昭和のころと違い現在は中学受験は当然のように行われるようになっています
昭和から中学受験はありました。麻布、女子学院、桜蔭中などは高校からの募集をしていませんから入学するには中学受験をしなくてはいけません。
昭和や平成の前期のころの中学受験をする方々は強い思いがあって行っている方がほとんどです。
カジュアルに中学受験をするというより、我が家では中学受験が当たり前だから、必ずするし通う、という強い意志がありました。
実際、現在の四谷大塚とは違い、四谷大塚はとても威厳がありました。
日曜テストをどこの教室で受けるかでその人のランクが分かりました。
中野の1組、お茶の水の1組、などなど。
そもそも中学受験はしなくてもいい受験です。
地元の公立中学に通えばいいのですから。
しかし、私立校の中には中学受験をしないと入れない学校があります。
高校募集をしていないか、していても少人数という学校です。
そのような学校に入学するには中学受験という手段になります
その学校に入学して通いたい理由は何なのか?かつては多くの学校で面接試験もありました。
親御さん自身が通っていた、その受験生の兄弟が通っている、学校見学に何回も行ってその学校の良さを理解している、など学校に対する思いの強さはありました。
かつての中学受験は公立小学校の中でも少数で、変わり者のような目で見る人もいました。
私立中は何がいいのでしょうか?
大学の合格実績が高い?
英語の時間数が多い?
中学高校は、13歳から18歳という多感な時期の生活の場です。
そこでの出会いや体験は非常に成長に影響を与えます。
私立のいいところは先生方の異動がないところです。
いわゆる恩師という先生が卒業後もいてくれます。
私立は教育方針や教育目標はしっかりしています。
公立中学にも通知表に教育目標が書かれていますが、お題目の感じです。
例えば、先生が不祥事をしたとしましょう
公立学校は上司の校長や管理担当の教育委員会が出てきて、不祥事をした本人を隠してしまいます。どのように世間の目からマスコミから逃れようかと、各人の自分の地位を守るために必死です。
私立中学校が不祥事をすれば、自分のところで何とかしなさい。ということになります。
教育委員会は管轄外ですから。
その分、私立中学高校は学校運営への強い責任感はあると思います。
もちろん経営的な意味でも不祥事は私立にとっては大打撃です。
私立学校を見るポイントとしては、まずは先生を見ましょう。
どんな先生方がいるのか、説明会やオープンキャンパスで先生方に積極的に話しかけましょう
そして、在校生を見ましょう。在校生の様子を見ましょう。生き生きしていますか?
そして、掲示物を見ましょう。その学校の連絡事項やイベントが垣間見れるかもしれません。
そして、説明会やオープンキャンパスでの先生方のチームワークや段取りの良さを見ましょう。
明らかに上下関係が外部の人間からも分かりやすいような関係であるのはいただけません。
お子さんはその先生方に習うのですから。
私立中はわざわざ電車やバスに乗って通います。
それなのに学校に行きたくないと言い出したら、どうしましょう。
信頼できそうな学校に通わせたいですよね。
説明会では大学の合格実績だけの自慢で終わった校長の話を聞かされたら、
その学校は実態はどうだろうかと疑いたくなります。
自校のアピールが大学合格実績だけでは魅力的な学校とは言えません。
まさに、ハイテクな教育ツールを使っている学校であっても、血の通った教育をしているかどうかを見るべきです。血が通った環境の中では血が通った教育がされそのような人に成長するでしょう。
ここまで読んでいただいてお気付きだと思いますが、このように学校選びができるのが私立中の良さです。
地元の公立中では選ぶことはできません。
私立中に通わせて失敗したという方も多くいます。
しかし、それは通ってみなければ分からないことです。
大事なのはその前に、学校研究することです。もちろん、受からなければ入れません。
子供たちはしっかり勉強しなくてはいけません。
モチベーションを高めるためにもお子さんを含めて学校研究をぜひしてください。
なぜ、お宅はその学校がいいんですか?
ネットの評判や知り合いの評判で見てはいけません。
自分の目で見て足を運んで先生方や生徒たちや設備を自分の目で見ましょう
6年間この学校に通いたい、通わせたい、そのように思える学校を見つけましょう。
最後に申し上げたいのは、中学受験はそのご家庭にとって大イベントです。
是非受験を楽しんでいただきたい。入試の日までのプロセスもすべて楽しんでいただきたい。
楽しく受験を乗り越えていってください。
苦痛の日々で中学受験をしないでください。
偏差値や塾内順位に振り回されないでください。
中学受験のものさしはそこではありません。
中学受験をしなければ国語の長文はこんなに読みません
理科や社会の知識はこんなにつきません
豊かな知識を得て、入りたい学校へ向かっていく、そのために創意工夫も生まれる。経験しなければできないことです。
お子さんの可能性は予想不可能です。伸びしろは無限大です。
明るく考えましょう。
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