ネタバレしたアメリカのハマスへの要求 | パパケベックの総合ブログ

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アメリカのハマスへの要求がネタバレ


現在ハマスがアメリカの停戦案を受け入れるかどうかが問題だとアメリカがマスコミにさかんに情報を垂れ流しにしている。

問題は、アメリカがイスラエルが停戦後もガザに駐留を続けると言明している点を「そうじゃない、イスラエルは段階的にでも
ガザから撤退することを承諾した」みたいな感じでマスコミを操作していることだ。


●バイデン米大統領、軍撤退で軟化要求か イスラエル首相とガザ停戦協議
2024年08月22日07時42分

 

 

 



記事の要旨は、バイデンがネタニヤフと電話協議したことだ。問題は何を、である。

「バイデン米大統領は21日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談」


ガザからの軍撤退を巡り、強硬姿勢を貫くネタニヤフ氏に対し、軟化を迫ったとみられる」

軟化?

内容が不明だぞ。


その内容だが、イスラエル軍のガザからの
撤退についての詳細は、アメリカのブリンケンがノーコメントを出しているのだ。

イスラエルが承諾したというアメリカの停戦案とは一体どんな内容なのか不明と言うことだ。

●米高官、ガザ停戦協議めぐるイスラエル首相の姿勢を批判 妥協せず最大限に要求と
2024年8月21日

 

 

 



BBCの記者が質問、ブリンケンが次のように答えたらしい。

「橋渡しとなる提案にはイスラエル軍のガザ撤退に関する「
詳細な計画」が含まれていることを明らかにした」

「この合意には、IDF(イスラエル国防軍)のガザ撤退スケジュールと場所が非常に明確に記されている。イスラエルはそれについて同意している」



イスラエルは同意した!二枚舌の始まり


「ネタニヤフ氏がイスラエル軍のガザ駐留についてブリンケン氏を「説得した」とする報道についてBBCが尋ねると」

「この提案は「完全撤退」のためのものか問われると、ブリンケン氏は計画の詳細についてはコメントしないと答えた」


つまり、アメリカの二枚舌は、イスラエルの停戦時の撤退を合意したと言いつつ、撤退そのものについては、答えない=明かさないことだ。


じゃあ、簡単に言ったら、アメリカは、
ハマスにガザから停戦時に撤退することをイスラエルに約束させたと嘘を吐き、撤退の詳細は、イスラエルに判断が委ねられていることと同じではないか。

事の詳細が不明ながら、アメリカの主張は、停戦時にイスラエル軍がガザから撤退する必要性があることをイスラエルと同意したことだけではないか。

その必要性の合意をあたかも停戦時にイスラエル軍が撤退すると言っていることになる。



なぜなら、ネタニヤフは、ガザからハマスを追い出すなり殲滅するなりを目標にして戦争しているからだ。

アメリカは、イスラエルの戦争方針そのものに反対していない。

そこで停戦時のイスラエル軍の撤退をハマスが食いつく餌にしたのだが、ハマスは魂胆見え見えだから受け入れなどしないのだ。


と言うわけで、静かに、イランの報復が始まったとイスラエルが反応したのかどうか不明だが、イスラエル軍は、レバノンの奥の方に攻撃を始めた。


●イスラエルがレバノン深部を攻撃、ヒズボラが報復 ゴラン高原にロケット弾

 

 

 



「イスラエル国防軍(IDF)は21日、隣国レバノンのベカー渓谷にある武装組織ヒズボラの武器貯蔵施設などを夜間に攻撃したと発表した。」


攻撃理由ーーー

「IDFは、レバノン南部の港湾都市シドンで、ファタハのハリル・アル・マクダ氏を殺害したと発表した。標的にした理由については、同氏がイラン革命防衛隊に代わって活動し、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区での攻撃を指示したり、同地区への武器密輸に関与していたからだとした。」


ファハタと言えば、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治政府に関係している組織だ。

「ファタハの武装組織「アル・アクサ殉教者旅団」はマクダ氏の死亡を確認し、「ヨルダン川西岸地区の軍事評議会の指導者の一人」と評した。」



これで、停戦後のガザ統治にパレスチナ自治政府を関与させることはないと断言してもいいだろう。


段々イスラエルの魂胆が見えてくるはずだ。


そんな状態だから、ハマスがアメリカのゴリ押しする停戦案など受け入れるはずもなく、協議を始めるわけもないと言えるだろう。


アメリカにとっては、ハマスが協議に参加すれば、当面イランの報復攻撃はないだろうと断定できることだ。


いつまでイランが報復開始を待つのか、その辺が時間の問題なのだろう。


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