新型コロナウイルス感染症 VS 集団免疫 | パパケベックの総合ブログ

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4月5日追加。

世界の感染者数が114万人、死者6万人超え

東京新聞

https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020040401002437.html

 

米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が4日、世界全体で6万人を超えた。感染者は同日、114万人を上回った。

 

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4月4日追加。

日本の感染者数の増加が加速中

東京新聞

https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020040301002806.html

 

千人に達するのに2カ月以上かかったが、3月31日に2千人を突破すると3日で3千人を超えた

 

1000人=2か月

1000人=3日

 

無症状感染者がたくさんいることしか考えられないだろう。検査するにも金払えだろう?それでいて外出自粛を言っているんだ。その代わりに金のバラマキか。これ以上増えるとどうなることやら・・・・

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2019年12月、中国警察当局は最初の告発医師を弾圧した。1か月くらいは野放しにした中国政府。告発医師は死んでしまった。

 

 

■新型コロナウイルス感染症 VS 集団免疫

 

 

日本の専門家でも集団免疫について言及が始まっている。
東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/CK2020040202100060.html


集団免疫になる状態には、どのくらいの感染率が必要になるかについて、国際医療福祉大の高橋和郎教授・・・・・・「感染症によって違う。例えば、はしかや風疹であれば95%だ。新型コロナウイルスの場合、七~八割は必要ではないか」


集団免疫を獲得したら終息するとの見方があるが、「集団免疫になるまで感染は続くとみられる」と考えているようである。


だが、人の行き来を自粛している現在では、感染率の大幅な増加は抑制されている。したがって、長期戦というわけだ。ーーー徐々にしか感染率が上がらない。


今後の流行について、


東京医大の浜田篤郎教授「ウイルスを完全に抑えることは無理だろう。海外の流行が第二波、第三波と来る可能性は十分にある・・・・最終的にはワクチンができるまで流行を繰り返すのではないか・・・二年程度はかかる」


ワクチンについて言えば、変異が起こると役に立たなくなることだ。
ウイルスの変異はよく知られている。普通のことだ。


流行の繰り返しは、インフルエンザと同等だ。まだ、自粛を求めるか?


惜しむなくは、麻疹でも明らかだが、終生免疫にはならないことだ。免疫の更新が必要になる。


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ナショナルジオグラフィック日本版から記事が出た。

集団免疫の話題は、イギリスがやろうとして取りやめたものだ。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/032400186/


イギリスの首相が熱気あふれる感じで集団免疫の方針を出した後、すぐに国内外から猛烈な批判の嵐を受け、取り下げた。


どうして集団免疫はダメなのか?


答えは簡単だった。集団免疫を目指せば、医療機関の治療能力を超えてしまう

「実際にそうしたシナリオをとった場合、入院や集中治療を必要とする人が大量に発生し、医療サービスの収容能力を超えてしまうことがわかっていた。」


とはいえ、
イタリアやアメリカを見れば、集団免疫しなくても同じことだといえるのではないか。


しかし、とジオグラフィックの記事は続く、

「それでも、集団免疫が新型コロナウイルスの抑制に果たす役割を問う意義はある。それは、ワクチン開発の成否や、あるいは社会的距離をとる措置を解除したときに、再び感染が拡大するかどうかに関係しうるためだ。 」


こう考えてもいいだろう、ーーーー結果的に集団免疫の状態にならない限り、流行は継続すると。



とすると、ワクチンは?


「体に一度も感染症と戦わせることなく、その病原体専用の武器を作ってくれる。そのため、一般的に集団免疫を目指す場合は、感染ではなくワクチンを使って行われる。」。


集団免疫はワクチンなしには不利との考えだ。


しかし、ウイルスは変異するものだ、ウイルス変異にはどうなのか?


