ウクライナの反転攻勢と穀物協定の関係 | パパケベックの総合ブログ

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ウクライナ穀物輸出の黄色信号点灯中


2023年に入り、ウクライナ穀物協定は、ある程度継続することに決まったところ、ロシアが穀物協定を継続しない意向を表明した。

穀物協定が失効した場合、オデッサからの海上輸送は、危険になる。

海上輸送の代替ルートは、陸路である。

現在も陸路が機能しているが、ウクライナの穀物がポーランド穀物の価格を下落させた。ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ブルガリアがウクライナの穀物流入を停止した。

ポーランドだけは、あとで撤回。


●ポーランド●

『ウクライナ穀物に黄信号 東欧で禁輸拡大、EU調整難航』
2023年04月22日07時20分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023042100789&g=int

まず、ウクライナ穀物の流入を停止後、EUが動いた。

「ウクライナへの揺るぎない支援を損なうべきではない」

4月19日EUが「農家への財政支援や、小麦、トウモロコシなど4品目の輸入制限を認める規定を盛り込んだ対案を示した」

ポーランドがいち早く禁輸解除に応じた。

『ポーランド、ウクライナ産穀物輸入禁止の解除に合意』
2023年4月19日7:26 午前

 

 

 


どのような合意?

「ウクライナ側との協議を通じて輸入食品を密封し、監視付きで移送する方法を採用することで事態が打開された・・・・穀物がポーランドに滞留しないと保証される形・・・・輸入禁止は21日に解除される」

うまく機能すれば、解除になるはずだ。ウクライナの穀物がポーランド市場に流れ込まないように、である。


◆ウクライナからの陸路の輸出規模◆

オデッサが完全に使えなくなれば、陸路を最大限確保しなければならない。

そのための投資などが以下のページに書いてある。

参考

独立行政法人 農畜産業振興機構
https://www.alic.go.jp/chosa-c/joho01_003386.html

「ウクライナからの穀物輸出の15%は陸路によるもの」

陸路の輸出のために、建設、輸送手段の確保が求められていて、まだ揃っていないかもしれない。

「国境に穀物搬送装置を備えたターミナル施設を建設」

「欧州港の積み下ろしターミナルをつなぐ植物油の輸送用パイプラインの建設」

「鉄道車両や貨物車両が不足・・・・穀物運搬車を3640台、貨物トラックを6000台増やす」

「ポーランドのグダニスク港、ドイツのロストック港、ハンブルク港に向かうウクライナの穀物運搬車には、欧州の鉄道路線に合うように台車を改造した鉄道車両を割り当てる必要から、走行経路と走行ダイヤの制定」

この記事では、ルーマニアのウクライナ穀物に対する態度が示されている。

「安価なウクライナ産穀物が市場に流れ込むことでルーマニアの生産者が
倒産寸前にあるとし、「連帯レーン」経由のウクライナ産穀物の輸入停止を呼び掛けている。」

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◆ウクライナ穀物協定の動向

現在のところ、ロシアが要求する制裁解除が実現しない限り、協定は失効することになる。

昔、プーチンだったか、ウクライナ穀物をベラルーシ経由で輸送したらどうかの提案をしていたことが気になる。

『ロ、ウクライナの穀物輸出禁止せず 西側は責任転嫁=プーチン氏』
2022年6月4日3:25 午前
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-putin-food-idJPKBN2NK1MN


要点は、「ベラルーシを経由することが最も容易な方法だろう。誰も止めはしない」さらに「対ベラルーシ制裁の解除が必要となる」

それでプーチンは、ベラルーシの外貨獲得の手段を提供しようとしたのではないか。

現状では、国連がロシアの求める金融制裁などの撤廃などを実施できないのは確かだから、穀物協定は失効することになる。

『ウクライナ産穀物輸出合意の延長、ロシア側は60日間と主張
2023年03月29日
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/03/5cd875658cc7dbc2.html

「国連の仲介によりウクライナ、ロシア、トルコによって2022年7月に署名された後、11月に120日間延長され、2023年3月18日が期限だった」

「ウクライナのオレクサンドル・クブラコフ復興担当副首相兼地方・国土・インフラ発展相は3月18日、自身のSNSでイニシアチブが120日延長されたと発表」

「ロシア外務省は3月20日、5月18日を期限とする60日間の延長を決定したと発表」


協定では、自動延長の仕組みを取り入れており、どちらかが「終了または修正を通知しない限り、120日間自動的に延長」だとか。

そういうわけでロシアが60日間と言い始めたのは、「ロシアと国連で締結した、ロシア産農産物輸出の正常化に関する覚書の実施に進展がないため」で、国連がロシアの要求を実施することは不可能だから穀物協定は、5月18日に期限切れ、失効となる。

失効となれば、協定をはじめからやり直す必要があるかもしれない。(失効前の延長では失効しないことになる。)


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◆ウクライナ軍の反転攻勢ーーー時期


穀物協定の失効を考えれば、ウクライナの反転攻勢は、穀物協定失効が濃厚となった以降だろう。

穀物協定の失効は、海上輸送を是が非でも確保しなければならないからウクライナの反転攻勢は、ロシアが占領しているヘルソン州などのロシアの兵站や軍事施設への飛び道具だろう。


ヘルソン州を中心にしたウクライナ軍の反転攻勢。

ミサイル攻撃、戦闘機を使用した空爆、ドニエプル川を越えた上陸、それらを集中攻勢。

次のような記事にもあるように、電撃的に24時間以内に戦果を挙げるように目標を定める。


『ウクライナ、反攻のカギは「最初の24時間」にあり──消耗戦の泥沼を回避する唯一の道とは』

2023年4月25日(火)12時10分
フランツシュテファン・ガディ(英国際戦略研究所上級研究員)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/04/post-101485.php


「ウクライナ軍がいつ、どこで春の大規模な反攻に出るのかは分からない。
だが確かなのは、勝負は最初の24時間で決まるということだ。」

ウクライナ軍の反転攻勢は、穀物協定の絡みで考えれば、当然ヘルソン州を狙うと考えるのが筋だろう。

それでうまくいけば、ウクライナはオデッサからの海上輸送を確保できる。

その攻勢の際、ヘルソン州以外のロシアの領土内の兵站や施設、クリミアなどを同時に多数ミサイル攻撃。

ロシアに占領されているヘルソン州に上陸、奪還となれば、一気に弾みがつくことになる。



バフムートのロシア占領状況(4月26日 ロシアのノーボスチの画像)

3月28日に比べて寸動前進しているのがわかる。

 

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