イスラエルとハマスの停戦協議 頓挫⇒イラン報復攻撃開始 | パパケベックの総合ブログ

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イスラエルとハマスの停戦協議 頓挫の可能性大


今マスコミで盛んに喧伝しているところがアメリカだ。

それは、停戦協議開始は、「ハマスが承諾するだけだ」というものでアメリカは、バイデンが提案した案に代わる案を出してイスラエルが承諾、あとはハマスの承諾を義務であるかのように喧伝している。

 

8月21日追加

 

ところが、ネタニヤフが人質家族と面会した時の発言にアメリカが苦言を出したようだ。

●数日内に停戦交渉妥結を イスラエル首相にいら立ちも―米国務長官
2024年08月21日07時45分

 

 


ネタニヤフが発言した内容は、

「対エジプト境界地帯での軍駐留に関し、「いかなる状況下でも撤退しない」と表明」

「停戦合意したとしてもハマス壊滅に向けた戦闘を再開する考えも示した」


要は、ネタニヤフ=イスラエルが停戦協議案を都合よく解釈して停戦協議を人質交換協議に変える予定しかないことだ。

イスラエルがアメリカの停戦案を受諾したというのは、人質交換協議を再開する程度でその見返りにハマスに停戦を与えるだけのものだ。


アメリカは、イスラエルの魂胆がよくわかっているにもかかわらず、なぜいらだちを見せるのか?

その理由は、イランのイスラエル攻撃を懸念していることだ。


当のイランは、次のようにイスラエル攻撃をちらつかせている。

●イラン、報復「急がず」 ガザ停戦交渉注視か
2024年8月21日 05時19分

 

 


情報の出所は、イラン革命防衛隊。

「性急な行動はしない。待つ期間は長いかもしれない

「イスラエルとハマスの停戦交渉を注視する意向を示唆」


ハマスがアメリカの停戦案を受け入れることはまずありえない。

ハマスが停戦案を受け入れる条件は、停戦後のガザでのハマスの存在をイスラエルが保障することにある。

つまり、停戦後、ハマスはガザにとどまることを条件にするから、ネタニヤフの魂胆がガザからハマスを壊滅することだとわかっているから、アメリカの停戦案を受け入れる必要も義務も駆け引きもないということだ。

★アメリカ・カタール・エジプトの懸念は次の通り。

イランの「報復があれば交渉が破綻する」


交渉は今後なくなり、イスラエルに対してイランやハマスなどが戦争を仕掛け、その戦争にアメリカなどがどの程度応戦に参加するかに尽きる。

場合によっては、アメリカの艦船からイラン本土に攻撃もあるかもしれない。そうなると戦争の範囲が拡大するだけでなく、報復程度で済ませようと宣言するイランは、本格的に戦時体制に移行する可能性が出てくる。

目下のところ、イランの息がかかった陸上勢力は、シリア・レバノンに存在するからもしアメリカが洋上からイラン本土にミサイル攻撃などを行えば、陸上戦が始まりうる。


・・・・アメリカのブリンケンは、時間を問題にしているが、その時間とは、イランの報復攻撃開始までの時間のことだ。

その時間までアメリカがしなければならないことは、イスラエルに停戦後のイスラエル軍撤退を認めさせることしかない

しかし、アメリカの停戦案は、イスラエルの停戦後の駐留を認めたものだ。なぜアメリカがネタニヤフの発言にイラつく必要があるのか不思議だ。

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●ネタニヤフ首相が休戦支持を確約し、ハマスに圧力をかけたとブリンケン氏
20 Aug 2024 03:08:23 GMT9

 

 

 




アメリカの新たな提案とは、アメリカが橋渡し案だと言明しているように、ガザの住民の苦境を救えるかのような提案のように盛んに喧伝している。

「ブリンケン米国務長官は月曜日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が、ガザ停戦に向けた溝を埋める米国の提案への支持を確約し、ハマスに同意するよう迫ったと述べた。」


どんな案なのかを記事には書いていない。


アメリカの新しい停戦案とは?

