どうしてこんなことになったのか。
答えはシンプルで、この春息子が3年生に進級し今までより通学バスが1時間も早くなったからだ。
そして母子で朝に弱いからだ。
この春、通学バスが8時半→7時半に突然変更になった。
遅い時間のバスは低学年用。
そして3年生はもう低学年ではない。
朝が弱いからと甘えられない年齢になったらしい。
当然早寝早起きが必須になる。
夜は色々繰り上げしがんばって子どもたちを20時半頃に寝かせる。
わたしもなるべく早く寝る。
朝、がんばってわたし6時50分に這うように起きる。
とりあえず顔だけ洗って息子の朝ごはん、お弁当水筒の準備。
7時15分に爆睡中の息子をフトンから引きずり出し、朝ごはんをなんとか食べさせる。
そっから急いで母子で着替えて7時半に家をでる。
ここまででさえ超バタバタ&ヒヤヒヤ。
なのにこの時間に特に起きる必要のない4歳の娘、ぱっちりと目を覚まして元気に起きてくる。
そして私に色々とリクエストしてくる。
川和田家の中で唯一朝に強い娘、朝からテンションが高い。
朝に弱く瀕死状態の私とはひどく温度差がある。
ママ、お腹すいた~〇〇食べたい~
ママ、〇〇のおもちゃどこいった~?
ママ、あそぼ~
ママ、本読んで~
ねえママ、笑って~
いや、笑えないでしょ。
この時間にあなたの要望聞いてる余裕ないのよ、まだ寝ててよ。
お兄ちゃんを送り出すのが最優先なのよ。
彼を送り出したらゆっくりできるからちょっと待ってて。
と言いたくなるし実際言ってるけど、娘、そんな私の戯言は聞いちゃいない。
結局イライラバタバタ。
これが一連の流れ。
そうなのだ、自分の身支度、化粧はもちろん髪の毛をセットしている時間などないのだ。
(髪の毛セットといっても軽くブローするだけだけど)
というわけで朝の清々しい空気の中、すっぴんボサ髪で息子とともにバス停へGO!
前髪にピンさしたまま。
どうせ誰も見ちゃいない。
3年生までは保護者がバス停まで送迎するのが学園のルール。
あと1年の辛抱。
運転手さんは男性だけど車越しに会うだけだし、そもそもアラフィフの保護者の見た目など全く気にしないだろう。
他の保護者とも鉢合わせるけど、もうこの際気にしちゃいられない。
でも、それでも、
すっぴんボサ髪で外出るの、ちょっと勇気が必要だった。
一応これでも街中だもん、通行人それなりにいるもん。
しかし1回やってしまえば2回目以降はきっと平気になるだろうし、実際気にならなくなった。
しかしこうやって年齢を重ねるごとに女を捨てていくのかと思うとちょっと心苦しい。
でもでも、朝弱いのよ~ これ以上早く起きられないのよ~急には。
でもでもでも、別に誰も気にしてないしすっぴんボサ髪だってまあいいかと思うけど…うーん、でもでもでもでも~
という葛藤も含めた、この春のささやかな冒険。
しかしこうやって早寝早起きすると景色も過ごし方も変わってくる。
1時間繰り上げただけで時間の使い方が変わった。
このままいい方向にいくといいな、早寝早起きが定着するといいな。
願わくばバッチリキメキメとまでいかなくとも、少しは身だしなみ整えてから清らかな朝に繰り出したいな。
それにしても改めて起床時間を考えてみると、世間一般的には決して早いとは言えない。
OL時代のほうがよほど早起きしてたよ。身軽とはいえ。
どんだけ母子で朝が弱いのか。
春は変化の季節。
どんな変化も前向きに受け入れて人生を何倍も味わいたい。
たとえそれがこんなささいなことでも(^^)