飲み歩きと聖子ちゃんNight @三宮 | A DAY IN THE LIFE WITH MUSIC

飲み歩きと聖子ちゃんNight @三宮

急遽仕事が休みになったので飲みに行くのです。

隙あらば飲みに行く、隙なければ飲みに行かない。

そしていつものように無駄に長い記事なのです(文字数2600)。

 

というわけで9月22日(金)、夕方からの三宮での立ち回りです。

まずは「スタンドごん太」、どこで飲むか特に決まってなければとりあえず「ごん太」に行っとけばいいのです。

安くて旨くて汎用性の高いのがごん太のいいところ、ワイに子供がいたならきっと名前をごん太にしていたでしょう(女の子)。

 

とりあえずごん太からのとりあえずビール、

とりあえず写真を撮ってとりあえずプハーとやるのです。

 

この日は平日の夕方だったせいか店内は閑散としており、スタンドごん太でこんなにもゆっくりと飲めたのは初めてよ。

 

つまみはいつもの圧倒的厚揚げに、

 

きのことベーコンの和風バター炒め、

店内は60~70年代のソウルミュージックが流れており、オーティス・レディングを聴きながら厚揚げを齧り、アレサ・フランクリンを聴きながらきのことベーコンをむしゃつくのです。

なんというグルーヴィーな立ち飲み。

こういうのでいいんだよ。

 

ビールおかわりしてアジフライを頼み、

ほろ酔いで次へ。

 

 

二軒目は「書庫バー」というお店。

なんでも本がたくさん置いてるバーだということで前から気になっていたのですが今回初訪店となります。

 

開店(17時)と同時に入店、なるほど本がいっぱいあるわ、っていうか書庫バーちゅう名前やし。

 

 

 

まずはオールドパーを。

 

例によって例の如くの貸切もえ状態、

外の景色を眺めながらの明るいうちからバーで飲むウイスキーは最高ですよ。

 

本は自由に読んで構わないということだったので数ある書籍の中ワイがチョイスしたのは、

「官能小説用語表現辞典」。

「やあねえ」などと眉を顰める貴婦人方もおれらるかと思いますが、これも勉強の一環なのですよ。

官能小説界の文豪たちのレトリックをパラパラと堪能したわけですが、

カトリーヌというのは初めて聞いたわ。

いやその前にタフボーイのほうも初耳よ。

イカレた世界へようこそ。

 

二杯目はオールドグランダッド。

 

 

そして本も二冊目、

「昭和のレトロパッケージ」というムック本的なやつ。

昭和を生きたおっさんおばはんが泣いて喜びそうな画像の数々。

そういやこんなんあったなー、などとノスタルジーに浸るのです。

まさにノスタル爺やな。

 

 

 

ちゅうわけで時間が来たので「聖子ちゃんNight」の開催店である「みにとまと」へ。

今回、本来はティファニー(仮名)と来る予定でしたが、ティファニー(仮名)が急用で来られず、ワイ一人での参加となりました。

次回はティファニー(仮名)と来れるかな、とティファニー(仮名)がゲシュタルト崩壊してゆくのです。

 

 

 

 

主催者である芦ひろさんとMさんに迎えられてのこのイベント、今回は参加者が全員で5人というこじんまりとしたものでしたがその分まったりと盛り上がったというか、大いに語りました。

トークが盛り上がると写真が雑になりますな。

 

 

 

 

 

 

まあワイは聖子ちゃんのガチファンとかじゃなくむしろライトなリスナー程度ではあるのですが、それを踏まえてのさまざまな視点から聖子ちゃんの音楽を考察し、いろいろと語らせてもらいました。

 

「古参が新参にマウントをとる行為は愚の骨頂」

「音楽理論やデータベース的な蘊蓄なんかはあくまでスパイス的なもの」

「音楽は理屈で聴くものじゃなくて楽しむもの、知識をひけらかすなんかは「音楽」じゃなくてそれは「音学」だ」

「音楽は比べるものではない、山本周五郎に「鼓くらべ」という小説があって云々~」

など、聖子ちゃんの音楽というよりも音楽そのものの在り方について語りましたとさ、異論は認める。

 

 

そして「マリオネットの涙」、ワイはこの曲の歌詞が亡くなった岡田有希子について歌ったものであるという持論を展開、

「ピンクのボタン」

「運命に負けて君が選んだ」

「だからCome Back To Me」

直截的な言葉は一切ないものの1986年夏のリリースで、聖子ちゃん史上これほどまでにただただ悲しいだけの歌が他になく、でもだからといって具体的なことを歌うわけにはいかない、ワイはそういう風に受け取ったのです。

事務所も同じサンミュージックですしね。

 

「糸をちぎられたマリオネットみたい」

という部分は聖子ちゃんの心境であると同時に、歌って踊るアイドルそのものがマリオネットであり、そしてその糸がちぎれた=亡くなった、ということを示唆しているのではないかとワイは思うのです。

まあ作詞は松本隆ですが。

というようなことをアツく語りました。

 

 

あと、

「聖子ちゃんはなぜ東京ドームでやらないのか?」

「神戸公演があるとしたら国際会館か?」

「新宿ゴールデン街に「夏の扉」という飲み屋があるよ」

「ジャズアルバムは今秋に出るらしい」

「夜ヒットで「硝子のプリズム」を歌ったのは「ロックンルージュ」が番組スポンサーのライバル会社のタイアップ曲だったから」

「「せきとうおうりょくせいらんし(赤橙黄緑青藍紫)」で虹の七色の順番を覚えたよね」

「バーってやっぱりお値段高いんじゃないの?」

といった話題で盛り上がりました。

 

さらには

「他の歌手が歌う三浦徳子と小田裕一郎コンビの楽曲ってどれも初期の聖子ちゃんテイストがあり、聖子ちゃんが歌っていたらなあと想像しながら聴くのも楽しいですよね」

てなことで沢田富美子の「ちょっと春風」と石川優子の「クリスタルモーニング」を挙げましたが、こういうのもシュッとYouTubeで聞けるなんて良い時代になりました。

 

 

 

あと店のスタッフのリンちゃんと中国語の勉強をして再見。

ちなみにスマホ(携帯電話)は手机(ショウジー)と言います。

机は機械の意味(機の略字が机)。

アイフォンは苹果手机(ピングオショウジー)、苹果は林檎つまりアップル、これマメチー(豆知識)な。

ペンパイナッポーアッポーペンは中国語でどういうか?は知らん。

とっても楽しい夜でした。

 

 

〆は「第一旭」でAラーメン。

 

普通に美味しかったです。

 

ジュニア(JRな)で乗り過ごすことなく無事帰宅そして爆睡。

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