!小林製薬の紅麹「機能性表示食品」で4人死亡・入院100人以上!
3月30日追加・・・死亡した人が摂取していたらしい商品を製造していた工場(去年12月廃止)の立ち入り検査
●小林製薬廃止工場立ち入り検査へ 大阪市、紅こうじサプリ5人死亡
2024年3月30日 06時17分
死亡者は5人になった。
「 工場は昨年12月に廃止され ・・・ 和歌山県にある移転先の工場も、県と厚労省が31日に検査する予定」
小林製薬が主張する死亡原因物質は、
「 青カビ由来の天然化合物「プベルル酸」 」
プベルル酸・・・ 「プベルル酸は青カビの一種が作る物質で抗菌作用があるものの毒性が強い物質として知られる。 」
プベルル酸の抗菌作用だが、ウィキペディアによるとグラム陽性菌に「 ある程度の作用 」、グラム陰性菌には「 微弱 」だそうだ。
もともとプベルル酸を小林製薬が混入させたわけではないから、商品の製造過程で「生成」したものと考えることもできる。その一端は、アオカビから作る場合、プベルル酸のほか プベルロン酸も同時に作られるらしく、プベルロン酸は「 水存在下で100°Cに加熱すると脱炭酸によりプベルル酸となる 」とか。
工場の製造ラインで別の物質がたまたま?プベルル酸となった、と言う解釈になるが、実態解明までは時間がかかりそうだな。
ちなみにプベルロン酸は、「 HeLa細胞に対して細胞障害性があることが報告されている 」そうだ。これは、原因物質のほうではないらしいが。
腎臓の疾患で死亡したことが共通点なら、腎臓の細胞に障害をもたらしたことになり、死亡者の摂取経歴を追跡すれば、数年がかり、の事例もあるようだし、原因究明には時間がかかりそうだ。ーーー摂取後、ただちに毒性を及ぼす、と言うわけではなさそう。
売り上げた商品数とそれを購入して摂取した人の数を考えると、「毒物」がたまたま混入したか、どれにも混入されていたが症状の出ない人もいるか、の違いだが、たまたま混入されていたと考えたほうが無難のようだ。
たまたま混入だと、製造ラインでたまたま毒物が合成された、と言うことになる。
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健康食品ブームのような傾向は、ラジオショッピングでも盛んだ。
そのラジオで聞こえるキーワードは、「機能性表示食品」。
そうした商品を小林製薬も出していたが、死亡者が出てしまった。
原因物質を商品から抽出できていないものの原因が販売商品にあることを認めている状況だ。
●「紅麹」摂取、死者4人に 新たに2人判明、被害拡大―29日午後会見・小林製薬
2024年03月28日17時27分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024032800837&g=eco&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
「2人が摂取していたサプリは「紅麹コレステヘルプ」で、1人は2021年以降に使用し、もう1人は22年初旬ごろに摂取していたという。」
「昨年4~10月に製造していた紅麹を含むサプリに原因となる物質が含まれていた可能性が高いと説明・・・26日までに判明した2人の死者は、この期間の製品を購入していたとみられる。新たに判明した2人は・・・確認が取れていない」
一般的に、摂取期間が長期間だと言える。摂取後、ただちに死亡することではないようだ。「毒」とは異なると思えるが?
●小林製薬、2人目の死亡発表 紅麹、関連機能食品8種撤回―入社式中止、テレビCM自粛
2024年03月27日20時35分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024032700417&g=eco
「小林製薬は27日、・・・2人目となる死亡者の報告を26日に遺族から受けたと発表した。」
「同社によると、入院者は100人を超えた。」
「小林製薬は紅麹関連で消費者庁に届け出ていた8種類の「機能性表示食品」を撤回した。」
「自主回収対象の3種類も含まれる。」
管轄の消費者庁
「科学的根拠のある再検証を行い、4月5日までに報告するよう求めている。」
現時点ではっきりしているのは、腎疾患などの原因物質が販売物から検出されていないことだ。つまり、死亡原因・入院原因と小林製薬の「機能性表示食品」との関係を示す物質的な根拠が特定されていない状況である。
「機能性表示食品」について消費者庁からPDFの説明が出ている。
「消費者の皆様へ 「機能性表示食品」って何?」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/about_foods_with_function_claims/pdf/150810_1.pdf
「新しい食品の機能性表示制度」だと、最初に説明がある。
記事中の科学的な検証については、PDFで以下のページで公開しているそうだ。
http://www.caa.go.jp/foods/index23.html・・・・調べてみたが、「お探しのページが見つかりません。」
上記ページは、事業車が届け出た「根拠」を掲載しているそうだ。
肝心な点は、小林製薬が届け出た根拠について消費者庁が納得の上、許可を出したことだ。
小林製薬にも消費者庁にも何か抜けている点があったとしか考えられないだろう。
■小林製薬から「宝酒造」「紀文食品」に波及
「同社は紅麹の原料を食品メーカーなど52社にも販売していたため、供給先の宝酒造や紀文食品などが商品の自主回収を進めている。」
自主回収対象は、3種類。その3種類絡みで死亡と入院になったと考えられる。
●「紅麹コレステヘルプ」など小林製薬3製品、大阪市が回収命令…紅麹問題で初の行政処分
2024/03/27 12:06
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240327-OYT1T50086/
「紅麹コレステヘルプ」
「ナイシヘルプ+コレステロール」
「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」
ざっと名称を見て、血液成分の改善を目的にした商品のようだ。血液に絡んだ臓器は、確かに腎臓だが、腎臓で毎日ドラム缶2本分だったか、血液をこしているから。
腎疾患で死亡と言うのも、絡みがあるように思えるが。正式な病名は不明だが。
それに死亡者の基礎疾患の有る無しも関係しているし、商品に含まれている原因物質の特定もできていないし、とっさの対応に終始している感じだ。
29日、小林製薬の社長の会見があるそうだ。現時点で言える原因は、無いはずだが。
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2019年10月10日。
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