中学受験は始めてしまうと後へは引けません。
後へ引くということは中学受験をやめるということです。
一度受験をやめると決めて塾などをすべてやめて、勉強もしなくなって、
でも、冬になってやっぱりやってみたくなって受験をしてみようと思う、
そんな生易しい世界ではありません。
中学受験をやらないと決めて学習環境も整理したら、もう中学受験の世界には戻れません。
中学受験をやめるのは簡単です。でも、やっぱりやってみようはできません。
でも、親も子も勉強やテストに一喜一憂したり、それどころか一喜多憂のような日々を感じている方もいるいるでしょう。
いっそ、受験をやめてしまえばどれだけ楽になるのか。
親子関係も場合によっては夫婦関係も保護者の方とそのご両親の関係、犠牲にしている受験生の兄弟たちのこと。
本人だって大変な思いしているんだし、受験やめましょうか?
入試に向かっての日々の生活の中で何が苦しめている原因ですか?
塾は嫌ですか?意外と学校と違う楽しさを感じていませんか?他校のお友達もできるし。
塾の授業は面白くないですか?授業は楽しいですよね。塾には指導要領という鉄壁のマニュアルはありませんから。
やはり、テスト結果でしょうか。どうしてもテスト結果にによって気持ちが振り回され、これで大丈夫かと不安になり、勉強の仕方を変えないといけないのでは?でも、本人を見ていると危機感は感じず、お父さんお母さんで意見が食い違い、志望校を考え直さないといけないのか?
一つのテスト結果で不安定な状況になりますよね。
どの受験生のご家庭でも同じです。
偏差値、塾内順位に振り回されないでください
受験を楽しむことなんかできるのでしょうか?
お子さんはだてに塾に通っているわけではありません。
算数という教科に振り回されて、算数だけが配点が高いのではないかと思われるほど、
中学受験=算数 ということを考えがちですが、
4教科の人であれば、理科や社会の知識はかなりついているのです。
理科でも社会でも勉強というよりはクイズのように子供の知識を聞いてみましょう
へーーー、そんなことまで覚えているのかーーー
最近塾で習った事柄を聞いてみてもいいでしょう。勉強と思わずに、うんちくのように。
純粋に知っている事柄には褒めましょう。テストの点とかの話はせずに。
国語では、国語の問題を解くだけでたくさんの文章を読んでいます。
読書好きの人よりも多くの文章に接していて読んでいます。
その文章に書かれていた内容にはとても面白いことが書かれていることが多いものです。
受験で使われる文章は決して悪い文章は使いません
国語の問題が解けるかどうかより文章をきちんと読んで内容を理解する。
文章が読めることが大切ですし、それを体験するだけでもかなりの文章に接します。
問を答えるテクニックの前に、文章が読めるかどうか、その文章に書かれていた内容で自分の知識が増える、そんな問題を解くだけで別な知識が増える、素晴らしいではありませんか。
中学受験をすることで、学校の教科書に載っていない知識も得られます
子供たちの知識は将来に向けての何よりも財産です。
そんな財産を日々、作り上げていると考えてみてはいかがですか?
テストの結果ではなく、知識のお城を日々積み上げながら作り上げていっている
お城の建築では、地震や台風でせっかく作ってもやり直しのこともしばしばです。
でも、積み上げてきた知識のお城は彼、彼女の中に残っています。さらに子供たち自身の成長によって、知識のお城建築において創意工夫が加わることがあるわけです。
『お母さん、ありがとう』
え?え?今何て言った?
突然、そんな言葉が出るかもしれません。実際に子供たちは、自分のテスト結果が悪いとお父さんお母さんが悲しむ、というのが悪い点を取りたくない理由の一つです。
中学受験をしなければ子供の成長は見られなかったと思うことは必ずあります。
受験を楽しむとは、子供たちが知識を増やすことを実感し、子供の成長に気付き、
子供たちがたくましくなっていることを見ることです。
小4、小5の親御さんは、自転車に乗る練習の補助輪になりすぎていませんか?
お子さんは一人で自転車に乗れるようになっても補助輪を付けている状態ではお子さんは成長できません。小6の親御さんが自転車の補助輪にいまだになっているようではお子さんは成長しません。お子さんのアイデンティティー個性出させましょう。
中学受験でのキーワードは子離れです
中学受験を楽しむためにも子離れから、お子さんを客観視できるようになりましょう
お子さんを見る景色が変われば、必ず受験を楽しめます
頑張れ!!
中学受験生&その家族