釜山海雲台を自転車ハイキング
今年、韓国映画界に新たな歴史を残した映画『海雲台해운대』
http://www.haeundae2009.co.kr/
なんと、日本の対馬대마도が地震により沈没し、
その影響で海雲台がメガ津波に襲われるという設定の映画。
動因人数、なんと１０００万人を超えた大ヒット作だが、
釜山市長や釜山市防災担当課担当者を振るわせた映画でもある。
（実際、釜山市長らも見にでかけたという）
今年は平年より気温が低い夏ということで
海雲台ビーチを利用したレジャー客행락객より
この映画の観客の方が多かったという珍記録も残した。
なんだかんだで世の注目を浴びている海雲台だが、
私にとっては職場と家がある「ホームタウン」である。
その海雲台を毎週末、自転車でハイキングをするのだが、
みなさんに私の好きなコースをぜひご紹介したい。
まず、衛星写真でコースを確認しておこう。
今開発が進んでいる「センタムシティ」にある「APEC記念公園에이펙기념공원」からご紹介しよう。
右手は水営（すよん）川수영강。
「センタムシティ센텀시티エリア」は釜山でもっとも不動産価格が高い地域であり、
近辺はかなり綺麗に整備されている。
左手は売り場面積世界最大の「新世界（しんせげ）百貨店신세계백화점」。
百貨店に専門店街、釜山最大のブックセンターと食品館、アイスリンク、温泉センター、スポーツクラブ、シネコン、レストラン街、空中庭園などがある。
新世界前交差点、正面のマンション手前の空き地には108階マンションが計画中。
今年から工事が始まるらしく、完成したら釜山名所となること間違いなし。
もう少し進んでいくと
広安大橋광안대교の橋脚の下を通る。
この辺は釣り낚시をしている人が多い。
広安大橋から左を曲がってさらに進むと
水営湾ヨットハーバー수영만요트경기장に着く。
道路を渡り、早速中へ入ってみた。
この広場は釜山国際映画祭부산국제영화제の開幕と閉幕式が行われる場所だ。
後ろは「マリーンシティ마린시티」という開発区。
ヨットハーバーから見える広安大橋。
この景色が私は大好きだ！！
次にこの景色もかなり好き！
海辺の街海雲台の顔でもある。
※正面の建設中のところは６つ★ホテルと高級マンションが立つという。
その６つ★ホテルを左手に走ると正面に広安大橋がまた現れた！
ここ辺は埋立地であるため、
海岸はテトラポートがあっちこっちに散在。
埋立地は最近開発が急ピッチで進み、エリア名は「マリーンシティ」となった。
おしゃれなカフェやレストランがずらりと並び、
目の前には東シナ海と広安大橋の風景が広がる。
マリーンシティから海雲台ビーチに向かう道路。
路上駐車が後を立たないが、高級車も多く止まっている。
この道路沿いにもおしゃれなカフェ、レストラン、エステティックサロンなどが並ぶ。
湾岸を往来するクルーズ船「テズラック테즈락」。
海雲台ビーチ해운대해수욕장は後少しだ！
右手の緑は「つばき島동백섬」。
現在は砂が堆積し島でなくなったが、
歌「釜山港へ帰れ돌아와요 부산항에」の歌詞にある「つばき咲く春なのに～」のモチーフになった場所である。
正面のホテル「ウェスティンホテル웨스틴호텔」はアメリカ前大統領のブッシュさんが泊まったということで話題になったこともある。
http://www.pusannavi.com/spot/goods_article.php?goods_seq=223&category_id=06
あっという間に海雲台ビーチに到着！
気ままに走ったので出発地点から約40分程度かかったが、
みなさんにぜひおススメしたいハイキングコースです。
自転車がなくても歩きもオッケです。
我が家はここからもう少し走ります。
아~ 피곤해, 빨리 집에 가야 겠다.
