沼津で飲み歩き その3 | A DAY IN THE LIFE WITH MUSIC

沼津で飲み歩き その3

その2からの続きです。

 

 

夕方17時過ぎに起床、飲み歩き夜編の始まりです。

まずは沼津駅北側景子にある居酒屋「海老や」へ。

 

沼津駅は南北分断問題というのがあり、とにかく駅の北側と南側とのアクセスが超不便なのです。

南側からだと駅北へ行くのに駅の西側からぐるっと数百メートル迂回しなければならず、駅を通過すれば数秒でいけるも通り抜けの場合はICカードが使えず150円払って入場券で入らなアカンという謎設定。

 

迂回して北側クリステルへ向かいます。

 

というわけで件の「海老や」、なんかネットで調べると

「沼津で飲むならここだけは行っとけ」

とか

「あの吉田類も来てたで」

とかいろいろ言うので定休日と営業時間を調べて行ったらばなんと!

 

臨時休業でした(泣)

 

わざわざ迂回して北側まで行ってこれよ。

ま、でもせっかく北側に来たのでそのまま戻るのもあれやしな、というわけでその辺の居酒屋へ。

「たばちゃん」というお店。

 

気を取り直して赤星で乾杯。

こんな臨時休業ネタいらんねやけどなーなどという思いを払拭してビールに集中です。

 

そして鯵の造り。

なんか鯵ばっかり食ってるけど、MajiでOiしい5秒前。

 

それから豆富煮と玉子煮、「豆腐」じゃなくて「豆富」なのがミソ、いやミソじゃなくて豆腐、いや豆腐じゃなくて豆富。

こういうのでいいんだよ。

 

 

 

そして濃いめのレモンサワーに、

 

海老餃子、

美味しかったです。

 

 

さーこっからバーに繰り出すか、とまず向かうはバー「ビクトリー」。

グーグルマップを見ながら訪れるとなんと!

ここも臨時休業でした(泣)

あとで聞いたところによると、この店は元旦くらいしか休まないお店だそうで、

「そのピンポイントの休みの日に訪れたのは逆にレアですよ」

とか言われたわ。

わかりにくく例えるならハーデスで押し順間違いでペナ中に全回転GOD引くようなもんか。

「海老や」といい「ビクトリー」といい、薄いところを引いたわけやけどこんなレアな引きいらんわ。

 

 

というわけでお次は「TOM'S BAR」。

 

ここがね、めっちゃいいバーでした。

「沼津でバーに行くならここだけは行っとけ!」

と声を小にして言いたいです。

 

まずはさっぱり柑橘系のロングカクテルを、とお願いして出てきたのがレモネードを絞ったカクテルで、

レモネードというのはレモンとオレンジを掛け合わせた地産のフルーツだそうで、そのまま食べれるレモン的な果物でこれが果肉の粒感が残っててさっぱりしていてめっちゃ美味しかったです。

 

 

チャームは燻製ナッツ、なんか瞬間燻製のバーナーみたいなのを出してきてその場で一瞬で燻製感を出せるとかなんとかかんとかで、

煙いツマミに合うのは煙いウイスキーやろ、というわけでアドテン(アードベッグ10年な)を。

なお店内暗い中で写真撮ってたらわざわざ電気スタンド出してくれました。

どうだ明るくなったろう。

 

そしてそこからバーの話題になり、神戸のバーの話になり、

「そういや先週サヴォイオマージュの森崎さんが来られてましたよ」

とのことでした。

日本は広いようで狭い・・・のか?

 

で、そっからカクテル世界大会の話になり、なんでもマスターは2006年の世界大会で2位を獲得したという実力の持ち主で、そのときのことをいろいろと聞かせてもらいました。

そのときのカクテル名が「エターナルフレーム」というもので、

 

「そういや昔バングルスに同名のヒット曲がありましたね」

「ご存じなんですか!実はそのバングルスのヒット曲から取ってるんですよ」

「!!!」

 

というわけでそこからしばし80年代洋楽談義に。

「邦題は「永遠の愛の炎」でしたっけか?」

などと言うたのですがあとで調べてみると「胸いっぱいの愛」でした。

「永遠の愛の炎」はチープ・トリックのほうやった。

 

というわけで世界大会2位の「エターナルフレーム」を頂きます。

 

これがね、フルーティーでめちゃウマよ。

そしてここでもマスターのこだわりが。

巨峰のリキュールを使用しているのですが

「巨峰ってどういう意味かご存じですか?」

「ん?大きな山とか、そういう意味でしょうか」

「ということは・・・つまり?」

「!!!もしかして・・・富士山ですか!」

「そうなんです!下伊豆から見た富士山のことを巨峰と言うんですね。」

なんというマメチー(豆知識)!

日本代表ということで世界に向けてのネーミングや見た目そして日本及び地元の巨峰にこだわるというその考え抜かれたセンスと戦略及びバーテンダーとしての矜持に感服ですわ。

「世界大会ということなので勝負に出ました。」

結果を出した人のいう台詞は説得力があってかっこいい。

ワイも一度は口にしたい台詞でありんす。

 

 

お次はバー「フランク」。

ここはトムズバーのマスターに教えてもらったお店で「びゅうお」のバーマップになぜか出ておりません。

わざわざ電話して空きを確認して予約までしてくれて行き方まで教えてもらいました。

「良い旅を」

この台詞も決まってたわ、「酔い旅を」かも知れんがな。

 

まずは「フランクハイボール」なるものを注文。

なんかボトルのラベルが超ボロボロなんやけど、ここはハイボール用にいくつかのスコッチを複数配合しているのだとか。

秘伝のタレならぬ秘伝のハイボールというところか。

美味しかったです。

 

なおこのお店は開業から56年くらい経つそうで、ワイが生まれた頃からあるんか、と考えると感慨深いですな。

そして月曜日の夜だというのに店内大盛況、お客さんいっぱいです。

 

オリジナルカクテル?のシシリアンドライバーを。

ウオッカをトマジューで割って地元産のブラッドオレンジのスライスを乗っけたもので、これも美味でした。

 

最後はマティーニ。

いかにも地元で愛されている老舗のバーという雰囲気で親しみのあるお店でした。

まさに「フランク」。

御年80歳近くかと思しきマスターが

「ところでサヴォイの木村さんは元気でやってるんかね?」

と、ここでも神戸のバーの話題が。

日本は広いようで狭い・・・のか?

 

 

お店を出て夜の沼津を酔歩します。

 

〆はその辺のラーメン屋、「六文亭 めん房」というお店。

 

ラーメンと小ライスそして餃子。

 

 

こういうのでいいんだよ的昔ながらの醬油ラーメン、なるとが入っているのがいいですな。

美味しかったです。

 

そしてそのままホテルに戻り爆睡。

この日は18000歩ほど歩きました。

長い長い一日やった。

 

~その4へ続く~