「ヒト免疫不全ウイルス(HIV)はあまりに変異が速く、1人の人の体内で進化することすらある。」「インフルエンザも変異が速く、免疫系やワクチンにとっては戦いにくい。」。



新型コロナウイルスが変異するなら、そのワクチンは感染の終息のための特効薬にはなりにくい。


ところで、新型コロナウイルスに免疫を獲得した人が増えていると想定できる。


新型コロナウイルスに免疫を獲得したとしても、期間があると考えていい。


「終生免疫」になる細菌感染症がある。その一つが結核だ。それは文字通り、終生免疫を獲得しているようだ。


だが、ウイルスでそんなことはあるのか?よく知られた麻疹は、実は終生免疫ではなく、何十年もしたらなくなって、再び感染・症状が出るらしい。


麻疹ウイルスは、子供のころ一度感染したら終生免疫のように言われていたが、実はそうではなく、年を取ってから再感染する例が現れてきた。


ウイルスに対する免疫は、10年20年単位で再びウイルスに感染することで獲得した免疫が更新されるため無症状になる。それと同じことが新型コロナウイルスにもなれば、集団免疫の状態になる。


すなわち、集団免疫の状態とは、新型コロナウイルスが麻疹と同じようになることだ。果たして・・・・・・・



結局、新型コロナウイルスの死亡率を考えれば、40歳以上から累進的に行動制限するような施策をやらなければ、死亡者数は少なくならないことになる。だが、そんなことは今の国家権力では不可能だろう。


赤ん坊・10歳以下などの重症・死亡例がちらほら出ているとしても、一般的な傾向とはいいがたい。


しかし、60歳、70歳、80歳以上の高齢者に対する社会的な隔離処置なら、なんとかできる可能性はあるはずだ。ーーーー言い方は悪いが、「死にたくなきゃ、隔離処置に同意しろ」だ。早い話、60歳、70歳、80歳以上の高齢者は外出するな、という命令をやれるかどうかであり、それでケアが可能かどうかだ。


死亡者の大部分は60歳、70歳、80歳以上の高齢者だ。それは事実だ。



現時点で高齢者の死亡の多さについて、若い者からの感染を言っている肩書きのあるやつらがいるが、考えてみろ、そんな経路、関係していても、
高齢者に「死亡の可能性が高くなるから出歩くな」と言ったほうがいいんじゃないのか?




集団免疫に関して、ナショナルジオグラフィックの記事は次のようにまとめている。

「新型コロナの集団免疫、本当に獲得できる?」

「集団免疫が維持されるには、人々がワクチン接種や感染を何度も繰り返さなければならない。」


その通りだろうな。


「回復してもすぐに再感染する可能性は、今のところ「ありえないと考えていい」とアバーテ氏も言う。」・・・・フランス開発研究所(IRD)の感染症専門家、ジェシー・アバーテ。


「これまでに知られているどんなウイルスにおいても、そんなことは起こっていない」


要するに、新型コロナウイルスでも免疫は一定期間獲得した状態になり、再感染(=症状も出るという意味合いだろうが)、はないとの考えだ。


「新型コロナウイルスへの免疫が長続きせず、何度もワクチンを接種しなければならないとしたら、実践上の課題はさらに大きくなるとグラッド氏は言う。」・・・・米ハーバード大学T・H・チャン公衆衛生大学院の疫学者ヨナタン・グラッド。


酷な言い方だが、医療機関のパンクに対応するだけの国家機関さえあれば、集団免疫も自然と獲得する可能性はあるだろう。


それは高齢者に、死にたくなかったら若い奴との接触はしないように求めることと接触による死亡率を考えたら死んでしまえと言われるに等しいことになる。


要は、
いつまでも今のような自粛を続けるわけにはいかないだろうことに尽きる


≪新型コロナウイルスでなぜ死んでしまうか?≫


簡単に言えば、肺の機能がほとんど機能しなくなるから、要するに酸素を体に送れなくなるためだ。


肺がそんな状態になるのは、肺炎などによるものだ。


肺炎が起こるのは、新型コロナウイルスが肺の細胞に感染してから免疫が適切な対応をするまでの間に、ウイルスがたくさん増えるから感染する肺の細胞も増えるからだ。


感染した肺の細胞は、免疫が対応することで炎症となる。免疫は感染した肺の細胞を攻撃し、殺す。その結果がたくさんあるほど肺の機能は失われた状態になる。肺の細胞が免疫で殺された分は、それだけウイルスが免疫が対応するまでの間増えたことを示す。