【韓国】国中が悲しみに包まれていたにも関わらず。。。
18日、故金大中（キム・デジュン김대중）元大統領が持病により死去された。
告別式영결식がある23日までの1週間はいわば「哀悼の週間애도주간」とし、
全国各地に哀悼式場빈소が設けられ市民らが献花・黙祷헌화/묵념をする姿をテレビで見たりする。
昨日、営業で外に出かけたときに
車窓から見えた国旗掲揚棒국기게양대。
すべて「半旗掲揚반기게양」になっていた。
（元大統領の葬式は国葬국장扱いだからである）
役所관청、警察署경찰서、消防署소방서はもちろん、
一般企業일반기업、スーパー슈퍼마켓などにもこのように半旗掲揚。
元大統領の死去という悲しい事実を
テレビや新聞以外で接することってほとんとないのだが、
半旗掲揚を見てやっとそのような事実を実感したって感じだ。
国中が悲しみに包まれていたその夜。
会社の仲間たち６人で飲み会회식を開始！
海雲台ニュータウンにできた「サムギョップサル（豚の三枚肉삼겹살）」の店に行った。
最初は普通に肉を食べ、はしゃいでいたのだが、
誰かの扇動？により、いきなり「爆弾攻め폭탄세례」が始まる。
＜爆弾酒製造法 폭탄주 제조법＞
まずグラスを手にとり
맥주컵을 나란히 놓고
ビールを半分くらいそそぐ。
맥주를 컵 절반정도 붇는다.
その後、韓国焼酎（釜山ではC１시원が主流）を3分の1程度入れる。
그 다음 시원소주를 3분의 1정도 붇는다.
あと、ジャンケン가위바위보をし、
負けた3人が一気飲み원샷をするのだ。
これがなんと、１０回も続いた。
国中が悲しみに包まれていたその夜。
私は激しい酔気？に包まれていた。
韓国でもっとも嫌～な瞬間
韓国(母国)生活でもっとも嫌～な瞬間は
「生ごみの分別」の時ある！！
음식물 쓰레기 넘넘 싫어요~~
うちの団地は
燃えるごみ가연성쓰레기と生ごみ음식물쓰레기は毎日収集し、
資源ごみ재활용쓰레기（ビン、缶、プラスティック、ガラス、電池、発泡スチロールなど）は水曜日に出す。
驚くかもしれませんが、これでも韓国は世界有数の環境先進国환경 선진국なのだ。
燃えるごみは専用の袋に入れてぽいっと휙捨てればよいのだが、
生ごみは専用の容器に入れて捨てる。(下の写真）
（金さえ出せばきれいに分解してくれる機械も買えるのだが、、庶民はね。。。서러워요~~）
写真を見る限りでは何が嫌なのかよくわからないだろう。。。
生ごみ専用バケツの中身である。
生ごみはあのピンク色のところに捨て、白の蓋を閉め、さらに透明の蓋を閉めるのだ。
全部分解してみたらこんな感じ。
生ごみ収集場はこんな感じ。
ところで、何が嫌なん？？？머가 싫은데?って思うやろう。
これが嫌なんです！！
이게 넘 싫어요!!
（絵はネットから引用）
バケツの中の生ごみは蓄積させると腐るので
腐らないうちに捨てればよいのだが、
生ごみ収集場のオレンジ色の蓋を明けた瞬間
ヴェッ！臭いっ！
냄새 쥑이네.
うちの実家は生ごみの入った専用バケツを数日置いておくこともあり、
そしたらその中は地獄のような匂いに充満している。
ましてや韓国料理の生臭さである。。。。
どうですか？
嗅いで見たいですか？
냄새 한번 맡아 보실래요?
故盧武鉉(ノムヒョン)前大統領の私邸に行ってきました
2003年から2008年まで第16代目の大統領を歴任した故盧武鉉氏の私邸に行ってきました。
5月23日、私邸の裏山から飛び降り自殺をした前大統領は
慶尚南道 金海市 進永邑（チニョンウプ）峰下（ポンハ）の貧しい農家に生まれ、
判事、弁護士、国会議員、海洋水産部長官を経て
2003年、「盧武鉉を愛する集まり（ノサモ）」をはじめ、若い層のの熱い指示を受け
大統領の座に上り詰めた。
就任後、支持率の下落は予想以上のひどいもので、
大統領の座から降りた後、不正献金疑惑で検察に出頭するなど、
清潔感を売りにしていた盧氏は大打撃を受けた。
元々正義感の強い彼のことだったから
検察に出頭したこと自体が彼にとっては絶えられないほど恥ずかしかったことに違いない。
結局、盧氏私邸の裏山から飛び降りた。
ここが私邸。여기가 사저.
