闘病ブログほぼ2周年。 | 50代夫が大腸がんステージ3cから再発。がんと共存療法中。

50代夫が大腸がんステージ3cから再発。がんと共存療法中。

2022/07/14 S状結腸がん手術(ステージ3c)
同年9/16からゼロックス療法開始
2023/9/5再発(腹膜播種)ステ4
2023/9/21からIRIS(イリノテカン+S-1) + ベバシズマブBS

このブログは夫が大腸がんになってからすぐに始めたものではなく、7月頃かな?そのくらいに手元のメモを見ながら遡って書き始めたものですが、記事としては2022年の6月からあるので2周年ですね。

 

ずっと見守ってくださっている方・初めましての方、ありがとうございます。

 

大腸がんの寛解を目指して書いていたブログですが、今では再発をしてしまい手術不能ガンと共存するブログに変わりました。

残念ながら寛解というゴールは現時点で消えてしまい、終わりの見えないエンドレス抗がん剤という道を歩いています。

 

この2年の間に夫とは特にお酒のことを中心に衝突し、分かり合えずにもうダメかもしれない…と思ったこともあります。

支えきれないと思ったことも。

 

患者本人より家族の方が先に力尽きることってけっこうあるんじゃないかと思ったことなんかもありました。

 

それでも何だかんだと乗り越えてずいぶんと強くたくましくなっている経験というのは、社会の中でも役に立っています。

夫の大腸がんと比べたら大抵のことは自分にとっては大したことは無いんじゃないのか?と思うようになり、物事も人間関係も取捨選択も上手になりました。

 

夫が仕事の文句を言わなくなったのも大腸がんになってからです。

おそらくガンと比べれば仕事の不満もちっぽけなことであり、働けることに感謝をするようになったのではないかと思います。

 

夫がガンになってよかったなんてことはありませんが、ヒトとしてずいぶん成熟するきっかけにはなったのは間違いありません。

 

たくさんフォローしていただいているにも関わらず、いつも一方的な発信を続けています。

私は某ブログサービスにて相互フォローに応えてしまい、書いて読んでいいねつけて・・・の日々に疲れて自滅経験があります。

このブログを始めた時の自分との約束ごととして同じ轍は踏まない・気を遣わずにブログを書こうと決めています。

 

同じような病状でも治療経過や検査の結果までおそろいというわけにはいかず、時にこちらは良い結果・購読先は悪い結果ということもあります。

もちろんその逆もあるわけですが。

そんな時に遠慮して喜びを書けないようなブログはイヤです。

 

以前、RAS遺伝子変異があったことについて書いた記事で、「BRAFのほうではなかっただけ良しとします」みたいなことを書いたらコメントで反論が来てしまったんです。

BRAF陽性の人が読んでいたら傷つくだろうみたいな。

 

そういうことを気にし始めると何も書けなくなってしまい、自分のブログでは無くなりそうな気がしました。

そのこともきっかけの1つとなり、コメント欄も閉鎖をしました。

 

なので現在と同じブログ発信スタイルは変更することはありませんが、お時間があればおじさんの頑張りや毎日のむすめの写真をみにきてくださると嬉しいです。

 

もしですね、聞きたいことなどあればサイドバーの「メッセージを送る」みたいなところからご連絡ください。

私が答えられる内容であれば返信をします。

 

 

昨日も夫はとても元気でした。

もちろん下痢もなく穏やかに1日が過ぎました。

 

ホームセンターでバイクいじりの工具やら何やら買って来たようです。

レシートだけポイっとカウンターに置かれていたので、これは「paypayで送金してくれ」の合図です。

 

夫が何か買ってくるとこのシステムでお金を送るわけですが、レシートを見るとわけのわからないボルトとかランチバッグとか印字されていて結構面白いですよ。

ランチバッグは持ち歩く薬にあわせてポケット付きのものを買ったのだとか。

小遣いで買う時と家計に請求してくる時と夫の中で区別があるらしいのですが、基準は謎です。

 

ホームセンターで楽しく買い物する元気があるだけでいいです。

そんな気力すら無くしてしまったら寂しいんで。

 

これは昨日の食事の一部。

デザートのマスカットと蒸し鶏サラダ(手作りドレッシングが別にあります)

 

サラダにはセロリも入れておきました。

 

わたしがよく行くスーパーでは火曜日と水曜日に98円均一を開催していることが多いという事を知りました。

夏のエアコン点灯式の日が近くなりつつある今、少しでもお得に買える日に立ち寄ってみようと思います。

 

現状維持・ガンの縮小が認められている今のような時間が少しでも長く続くよう、私が出来る数少ない事の1つが日々の食事の用意です。

 

物価高の影響を何とかかわしつつ、夫の好きな食材を摂り入れながら普通に美味しく食べてもらえればと思っています。

 

2年前に撮影したむすめ。夫の一番の薬です。

 

 

今は例え寛解の道を閉ざされ、手術すらできない身でも新しい光が舞い込んでくるかもしれません。

 

病気は違えどこういうニュースは希望です。

 

ところで、チニブってつく薬って不治の病みたいな症状に有効なことが多い気がしませんか?