●イスラエル「新提案受諾」 米長官、ハマスに同意要求
2024年8月20日 06時23分

 

 

 



「詳細は不明だが、地元メディアによると停戦後にイスラエル軍がガザに残す部隊の規模や配置、ガザ・エジプト境界の管理権が含まれる。」


アメリカの新しい停戦案は、イスラエルの意向に沿ったものだ。

つまり、停戦と人質交換とガザにイスラエル軍が駐留することである。


ハマスがイスラエルと停戦協議を成立させる場合の協議項目=ハマスが受け入れるもの


停戦・・・条件付きながらの停戦でイスラエルはいつでもハマスへの攻撃を再開可能のはず

人質交換・・・イスラエルの停戦協議の主要目的を達成するもの

イスラエル軍駐留・・・停戦後も終戦後もイスラエル軍がガザの主要なところに駐留するもの



ハマスには停戦協議で得られるものはない。


ハマスが今回のアメリカの新しい停戦案を拒否するのは当然。

●ハマス高官、ガザ停戦間近との「幻想」を否定
18 Aug 2024 12:08:16 GMT9

 

 

 



「合意に近づいているというのは幻想だ」・・・・


停戦協議など始まるわけがないのにアメリカが盛んに喧伝しているだけのようだ。


イスラエルは、ガザからハマスを壊滅することを戦争の目標にしている。それは、去年10月のハマス襲撃に対する報復ではないことに注意しなければならない。

報復ではないのに戦争している目的は何かと言えば、ハマスをガザから消して何かを目的にしていることだ。

その目的とは、
安全保障されたガザ沖のガス田開発である。

●イスラエル大統領、ガザ地区のガス開発を容認、安全保障の確保を求める
19 Jun 2023 03:06:24 GMT9

 

 

 



「イスラエルはガザ地区沖のガス田の開発を仮承認した。」

仮承認

「ことの次第は「イスラエル国の安全保障および外交上の必要事項を維持すること」にかかっていると述べた。」


ガザ沖のガス田開発の承認は、イスラエルの安全が保障されなければならないことを条件にする。

イスラエルの安全保障とは、ガザのハマスがイスラエルの安全を脅かさない保証しかない。

つまり、ガザのハマスを壊滅することだが、ネタニヤフは、去年10月のハマス襲撃事件を利用してガザからハマスを壊滅させることを決めたのである。

 

ハマスがイスラエルの安全を脅かさない保証=ガザのハマスを壊滅すること



それゆえ、アメリカは、イスラエルの安全保障を第一に考えて新たな停戦案をハマスに突き付けたのである。

それをバイデンなどアメリカ政権は、ハマスが応じるしかないはずだと楽観論を喧伝しているわけである。


今回のアメリカの提案でハマスは壊滅させられるまで戦争を続けるしかなくなったわけである。

イスラエルは、ハマスをガザから壊滅するために戦争を続ける。

ガザの住民の苦境は、イスラエルがハマスをガザから壊滅した時に明るい兆しが出るかもしれないだけだ。


イスラエルが停戦後も終戦後もガザに駐留を続けると考えていることは、必ず実行されるだろう。かりにハマスが降伏してもハマスのガザ統治権をはく奪され、イスラエルの傀儡政権がガザを統治する可能性がある。


ヨルダン川西岸のパレスチナ自治政府を無視してガザを統治する傀儡政権でガザを統治するだろう。

そんな統治形態の時代になっても、イスラエル軍は、ガザに駐留を続けるはずだ。


もし、ガザ沖にガス田がなかったのなら、イスラエルはガザに報復攻撃だけやればいい。


何故ネタニヤフはハマスに報復ではなく宣戦布告したのかにイスラエルの戦争目的が隠れているのである。

ガザのハマスを壊滅することは、ガザの保健省とかの統治組織も解体されるはずだ。

残りの問題は、停戦協議ではなく、
イランが報復攻撃するだけだ。多分、イラン側は、秒読み段階ではないのか。


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