夾竹桃(Oleandere)の毒性
成分
葉に強心配糖体のオレアンドリン(oleandrin)の他、ネリアチン、アジネリン(adynerin)、デアセチルオレアンドリン、ウルソール酸、オレアノール酸、樹皮にジギトキシゲニンあるいはウザリゲニンの配糖体であるオドロシドA、B、D、F、G、Hの他、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸などを含む。
毒性
■oleandrinは、植物全体に含まれ、毒性は青酸カリよりも強く、致死量は0.30mg/kgで あるとされる。フランスで発生した死亡事故について、警察の調査によると、7人が死亡した際、バーベキューの串に使っていたのが、夾竹桃の枝だったという。火に焼かれることでoleandrinが染み出し、肉や野菜にも染み込んだ。その食材を食べた為、7人もの人間が死亡してしまったという。また、oleandrinは熱によって分解されにくい性質があり、生木のまま燃やすと、その煙にも毒成分が含まれる為、吸い込むと危険であるという。その為、十分乾燥させ、燃やしているときは近づかないように注意する。
使いようで毒にも薬にもなるのね・・・
夾竹桃のうた
すてきな曲です。1970年を目前に控えた60年代後半は、あらゆる意味で激動の時代でした。ベトナム戦争、沖縄返還、安保、などなど。こうした時代を反映したうたごえの名曲がこの時期に多数生まれています。この曲の作曲者、大西進さんの曲だけでも、「あかつきの空に」、「祖国築くわれら(中央合唱団二十周年記念創作曲)」、「あたらしい太陽は昇る」などがあります。
夾竹桃、歌の通りですが、原産はインド。高さは約3mにもなります。
この種から抽出されるストロファンチンという物質は強心薬の原料になるそうです。
夾竹桃のうた
【作詞】 藤本 洋
【作曲】 大西 進
1.夏に咲く花 夾竹桃
戦争終えた その日から
母と子供の おもいをこめて
広島の 野にもえている
空に太陽が 輝くかぎり
告げよう世界に 原爆反対を
2.夏に咲く花 夾竹桃
武器をすてた あの日から
若者たちの 願いにみちて
長崎の丘に もえている
空に太陽が 輝くかぎり
告げよう世界に 原爆反対を
3.夏に咲く花 夾竹桃
祖国の胸に 沖縄を
日本の夜明け 告げる日を
むかえるために もえている
空に太陽が 輝くかぎり
告げよう平和と 独立を
【別詞】3.夏に咲く花 夾竹桃
非核を誓う 町々が
くまなく地上 うずめつくして
明日を歌えと 燃えている
空に太陽が 輝くかぎり
告げよう世界に 原爆反対を
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