まるでミニ青瓦台。
拡張工事が急ピッチで行われていた。
赤い○が飛び降りた場所。
偶然と言ってもおかしいほど、私邸の裏にこんな岩山があったのだ。
彼の死は運命だったんだろうか。
私邸の周辺はまるで「盧氏タウン」になっている。
警備員の宿舎があちらこちらに立っていて、原住民より多く占めているようだ。
私邸の周辺は厳重な警備がしかれていた。
私邸周辺は突然観光地化され、駐車場、露天、記念品店、パン屋さんもできている。
ファンが残した垂れ幕。全国から集まった人たちによって飾られていた。
黄色は盧氏が所属していた「ウリ党」のテーマカラーである。
左の工事現場には駐車場の拡張工事がなされていた。
「皆様の暖かい心は忘れません 여러분의 따뜻한 손길을 잊지 않겠습니다」
と遺族からのコメントが書かれた垂れ幕。
その下には盧氏夫婦の可愛いモニュメントが。
記念写真でも撮れということか？
盧氏私邸は完全に観光地化されていて
観光地図も整備されている。
周辺地図も完備！
麦で作った出来立ての「峰下パン 봉하빵」。旅の記念にぜひ！！
訪問客を意識して開発されたこのお土産は誰のアイデアなんだろうか？
本当にちゃっかりしている。
峰下村に行く方法봉하마을(노무현 대통령 생가) 가는법が書かれている。
○ ボンハマウル(峰下村)紹介
http://local.daum.net/place/place_view.daum?place_id=P516446
○ ボンハマウル(峰下村)紹介 ／ 韓国観光公社（日本語）
○ ほかの写真
http://local.daum.net/place/photo_list.daum?place_id=516446
○ 地図（韓国語／衛星写真あり）
ビビンバの本場、「全州市」に行ってきました
韓国料理といえばいろいろ浮かぶと思いますが、
その中でも一番ポピュラなのは「ビビンバ 비빔밥」なのではないでしょうか？
しかしビビンバといえども、その種類は決まっておらず、
中身の材料によって様々な種類のものが作れる。
私の住む釜山でもビビンバは幾らでもおいしいのが食べれるが、
せっかく全州전주まで来たものだから
やはり「本場全州のビビンバ」を食べずにはいられない。
진짜 비빔밥을 안먹어 보고 가면 많이 서운하겠죠~
＜全州市のマスコット「マットリ맛돌이・モッスンニ멋순이」＞
早速、全州市がおススメするお店に行ってみた。（ガイドマップに載っている店「韓国館」）
値段は10,000ウォンだが、やはりボリュームも雰囲気も違う！
箸でまぜ（これでまぜると粒が生きていておいしくいただける）一口食べてみた。
「…」
おいしい！！！！！！！！！ 맛이 죽여요!!
これは文書では言い表せない。
みんなも食べてみた方がよい！ 여러분도 한번 드셔 보세요.