免疫の一般的な機能は、以下の通り。

「わずか8時間程度で自己複製できるインフルエンザのような呼吸器ウイルスは、だいぶ優勢だ。」。感染してからウイルスが増殖して感染細胞から飛び出るまで1日もかからないことだ。

免疫は、「細胞の中でウイルスへの免疫反応が開始されるには24時間程度かかる・・・・
本格的な免疫反応が起きるまでには、さらに3日ほどかかることがある」。


失われた肺の細胞は、体力とかで回復するが、年齢が上がるほど鈍重になる。結果は死亡である。


サイトカインストームの場合は、免疫が正常な肺の細胞まで攻撃し、殺す症状であり、それが原因の死亡も当然ありうる。


ところで、新型コロナウイルスが感染してから免疫が対応するまでの間は、どうなっているのか?


ウイルスが増殖するということだ。


もし、外に出歩いてウイルスに感染したら、それ以降、外から入るウイルスの感染がゼロと仮定すれば、体に入った最初のウイルス数が与えられた数だと仮定した時、感染のスピードを左右する要因は、


1 肺などのウイルスがくっつける細胞数の多さ

2 一度に入ったウイルスそのものの数


その二つの要因は、以前掲載したようにアジア人の男性の肺には、新型コロナウイルスがくっつける細胞の部分が多い。それは
ACE2受容体と呼ばれる細胞表面の部分である。


ACE2受容体は、喫煙との関係で言えば、喫煙者よりも、喫煙したことのある人に多く発生しやすくなるそうだ。

ACE2受容体が増える=======感染する細胞数も増える=====ウイルス増殖数も増える=====感染細胞数も増える=======免疫がやっと動き出す=======感染細胞を殺す========肺機能低下


https://www.jiji.com/jc/article?k=2020033000217&g=obt

3月29日に死亡したタレントの志村けんはその一人だった。喫煙はやめていたそうだ。3月17日に倦怠感、その後入院して3月29日には死んでしまった。17日時点で免疫が機能していたのだから、3月初めには最初の感染だったのかな。



高齢者になるほど肺炎は、気づきにくい点を考慮しなければならない。気が付いた時はすでに手遅れもあるらしい。


新型コロナウイルスの受容体が多ければ、一度に入ったウイルスが細胞に侵入できるウイルス数も増えると考えていい。よって、免疫が新型コロナウイルスに対応するまでの間に増殖するウイルス数は増えるから、当然のごとく感染する細胞数も増えることになる。


受容体が少なくても、一度に侵入するウイルス数が多い場合ならどうか?それはいわゆる濃厚接触感染のことになる。


今のところヨーロッパとアメリカに多くなっている。キスの習慣があるところだと、濃厚接触にもってこいの感染になるはずだ。


一度に入ったウイルス数が多ければ多いほど、ウイルスがくっつける受容体ができるだけ多く感染する細胞数になり、ウイルスの増殖も増加する。


要は、ウイルスが侵入してからの免疫の反応は、少なくとも3日かかる。それまで新型コロナウイルスは増殖しつつ、感染する肺の細胞数も増えることになる。


感染した細胞は
治す。治すとは、その感染細胞を殺すことで正常な細胞が細胞分裂することで達成する。


免疫が始まるまでにたくさんの肺の細胞が感染したら、免疫の開始は、炎症となり、やがて肺の機能の喪失に至る。そうなれば死ぬしかない。


タバコを吸った経験は、新型コロナウイルスがくっつける受容体を増やすことになる。喫煙者よりも顕著らしいが、面白いものだ。

https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-smoking-idJPKBN21C3CL

欧州疾病予防管理センター

「 新型ウイルスがヒト細胞に感染する際に利用するアンジオテンシン変換酵素II(ACE2)が喫煙により肺の中で活性化するため、喫煙者が感染すると重症化する恐れがある 」

「 ACE2は現在喫煙している人よりも、
以前に喫煙していた人の方が活性化している可能性があるとも報告 」

「 女性よりも
男性の方がリスクが高いとも報告 」


いまは
禁煙している殿方はご用心、といったところだろう。



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