ国内にNATO軍駐留を停戦合意の骨子に組み入れたい腹があるのだろう。

だが、列車は走り出している。ヨーロッパは傍らで起こる停戦合意を眺めるだけでしかないことに一種のいらだちがあると考えていいだろう。

メルケル以降のEUは、ショルツになってどっぷりとバイデン政権の毒手に麻痺されたようなもので、トランプの登場は、貿易上の関税をちらちらと目を向けながら、トランプにプッシュしたい意向があるようだ。


しかしながらトランプの一次政権時代では、EUなど国家とは考えていなかったはずだ。



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