今回、釜山から全州までは車で移動をしたが、
ルートはこんな感じ。
釜山⇒南海高速道⇒（晋州JCT）⇒大田統営間高速道⇒（長水JCT)⇒益山長水高速道⇒全州市
부산⇒남해고속도로⇒(진주JCT)⇒대전통영간고속도로⇒(장수JCT)⇒익산장수고속도로⇒전주시
途中休憩を3回し、所要時間は約3時間40分。
鎮安（ちなん/진안）SAから見える「馬耳山（まいさん/마이산）」
全州市は駅もあるのだが、列車はあまり走っていない。
益山⇒麗水までの電化直線工事が終わればKTXが走るようになるらしい。
今回予約せずにぶっつけ本番で宿をとった。
宿は「韓屋村 한옥마을」にある「スングァンジェ 승광재（上の写真）」というところ。
朝鮮王朝最後の皇帝も泊まったことがあるらしい。
宿は大変質素だが、とても赴きがあってほっとできる場所だった。
私が泊まった部屋は4畳ほどの小さい部屋だが、
エアコン、冷蔵庫、テレビ、無線LAN、温水シャワー、トイレ、タオルが付いていた。
値段は1万ウォンおまけして一部屋4万ウォン。
部屋の鍵は南京錠のようなものであった。
私たち意外にも外国人観光客1組、韓国人観光客一組が泊まっていた。
宿を事前に取るには次のサイトを利用するとよい。
★予約（韓国語） ･･･電話予約をしよう
http://www.hanokmaeul.com/bbs/board.php?bo_table=reserv
★韓屋村紹介（日本語）
http://hanok.jeonju.go.kr/FLSite/default.aspx?lang=JPN
夕飯は釜山では見たことのないものにした。
「カルビ鍋 갈비전골」
値段は1人前7,000ウォンだった（ライス공기밥1,000ウォンは別）
夕飯までの1時間あまり、
宿からとことこ散歩をしたが、その様子を紹介しよう。
亭子 정자
全州韓方文化センター 전주한방문화센터 ※韓国では漢方を韓方という
おしゃれなカフェ 멋진 카페
韓国風駐車場に整然とならんだ車 한국식 주차장에 깔끔하게 주차된 차들
お土産やさん 기념품가게
昔風の建物と塀 옛날 분위기의 건물과 담
路地 골목길
噴水 분수대
カフェ 카페
韓屋村のメイン道路 한옥마을을 가로지르는 도로
おしゃれなレストラン 넘넘 아기자기한 레스토랑
豊かな緑 나무도 무성하다
愛らしい花屋さん 넘넘 앙증맞은 꽃가게
アートな雰囲気の建物 예술 그 자체인 건물
校洞アートという美術館 교동아트라고 하는 미술관
茶房 다방
ここはたぶん宿泊ができる体験施設 아마도 숙박 가능한 체험시설
屋根がとても古くて特徴的 지붕을 보라, 아주 오래된 것 같다.
焼きたてのパンが食べれるという。 갓구운 빵을 먹을 수 있다고 한다.
曲水の宴が開かれるという人工的な小川 냇가에 술잔을 띄워 즐기는 행사를 한다고 한다.
「歩きたい街」というネーミングの通り 걷고싶은 길이란 이름의 길
豊南門が遠くに見える 풍남문이 멀리 보인다
旧全羅北道庁 구전라북도청
豊南門 풍남문
殿洞聖堂 전동성당
聖堂から豊南門方面 성당에서 풍남문 방면으로 가는 길
聖堂と慶基殿前の食堂（ビビンバ屋さん） 성당과 경기전 주변의 식당(비빔밥집)
全州客舎전주객사（朝鮮王朝時代のもの 조선시대 건물）
地方の迎賓館のようなところ。
殿洞聖堂 전동성당 … 1914年に完成
殿洞聖堂の付属施設（師弟館） 전동성당 부속건물인 사제관
慶基殿 경기전
李氏朝鮮王朝のルーツとなるところが全州です。
なのでここをルーツにしている李さんたちは自ら「全州李氏」と名乗ります。
慶基殿は李氏朝鮮王朝を立てた「太祖 李成桂」の霊を祭る施設となっていて
文禄慶長の役で一部が焼け、1614年に再建したという。
慶基殿周辺 경기전 주변
夜は近くのカフェで開催されたミニコンサートに出向いた。
現代風の楽器と伝統楽器が奏でるクラシックコンサートだった。
人は少なかったが、静かに更ける全州の夜を満喫することができた。
今回の旅行を総合してみると
とても「ゆったり」とした時間を過ごすことができた。
伝統あり、美食あり、音楽あり、暖かさありの
昔懐かしい韓国を体験することができた。
日本の皆様にもぜひおススメしたいです。
○ 全州までの移動方法（日本語）
http://tour.jeonju.go.kr/open_content/japan/tour/traffic/airplane.jsp
● 地図
○ 全州市紹介映像
● 全州市について（ウィキペディア）
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%B7%9E%E5%B8%82
全州市のスローガン「世界をまぜる 세계를 비빈다」
英語のスローガンよりずっと格好いい。