■国際貿易上のアメリカのストレートフラッシュ
トランプがカードを並べると強い手をいくつも持っていると言える。
TPPからは離脱した。そのカード。
ほかにヨーロッパ勢との力比べでは、鉄鋼とアルミをめぐってのカードを切った。
https://jp.reuters.com/article/usa-trade-brazil-idJPKBN1GY08F
ブラジルといえば、TPPには関係しない。しかし、記事にもあるようにトランプのカードを先読みしたい意向がある。
『ブラジル大統領、交渉中は米鉄鋼・アルミ関税の適用延期と主張』
ブラジル大統領の希望は、トランプがブラジルに「鉄鋼とアルミニウムの輸入制限」を発動しないだろうとリップサービスをした。
アメリカ通商代表部ーーーー「適用除外国についてはトランプ米大統領が最終的に決定する」
早い話、「まだ決めていないよ」だ。
日本は？それよりも中国に対するトランプのカードが問題らしい。
https://jp.reuters.com/article/usa-trade-china-whitehouse-idJPKBN1GX398
『トランプ米大統領、対中関税措置を22日発表 知財・技術侵害で』
こちらは別の貿易品目のことだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018032201000884.html
『米、知的財産権侵害で中国制裁へ １００品目超に関税か』
こんな状況での日本については、何ともまあ、為替レートの記事だ。
https://jp.reuters.com/article/column-forexforum-yoji-saito-idJPKBN1GX0FL
『コラム：米朝会談とパウエル・プット、「失望の円高」招くか＝斉藤洋二氏』
彼曰く、「円高・株安へと市場が振れるとなれば、いかんともし難いのが実情だろう。」
どうなのか、要点はアメリカのトランプの考えだ。アメリカに有利になるようにする点は、当然だろう。
彼のトランプに対する考え方は、「「直感」に頼るトランプ外交の破綻には十分に気をつけねばならない。」だ。
直感ではなくアメリカ最優先の経済政策だ。貿易に及んでいるし、国内の経済政策にも関係している。
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