実に約3年ぶりだろうか。
映画館に映画を見に行くのは。

映画館ラストは…新ゴジラだったっけ?
いやいや、エヴァンゲリオン完結編を見に行ったんだっけ?
もはや思い出せない。

少し前に夫と映画館に「エブリシングエブリウェアオールアットワンス」を見に行ってきた。




映画館に長らく足を運んでないと、そして毎日慌ただしく過ごしていると、急に「明後日映画行かない?」なんて誘われたところで重い腰がどっこらしょとなかなか動かなかったりする。

実際、「うーん、今回はパス」と一度断った。
1週間くらい前に言ってもらえたら時間調整できたんだけど、とか、あれこれ「行かない言い訳」を並べたてた。

でも夫は引き下がらなかった。
どうやら彼は以前、一人でこの映画を見たらしい。

すごく良かった。
アカデミー賞を取った。
作品賞をはじめ、7部門受賞した。
カンフー映画としては初の快挙。
しかも主演女優賞は60歳の女性。

その他もろもろ熱意を込めて訴えられたら、「うーん、やっぱ行こうかな」なんてなるわけで。

これがまた、映画館まで足を運んで大正解だった。

ド派手なカンフーアクション、
笑える下ネタ満載ながらも奥深いテーマ、
なんといっても登場人物のほとんどがパッとしない人物ばかりで親近感を覚えたし、映画のシチュエーションは現実離れしようとも、しっかり感情移入し共感してしまった。

映画終了後は何とも言えない爽快感を感じた。
だけど正直、よくわかんない箇所も多かった。

その後夫とパンフレットに助けられ、この映画の奥深いテーマを紐解いたとき、はっとした。

日常を大切に生きよう、
人にやさしくしよう、と思った。

解説を聞いたあと、よりこの映画の登場人物の誰もが愛おしく思えたし、不器用ながらも懸命に生きる自分や家族や周囲の人たちに愛おしさを感じた。

人間て愚かな生き物だけど、毎日パッとしなくても、うだつが上がらなくても、それ自体がかけがえのない大切なもの。

大切な人を大切にしよう。
ときにしょうもない日々が続いたり、やるせなくて死にたくなっても。
他人を羨んで自己嫌悪に陥っても、みじめに思えても、人生を無意味に感じて投げ出したくなっても。

そんなことを感じた類まれなる傑作、「エブリシングエブリウェアオールアットワンス」、何度も見たくなる大好きな映画のひとつになった。

やさしい気持ちになりたいとき、
大切なものを思い出したいとき、
笑ってスカっとしたいとき、
刺激を追い求めてるとき、
おススメです。

配信やレンタルで見られるので要チェック!!(^^)

 

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