ハマスとイスラエルの協議不調
8月15日の協議は不調の様子。
ハマスは協議に参加すると言っていたが、8月14日、不参加を決めた。
イスラエルは協議に代表団を送る。
不参加でイスラエルが代表団を派遣するのは、理由がある。ハマスは、15日の協議後、仲介国と「別室にて」協議する様子だ。
●ハマス、15日の停戦協議に参加せず イスラエルは代表団派遣
2024年8月15日午前 10:44 GMT+9
「イスラム組織ハマスは１４日、カタールで１５日に予定されている新たなガザ停戦協議に参加しないと明らかにした。ただ、協議後に仲介者がハマスと交渉するという。イスラエル政府は協議に代表団を派遣する。」
「ハマスの不参加によって協議進展の可能性がなくなるわけではない。ハマスの交渉担当者であるハリル・アル・ハイヤ氏はドーハを拠点としており、ハマスはエジプトやカタールと交渉の窓口を開いている。」
●ガザ停戦協議、失敗ならイスラエルを直接攻撃＝イラン当局者
2024年8月14日午前 2:00 GMT+9
「イランの高官３人は１３日、イランの対イスラエル報復攻撃を阻止できるものは、今週予定されるガザ停戦協議での合意のみだと述べた。」
「イランがどれくらいの交渉期間を許容するかについては言及しなかった。」
「２人の関係筋によると、イランは停戦協議への代表派遣を検討している。これはガザでの戦闘開始以来初めてのことで、イラン代表は会議に直接出席しないが、米国との「外交コミュニケーションのラインを維持する」ために水面下で協議を行うという。」
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このままでは、イランは本格的にイスラエルに空と陸からの攻撃を開始しそうだ。
空ーーーミサイルやドローン
陸ーーーレバノン、シリアなどの親イラン武装勢力
マスコミの報道を読むと、戦争開始にならないかのような表現が多く感じ取れる。
引用した記事で特に気になるのは、イランが水面下で停戦協議に飛び入り参加する意向であることだ。
イランが腹の中で決めているのは、15日のイスラエルと仲介国との協議がハマス要求のアメリカの停戦案をイスラエルが受け入れるか入れないかを聞き出してイスラエルの意図を読むことにあるようだ。
つまり、15日の席上、イスラエルがアメリカ提案の停戦案を受け入れないと答えれば、イスラエルが別の何かの条件をハマスに要求する点を見極めたうえでイランが攻撃に入ることだ。
イスラエルが受け入れないという代わりに何か条件を持ち出してもイランは同様の攻撃に入る可能性がある。
例えば、イスラエルが停戦案を、ハマスがガザから出ていくならと言う条件を付けて受け入れると答えれば、イランは攻撃を開始する可能性がある。
ネタニヤフは、ガザ沖のガス田開発のために安全保障の条件としてガザにいるハマスを駆逐することを前提にしているからハマスをガザから完全に駆逐するまでは、戦争を停止することはしない。
と言うわけでイスラエルの停戦案の受け入れはあり得ないからイランは攻撃を開始しても何も不思議ではないことになる。
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2019年10月10日。
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